見出し画像

経営理念と社訓は、最後にここを押さえれば機能する。作る、使う、確かめる。実践編まとめ

経営理念や社訓は、こうすれば機能し始める

言葉を作る、現場に落とす、効いているかを確かめる

ここまで、
経営理念と社訓について、考え方と構造を整理してきました。

最後に残るのは、
「じゃあ、実際どうやるのか」
という話だと思います。

この実践編では、
難しいフレームワークは使いません。
現場で本当に回るやり方だけを整理します。

① どうやって言葉を作るか

いきなり作らない

最初にやるべきことは、
言葉を作ることではありません。

やるべきなのは、
自分(経営者)が何を基準に判断してきたかを振り返ることです。

・なぜ、その判断をしたのか
・なぜ、それは嫌だったのか
・どんな選択に違和感を覚えたのか

この「判断の履歴」を書き出します。

理念や社訓は、
理想を並べたものではなく、
すでにやってきた判断の共通項から生まれます。

ここを飛ばすと、
どんなにきれいな言葉を作っても、必ず形骸化します。

② どう現場に落とすか

説明しない。使う

多くの会社は、
理念や社訓を「説明しよう」とします。

説明会を開き、資料を作り、理解を求める。
ですが、これではほとんど定着しません。

やるべきことは一つです。
判断の場で使う。

・この判断は、理念に照らしてどうか
・社訓のどれに当たるか
・どこが引っかかるか

会議、相談、迷った瞬間に、
その言葉をそのまま使う。

理解は、後からついてきます。
先に「使用実績」を作ることが重要です。

③ どのように機能しているかを確認するか

会話を見れば分かる

理念や社訓が機能しているかどうかは、
とてもシンプルに確認できます。

・現場の会話に、その言葉が出てくるか
・判断理由として使われているか
・特定の人だけの言葉になっていないか

もし、
「社長しか言っていない」
「言われたときだけ使われる」
状態なら、まだ途中です。

逆に、
「それ、社訓的にどうですか?」
という言葉が自然に出始めたら、かなり進んでいます。

よくある失敗パターン

実践でよく見る失敗は、次の3つです。

  1. 最初から完璧を目指す

  2. 決めすぎて動けなくなる

  3. 決めなさすぎて判断が属人化する

理念や社訓は、
固定ルールではなく、判断を助ける道具です。

だから、
・使いながら直す
・違和感があれば書き換える
・運用の中で磨く

この前提が必要です。

決めるのは「軸」まででいい

細かいケースまで決める必要はありません。

・何を最優先するか
・迷ったとき、何に立ち返るか

ここだけ決まっていれば、
現場は自分で考えて動けます。

決めすぎると止まる。
決めなさすぎると迷う。

軸だけを決める。
これが、実践上の一番のポイントです。

理念や社訓は、経営を軽くする

理念や社訓を整える目的は、
統制でも、管理でもありません。

経営を楽にするためです。

・判断の説明がいらなくなる
・ブレたときの修正が早くなる
・人に任せられるようになる

結果として、
経営者が全部考えなくても回り始めます。


この記事が少しでも参考になったと感じたら、
ぜひ「スキ」を押してもらえると嬉しいです。

また、
・理念や社訓を作ったが、使われていない
・これから作ろうとしている
・一度、判断軸を整理したい

そんな方は、コメントで率直に書いてください。
内容によっては、記事や別の形で取り上げます。

この記事が、
「これは他の経営者にも読んでほしい」
と感じるものであれば、ぜひシェアしていただけるとありがたいです。

いいなと思ったら応援しよう!

鍵谷健/ビーレジェンド社長/経営自動化コンサルタント あなたの応援が励みになります!ご購読ありがとうございます。