【ASDとADHD】自閉症スペクトラム・付き合い方
自閉症スペクトラムとはどんな病気なのか?
以前は、「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」などなど、
単独の呼び名だったわけだが、
現在は、表札「自閉症スペクトラム」の家ということだろう。
医者だって、区別はなかなかできないし、
病名は安易に付けられないらしいから、患者もそのつもりで
自閉症スペクトラムなのだと思うしかない。
だがしかし、自閉症スペクトラムの家には
たくさんの名前の子(病気)があるわけで。
つまりどんな症状が出るのかなんて分からない。
それでも
「たぶん、これは病気だな」
と思うと気が楽になる。
病気から来るものならば、付き合い方を考えればいいだけだ。
ということで、我が娘。
現在は、頭と身体の乖離があるようだ。
頭と身体の乖離とはなんぞや?
健康な人でもあることだけど、
頭では「あれをやろう! やらなくちゃ!」と考える。
ところが身体は、「やりたくない」と動けない。
つい先日、私もそんな状態だった。
なんでこんなにやる気が出ないのかと、イヤになるほどだった。
しかし、時間と共に戻りつつある。
ということは、焦ったら負けだと思う。
娘「パソコン買ってもらったし、仕事探そうとは思うんだよ。
でも、できないの。やる気にならないし、そんな自分に落ち込むの」
自己嫌悪ってやつだね。
私「頭と身体のバランスが悪いだけだよ。
今に頭と身体がくっつくから、焦るな」
親が言えることなんて、このくらいだ。
娘は落ち込むと買い物依存が発令される。
SHEINなる超安く買えるサイトのおかげで助かっている。
それでも安易に買われては困る。
そこで考えた。
私「落ち込んだ時は、コンビニに行こう!」
こうして夜な夜な、コンビニツアーに出発することになった。
おかげで、帰宅するころには大分復活している。
だが、これだってただ買い物しました、で終わったのでは勿体ない。
私「1日1000円までね」
本当なら、500円にしたいところだが、
さすがにそれは少なすぎるかもしれない。
コンビニに行くたびに「1000円だから、ちゃんと収まるようにね」
と声を掛ける。
そのかいあって、今日は600円だった。
娘「ちゃんと考えて買えたよ」
大したものだ。
周りの人は、大人だから当然と思うだろうが、
本人にしたら大変な努力だ。
なにせ、頭の中に靄が掛かり、会話が成立しないこともあるのだから。
買いたいものはあるのに、何を買ったらいいのか分からない、とかね。
私「少しでも残すことができる様になったら、
次は1000円を渡すから、それで自分でお買い物できるようになるといいね」
娘「うん……」
あまり嬉しそうでないのは、できない自分を見ているからだろうな。
だから、不安が先にたっているのだろうと思う。
でも、何事も訓練だよ。
身体に沁みつけばできるようになる。
娘「あのね、つまらないの」
おっと~。次なる攻撃は「つまらない攻撃」ですか。
ここのところ、「つまらない」「寂しい」とよく言っている。
娘「旦那につまらないって言うと『そうか。頑張れ』としか言わない。
あいつ、冷たい」
婿も仕事で大変だし、性格的に自分しか見えてないところがあるから、
嫁どころではないのだろう。
だが、婿が目を向けないということは、私がフォローせねばならない。
私「つまらないって、子供がよく言うよね」
娘「すいません、子供で」
私「子供ってさ、自分でつまらないを解消できる術がないんだよ。
だから、誰かが解決してくれるのを待つしかないの。
今の娘は、それと同じことが起こってると思うんだよね。
だから、そのうち自分で解消できるようになるよ」
娘「うん」
自閉症スペクトラムの娘は、発達障碍とうつ病。
発達障碍であるため、年齢相応ではない。
その都度、いろいろな症状が出て、苦しんでいる。
それでも乗り越えられない山はない。
遭難しないように、娘の手を引っ張って、
二人で山を登っていけば、必ず頂上にたどり着き、
下山することができるんだから、悲観することはない。
今時、自閉症スペクトラムはメジャーな病気だし、
結構多くの人が苦しんでいる。
二人三脚で歩けるだけ、娘は幸せだと思うけど……。
犬が被害に遭うのだけは何とかしたいところだ。
気持ちを落ち着けるために羽交い絞めにしてるけどさ。
犬だって、我慢してるんだよ。
そんな犬は
「お母さん、助けて」と訴えている。
どうやら我が家は二人三脚ではなく、二人一ワン六脚らしい。
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