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娘といった満足ランチ

「どっか行きたい~」「つまんな~い」
自閉症スペクトラムの娘はよく叫んでいる。

どっか行きたいと言われても、どこに行くのさ?
金はないし、容易くいけるものではない。
こっちとら、年金生活者だぞ!

それでも「つまんな~い」と騒がれると、行くしかない。
そこで

「ランチ食べに行こう!」

ということになった。

ならば、どこへ?

ここでもまた悩む。
カフェに行きたいというが、葵カフェなんて高くて手が出ない。
安いところで、と思ってもなかなか財布が言うことを聞いてくれない。

そうこうしていて見つけたのが「ユーモア」なる店だ。
結構昔からあって、店の外観は「田舎~」の店という感じ。
あまり期待はできないが、値段も手ごろだしいいだろう。

こうして車を走らせること5~6分。
店内に入ると、ザ・喫茶店という感じのたたずまい。
来店客から聞こえてくるのは、絶対近所のおばちゃんだよね、
と思うような会話だ。

窓際の席に座り、ランチを注文した。
ハンバーグランチ1000円。
飲み物付き。

ここでも期待はしていなかった。

運ばれてきたそれは、こんな感じ


普通のランチ。
ただ、不思議なのが左上にある小さな液体。

ハンバーグはデミグラスソースが掛かっている。
その他に、この液体をかけるのか?
ペロリと舐めてみると……カレー?!

な、なんでカレーが付いてるんだろう?

しかし、このカレーが結構おいしい。
なるほど、ここはカレーが売りなのかもしれない。

ちょっとご飯にかけてみたが、美味!
しかし、今日はハンバーグだ。
いざ、ハンバーグを一口に切り裂き口の中へ。

おん?

お、おいしい!
びっくりドンキーのハンバーグを美味しいと思っていたが、
それに負けず劣らずだ。
個人店だというのに、ここまでふわふわで肉汁があり、
満足感のあるハンバーグに出会ったことがない。

もちろん、近所にあるハンバーグ屋さんにも行ったことがあるが、
どこも似たり寄ったり。
自分で作っても、このくらいは作れるというところばかり。

それが、ユーモアのはちょいと違った。
ご飯の量もちょうどいいし、堅さもGoodだ。
コンソメスープもハンバーグの邪魔をしていない。

これは美味しい!
しかし気になるのがカレーだ。
付け合わせ(?)にカレーを出してくるということは、
もしや、ハンバーグ以上にお勧めなのかもしれない。

よし、次はカレーを食べよう!

車に乗り込み
娘「美味しかった~」
私「美味しかったね~」

幾度となく、美味しかったと繰り返した。
そこでふと思う。
びっくりドンキーも美味しい。
それでも、こんなに満足感はない。

びっくりドンキーのハンバーグは、
お腹いっぱいにはなるけど、どこか足りない気がする。
満足したというよりは、胃がいっぱいになった感じ。
その逆に、ユーモアのハンバーグランチは、
胃に余裕があるのに、満足感は十分。

娘「びっくりドンキーはお皿が一枚だけで、
ユーモアは皿数があったから、脳が満足したのかな?」

なるほど、食べ終わった皿を見て

脳「こんなに食べたんだ、これで大満足だぞ!」

と指令を出しているのかもしれない。
だとすると、びっくりドンキーはヤバいじゃん。
お腹いっぱいになりながら、まだなんか足りない気がするとか。
太る方向へと導かれている。

ヤバイヤバイ。

とは思うものの、娘との楽しい時間を過ごせたという点では同じ。
どっちに行っても、幸せな時間ということだね。

娘「また行こうね~」

私「その時の財布は誰持ちだよ?」

娘「もちろん! 母~」

ため息しか出ねぇよ(;^ω^)


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