保育園〜小学生の頃、うまく言えなかった違和感
1. 周りと「少し違う」と感じていたこと
今振り返ると、
幼い頃から、周りと「少し違う」感覚を持っていた気がします。
当時の私は、それを違和感だとは思っていませんでした。
ただ、なんとなく居心地が悪い瞬間があった。
理由は分からないけれど、
しっくりこない感じだけが、心のどこかに残っていました。
それは、強い苦しさではなく、
説明するほどのものでもなく、
気にしなければ流せてしまうような感覚でした。
2. 保育園の頃のなんとなくの違和感
保育園の頃は、
周りと自分をはっきり比べることもなく、
毎日がただ過ぎていく時間だったと思います。
性別で何かを考えることもなかったので
違和感というか女の子の遊びより
男の子の遊びが好きでした。
ほとんど男の子に混ざって遊んでいました。
おままごとの時は
女の子にはお母さん役が人気でしたが、
僕には理解できませんでした。
そして、僕はいつも犬役を選んでいました!(笑)
遊びや役割、周囲の関わりの中で、
「楽しいはずなのに、少し違う」と感じる瞬間がありました。
そんな曖昧な気持ちを、
当時の私は言葉にできませんでした。
3. 小学生になって増えていったズレ
小学生になると、
周りとの違いが少しずつ見えるようになりました。
小学生の時、「ランドセルは黒がいい!」と
言ったことがあったかはよく覚えていません。
ですが、遊んだり一緒に帰るのはいつも同じ男の子たちで、女の子と遊ぶのはどこか物足りなく感じていました。
放課後は、ドッジボールやサッカーなど
帰ってから公園で遊ぶ時も男の子に混ざって遊んでいました。
高学年くらいになって毎日公園で仲の良い男の子と遊んでいると
中学生くらいの男女がやってきて
「付き合ってるの?」と聞かれることもありました。
当時は、付き合うとか知らなくて
友達としか思ってなかったので何も気にしたことはありませんでした。
今思うと、高学年になって好きな人とか
男女で分かれるようなことも
増えていた気がします。
もちろん、当時の僕は何も気にしていないので
気づいてもいませんでした(笑)
4.小学生の頃の衝撃的なドラマ
小学生の時に見たドラマ『ラスト・フレンズ』が
僕にとって衝撃的でした。
上野樹里さんが演じた岸本瑠可が性同一性障害で、
長澤まさみさん演じる藍田美知留のことを好きというドラマです。
人を好きになる感情はまだよくわからなかったですが、
この岸本瑠可が自分と重なる部分が多く
こんな人もいるのかと思えた瞬間でもあった。
でも、性同一性障害の言葉も知らない。
これが何の違和感なのかもわからない。
そんな状態で深くは考えていなかった。
だが、あの時の衝撃は今でも忘れられない。
もしかしたら、同じような境遇の方が
当時あのドラマを見ていて
僕と同じような衝撃を受けていたかもしれない。
この記事を読んで同じようなことを
思っていた人がいたらぜひコメントで教えてくれたら
うれしいです!
5. 「合わせる」ことを覚えた時期
そのうち僕は、
自分の気持ちよりも、
周りに合わせることを優先するようになりました。
違和感を覚えても、
「気にしすぎだ」と思うようにして、
できるだけ目立たない選択をする。
それが普通で、
それが大人になることなのだと、
どこかで思っていた気がします。
自分の中の小さな引っかかりは、
そうやって少しずつ、後回しにされていきました。
6. まだ言葉のなかった自分
この頃の僕は、
自分が何に違和感を覚えているのか、
まったく分かっていませんでした!
もちろん、
FTMという言葉も知らなければ、
自分に当てはめて考えることもありません。
ただ、
説明できない気持ちだけが、
静かに、ずっとそこにありました。
それはまだ、
名前のない感覚で、
見過ごすこともできるものだったのだと思います。
この違和感が、
少しずつ形を持ち始めたのは、
もう少し後のことでした…
