Real Style ISMはこうして生まれた
私の著書『最強の社風と成長の原理 小さな会社だからこそ理念は力になる Real Style ISM』では、会社が成長していく過程で大切にしてきた考え方や価値観についてまとめています。
特別な経営理論ではなく、実際の経営の中で生まれてきた考え方を書いた一冊です。
■最初から理念があったわけではない
Real Style ISMという言葉を聞くと
最初からしっかりした理念があったように思われるかもしれません。
しかし実際は違います。
最初から立派な理念があったわけではありません。
会社を立ち上げた当初は
とにかく目の前の仕事に必死でした。
商品を作る。
販売する。
お客様に届ける。
毎日がその繰り返しでした。
経営理念を考える余裕など
正直ありませんでした。
■小さな違和感から始まった
ある時、
ふと違和感を覚えることがありました。
それは
同じ会社でも判断が人によって違う
ということでした。
例えば
あるスタッフは
お客様を第一に考えて行動する。
別のスタッフは
効率や利益を優先して判断する。
どちらが正しいというより
会社としての基準がはっきりしていない
と感じました。
この状態が続くと
会社の方向がバラバラになります。
そこで私は考えました。
「この会社は何を大切にするのか」
ということです。
■まず作ったのは「社訓」だった
そこで最初に作ったのが
経営理念ではなく
社訓
でした。
Real Styleには
次の5つの社訓があります。
お客様を幸せにする商品、サービスを提供する
向上心をもち、日々学び続ける
何がより良いかを常に考え、自ら行動する
小さな問題を放置せず、即改善する
笑顔とユーモアを忘れず、率先して仕事を楽しむ
これは
難しい言葉ではありません。
実際の仕事の中で
「こういう考え方が大事だ」
と思ったことを
言葉にしたものです。
■Real Style ISMという考え方
この社訓を軸に
会社の考え方が少しずつ形になっていきました。
例えば
お客様をどう考えるのか
商品づくりで何を大切にするのか
会社としてどんな行動を取るのか
こうした判断の基準が
少しずつ共有されていきました。
その積み重ねの中で生まれたのが
Real Style ISM
という考え方です。
ISMとは
特別な経営理論ではありません。
Real Styleが
大切にしてきた考え方の集合体なのです。
■文化は言葉にしないと伝わらない
会社を続けていると
強く感じることがあります。
それは
文化は言葉にしないと伝わらない
ということです。
最初は
経営者が分かっていればいいと思っていました。
しかし会社が成長すると
人も増えていきます。
新しく入る人も増えます。
そうすると
「この会社は何を大切にしているのか」
が伝わりにくくなります。
だからこそ
言葉にする必要がありました。
■Real Style ISMは経験から生まれた
Real Style ISMは
誰かの理論から作ったものではありません。
経営の中で
うまくいったこと
失敗したこと
学んだこと
こうした経験の中から
生まれてきたものです。
だからこそ
特別な会社だけのものではないと思っています。
どんな会社でも
それぞれの考え方があります。
それを言葉にすることで
会社の方向がはっきりします。
■理念は会社の未来を作る
会社が大きくなると
戦略やマーケティングが注目されます。
もちろんそれも大切です。
しかし私は
会社の土台になる考え方
の方が
もっと重要だと思っています。
Real Style ISMは
その土台を言葉にしたものです。
会社の文化は
自然にできるものではありません。
意識して作り
言葉にして共有する。
その積み重ねが
会社を強くしていくと思っています。
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