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親の杖と子の杖

子供が小さい頃は、親の物差しというのは絶対だった
そっちに行ったら危険だよ
とか、勉強しないとダメだとか
ちゃんと食べないと健康にならないとか

自分が親から教えられてきたことだ
それが鋼のような物差しとなり
子供を守る武器でもあった

しかし、子供が大きくなり
自分の物差しを作り、自分の杖を作り出すと、
親の言うことなんて聞かない
聞いても、つかわない

おかげで、転んだり怪我したり
後悔したりする
そうなってほしくなかったから言ってるのに
と、親は思う

だが、後悔しないと人間は成長しない
だからしょうがないんだよね

こうして、親の物差しは錆び、杖は朽ちて行く
逆に子供は自分の物差しで測り、
若木で作った杖で歩く

もちろん、子供の物差しは正しいとは言い切れず
子どもの持っている自分で作った杖は弱い

そうして子供が転んだ時に
親は本人以上に傷つく
だから、こっちの杖を使ってくれよって
心底思うんだよね

それでも使ってくれないし
親の持っている杖や物差しを使ったら
成長なんて出来ない

だから、これでいいんだと自分に言い聞かせるしかない
親ってつまらない

私の親が言っていたよ

「親ってつまらない」

流行ってめぐるものだけど、親子の関係もめぐるもの
どんなに時代が変わっても
親が子を思う気持ちは、古来から変わらない

だからこそ、自分で歩ける自分で磨いた強い杖を手にして欲しいと思う

矛盾だよなぁ
親の気持ちって、本当に矛盾してるw


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