【子育て】動物と暮らすと「命」が身近になる
■ 動物は、可愛いだけじゃない
子どもって、
動物が好きですよね。
⸻
犬。
猫。
うさぎ。
ハムスター。
魚。
昆虫。
⸻
触ってみたい。
抱っこしたい。
飼ってみたい。
⸻
そう思う子は多いと思います。
⸻
でも、
動物と暮らすということは、
「可愛い」だけではありません。
■ 生き物には都合がある
お腹が空く。
⸻
喉が渇く。
⸻
排泄する。
⸻
眠る。
⸻
病気になる。
⸻
機嫌が悪い時もある。
⸻
人間の都合に合わせてくれないこともあります。
⸻
「今日は面倒だから散歩なし」
⸻
「今は遊びたくないから、ご飯はあとで」
⸻
そんなふうにはいきません。
⸻
命を預かるということは、
自分以外の存在を気にかけるということです。
■ お世話をすることで、責任を知る
僕は、
子どもにとって
動物のお世話はとても良い体験だと思っています。
⸻
ご飯をあげる。
⸻
水を替える。
⸻
散歩に行く。
⸻
掃除をする。
⸻
体調を気にする。
⸻
毎日続ける。
⸻
最初は
「やりたい!」
と言っていたのに、
そのうち面倒になることもあります。
⸻
それも経験です。
⸻
楽しいことだけではない。
⸻
好きだからこそ、
面倒なこともやらないといけない。
⸻
その感覚は、
子どもの成長にとって大切だと思います。
■ 動物は言葉で教えてくれない
動物は、
「今ちょっと怖い」
⸻
「もう触らないで」
⸻
「お腹が痛い」
⸻
と、人間の言葉では教えてくれません。
⸻
だから、
表情を見る。
⸻
動きを見る。
⸻
鳴き声を聞く。
⸻
距離を取る。
⸻
相手の様子を想像する。
⸻
こういうことが必要になります。
⸻
これは、
人との関わりにもつながる力です。
■ 思い通りにならない相手と関わる
子どもは、
犬を抱っこしたくても逃げられることがあります。
⸻
猫を触りたいのに、
嫌がられることもある。
⸻
虫を捕まえようとして、
逃げられる。
⸻
魚を飼っていても、
思ったように育たないこともあります。
⸻
その時、
「自分がしたい」だけではダメなんだと気づきます。
⸻
相手にも相手の気持ちや都合がある。
⸻
この経験は、
すごく大切です。
■ 命には終わりがある
そして、
動物と暮らす中で、
いつか避けて通れないことがあります。
⸻
それは、
死です。
⸻
どれだけ大切にしていても、
命には終わりがあります。
⸻
病気になることもある。
⸻
老いていくこともある。
⸻
昨日まで元気だったのに、
突然いなくなることもある。
⸻
子どもにとって、
とても悲しい経験です。
⸻
できれば経験させたくないと思う親もいるかもしれません。
⸻
でも僕は、
悲しいからこそ、
そこから感じることもあると思っています。
■ 命はリセットできない
今の子どもたちは、
ゲームや動画に囲まれています。
⸻
ゲームなら、
失敗してもやり直せる。
⸻
キャラクターが倒れても、
リセットできる。
⸻
でも、
現実の命は違います。
⸻
一度失った命は、
元には戻りません。
⸻
だからこそ、
生きている時間を大切にする。
⸻
今、目の前にいる存在を大切にする。
⸻
そういう感覚は、
本物の命に触れることで
少しずつ育っていくのだと思います。
■ 動物との暮らしは「感情」を育てる
嬉しい。
⸻
可愛い。
⸻
面倒くさい。
⸻
心配。
⸻
腹が立つ。
⸻
寂しい。
⸻
悲しい。
⸻
動物と暮らしていると、
いろんな感情が出てきます。
⸻
でも、
その感情全部が大切です。
⸻
子どもは、
楽しいことだけで成長するわけではありません。
⸻
悲しさも、
寂しさも、
心配する気持ちも、
その子の心を育てていきます。
■ 飼えなくても、触れ合う方法はある
もちろん、
すべての家庭で動物を飼えるわけではありません。
⸻
住宅事情。
⸻
アレルギー。
⸻
仕事。
⸻
家庭環境。
⸻
いろんな理由があります。
⸻
それなら、
動物園でもいい。
⸻
牧場でもいい。
⸻
友達の家の犬でもいい。
⸻
田舎へ行って、
牛や馬を見るのもいい。
⸻
虫を捕まえて、
観察して逃がすのでもいい。
⸻
大切なのは、
画面の中だけではなく、
本物の生き物と出会うこと。
■ 親子で一緒に感じてほしい
動物との触れ合いは、
子どもだけの体験ではありません。
⸻
お父さん、お母さんも、
一緒に触る。
⸻
一緒に世話をする。
⸻
一緒に心配する。
⸻
そして、
いつか別れが来た時には、
一緒に悲しむ。
⸻
それでいいんです。
⸻
親が悲しむ姿を見て、
「大切だったんだな」
と子どもは感じます。
■ 最後に
子どもに
「命を大切にしなさい」
と何回言っても、
その言葉だけでは
なかなか分からないことがあります。
⸻
でも、
小さな生き物を手のひらに乗せる。
⸻
犬の体温を感じる。
⸻
魚に毎日ご飯をあげる。
⸻
弱っていく動物を見守る。
⸻
そして、
命が終わることを知る。
⸻
そういう経験の中で、
子どもは少しずつ
「命」というものを感じていきます。
⸻
命を学ぶのではなく、
命に触れる。
⸻
これも、
子どもに残したい大切な体験の一つだと思っています。
