【読書感想文】異職怪談
タイトルからしてホラーだろうと思われる本書。
娘がコンビニで購入したものを、「読むものがなくなった~」と言って読み始めた。
さて、どんな話なのだろうと思ったら、全26話からなる実話だ。
作者:正木信太郎氏としのはら史絵さんの2人で書かれたものだ。
しかもタイトル通り、こんな仕事があるのか~、と思うものが多い。
これが本当に体験したことだと思うと、ぞっとする。
しかしありがたいことに、映像で見せられるわけではないので、
「ふんふん、なるほど」
と読み進めることができた。
特にへぇと思ったのが、ゴルフホールダイバー。
これはゴルフ場の池に潜って、ボールを拾う人だが、あの池って水深10メートルもあるのだとか。
普通の池を想像していたのに、まさかの10メートル。
なるほど、ダイバーがいなけりゃボールは溜まる一方だ。
また、結婚式のペーパーアイテム作成業というのもあった。
招待状やテーブルに置かれる名札など、紙に関する全てを請け負っている。
湯灌師というのもあった。
これは私もやったことがあるので、熟知している。
亡くなった方をお風呂に入れて化粧して、着替えをさせる。
身体中の穴という穴、つまり鼻の孔とか喉とか、肛門に綿をつめる。
それをやらないと体液が漏れ出てくるのだとか。
考えてみれば、湯灌師をしていた時、おかしなことに遭遇したなと思いだした。
話しても信じられないようなことだから、書かないけど。
他にも墓参り代行業というのもあった。
これは一時テレビでも紹介されていたし、私もやったことがある。
あの時は、おかしなことはなかったけど。
さて、そんな職業の方たちだが、一番印象に残ってるのが、バスの運転手。
異職でも何でもないが、結構怖かった。
ある意味、一番近い職業だからなのかもしれない。
近いと想像しやすいからだろうね。
ここで、どんな話だったのかを明かすことは、今後読みたいと思う人に申し訳ないので書かないけど、かなりぞっとした。
読みながら、鳥肌だったのは確かだ。
読了して思ったのが、世の中いろいろな怪異があるものだ、という事。
できれば出会いたくはないが、中には怖くない怪異もいる。
怖くないならいいけど、怖いのだけはごめんこうむりたいと思った。
タイトル:異職怪談
著者:正木信太郎、しのはら史絵
出版:彩図社
※かめママブログ書庫入り口
※感想文の入り口はこちら
