見出し画像

村上春樹作品を映像化することは難しいのか?

はじめに

かが です。
突然ですが、私は村上春樹が大好きです。

村上春樹。 
世界のムラカミ とも言われますかね。
国内よりも国外で、より人気を博しているとも聞きますが、
しかし日本国内においても多大な影響力を持った
代表作家さんだと思います。

今回は、村上春樹作品を、「映像化」することについて
語ってみたいと思います。


村上春樹の描く世界

村上春樹と言えば、『ノルウェイの森』と思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
2010年には、トラン・アン・ユンさんが監督を務め、映画化もされましたね。

本作は村上春樹の代表作であるんですが、、、
それと同時に異色の作品でもあります。
それは、『ノルウェイの森』が
村上長編作品ゆいいつの『リアリズム小説』であることに起因します。

本作は、不思議な世界も変な登場人物も出て来ません。(魅力的な人物はたくさんいますがね笑)
それゆえ、映像化しやすいものであったと考えられます。

しかし、、、
その他の作品を見てみると
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
『ダンス・ダンス・ダンス』
『スプートニクの恋人』

すべてSF的要素が含まれていますよね。
(例外は『国境の南、太陽の西』でしょうか?)

実際、異世界などが含まれる作品を映画化することは難しいです。
潤沢な資金が必要になってきますよね。
このことについては、『ドライブ・マイ・カー』を監督した濱口竜介さんが
『Brutus 村上春樹』のインタヴューのなかで語られていました。

「少ない資金の中でやるには、選べる原作は限られていた」(意訳)

本作『ドライブ・マイ・カー』は、
村上春樹の短編集『女のいない男たち』に収録された
『ドライブ・マイ・カー』、『木野』をもとに映像化映画化した作品です。

多くの賞をとり、話題になりましたよね。

そして、本作の特徴は、原作が短編ということではないでしょうか。

村上春樹自身も、
「短編なら比較的簡単に渡してしまう。自由にやって、的な感じで」(意訳)
とインタヴューで答えられていました。
原作が短い文、オリジナリティーをだせて、「映像化する意味がある」ということでしたね。

たしかに本作は素晴らしい映画でした。
映画独自の要素が、作品の雰囲気をマッチして、自分もその世界に入ったような感覚を得られました。

短編においては、リアリズム文体で描かれた作品も多くあり、映像化に向いているのでしょうね。
(眠り も映像化して欲しいな…なんて)


短編はほかにも…

村上春樹の短編は、いくつかが映像化されています。
全てではありませんが、いくつかのリンクを並べます。


『ハナレイ・ベイ』

『東京奇譚集』のなかに収録された短編『ハナレイ・ベイ』を原作としています。


『トニー滝谷』

短編集『レキシントンの幽霊』に収録された『トニー滝谷』が原作です。


おわりに

村上春樹作品を映像化するのはなかなか難しそうですね。
私は個人的に『国境の南、太陽の西』を実写化してほしいんですが、
ないだろうなあ…

2026年1月からは、藤原竜也さんが主演で
『世界の終りとハードボイルドワンダー・ランド』が舞台化されます。
いろいろな形で、原作を飛び出していくことは、
「村上主義者」のひとりとして嬉しいことです。

これからも、さまざまな媒体で広がり、
世界のムラカミ
そして
日本の村上
として楽しめればなと思います!

今回も読んでいただきありがとうございました。
次回の記事もゆるーく読んでいただけたら嬉しいです。

チャオ。

かが


いいなと思ったら応援しよう!