【詩】灯りを抱いて
かつての灯りを取り戻そうと
手探りで作った不器用なランプ
それでもあの時の温もりを
錯覚するようなあたかな光に
思わず涙が頬を伝った
それでもやっぱり少し違う
悩む私に優しい友人が
それを直したランプをプレゼントしてくれた
かつての灯りにほど近く
かつての灯りより、少しだけ眩しいそのランプ。
私には、十分すぎるような贈り物。
「少し違うかもしれないけど、また少しずつ直して作ろう」
その言葉が心に染みるように広がっていく。
友人への感謝とともに
今日もそのランプに火を灯す。
失われた灯りで、
忘れていたその色に触れるたび
私の心が呼吸を取り戻していく。
本当は、壊れたランプを捨てるべきなのかもしれない。
本当は、新しいランプなんか作らない方がいいのかもしれない。
だけど私はどちらも選べず
どちらも大事に抱えてしまう。
どちらも私にとって大切なんだ。
ここに灯る新しい光。
思い出すには眩しすぎて、少し目を細めてしまうけど、
あの頃の灯りは確かにあったものだって
諦めた気持ちを撫でて溶かしていくんだね。
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