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agooddey
夜になるとやってくる、見えないものの正体
亡き父の看病をしていた頃
父「甲冑を着ている武士がいる」
と言っていた
もちろん私には見えなかったけど
どうやら、本当に迎えに来る人がいるらしく
入院してからも、武士がいると言っていた
そして今、ワンコのしゅうちゃんは
深夜になると暗い方向を見て
怒ったように鳴く
鳩のように鳴いていたかと思ったら
怒りだす
もちろん、元気に吠えることなんてできない
力なく怒りながら鳴いている
何か見えてるんだろうな
同じ方向へと視線を這わせるけど
もちろん見えるはずもない
私「しゅうちゃん、何か見えるの?」
そう聞くと、かすかに頭が上下する
やっぱり、お迎えが来てるのか
では、そのお迎えとは誰だろう?
じっと考え、浮かんできたのが
死んでしまった猫のタマ
可愛がってたし、しゅうちゃんとも家族だった
しかし、犬のお迎えが猫というのも
どうだろうか?
でも、そこは家族だからなのか?
ここでまた
私「タマがいるの?」
すると頭は上下し、
鳩のような、答えるような鳴き方をする
別の日には、視線がアチコチ
部屋の中を動き回る
猫ならそうだろうな
久しぶりの我が家でテンション爆上がりになって
走り回っているのだろう
つまり、お迎えが来ちゃうくらいだから
本当にそろそろってことなんだろう
父の時も、死ぬ直前ではなくて
何日も前からお迎えが来てた
ということは、まだすぐに逝くわけじゃないってことかな?
色々な思いが浮かんでは消える
それでも残されるものにできることは
笑顔でサヨナラをいうことだろう
後悔しないように、今できることをできるだけ
それは逝くものの為ではなく
残される自分の為だと思う
自分の中に、もっとできたはずという
後悔の念が残らないようにするため
それが生きるために必要な最期なのだろう
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