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白髪ぼかしの広告を出したのに、クリックした人がトップページで迷っていた

白髪ぼかしの広告を出したのに、クリックした人がトップページで迷っていました。

飛んだ先には、店の紹介、メニュー一覧、スタッフ、ブログ、Instagramへのリンク。情報は全部あります。でも、その人が知りたかったのは白髪ぼかし1つだけ。あれもこれも並んだ画面の前で、たぶん指が止まりました。

昔の私は、ホームページとLP(ランディングページ。1つの目的に絞った1枚のページ)の違いを深く考えていませんでした。どちらも写真とメニューと予約ボタンがあるページ。なんとなく同じものだと思っていた。制作会社に頼むときも、分けずに話していた気がします。

でも導線を見直すうちに、ここは分けないとダメだと気づきました。そして小さな美容室なら、立派なホームページより先にLPを整えた方がいい場面がある。今日はその話です。

ホームページは「名刺」、LPは「予約前の接客」

役割をひと言で分けると、こうです。

・ホームページは、店名で検索された人が確認する場所
・LPは、広告や悩み検索から来た人を予約につなげる場所

どちらが上の話ではありません。向き合う相手が違います。

ホームページを見るのは、すでに店の名前を知っている人です。紹介された人が店名で検索する。Googleマップで見た人が詳しく知りたくて開く。HPBで気になった人が考え方を確認しに来る。だから店の全体像を置いておく場所として向いています。

ただ、情報が広いぶん、予約までの道はぼやけます。トップ、メニュー、スタッフ紹介、アクセス、ブログ、予約ページ。店の名刺としては良くても、「今すぐ白髪を相談したい人」がどこを見ればいいかは、わかりにくい。お客様は、こちらが思うほど丁寧に探してくれません。

では、その「今すぐ相談したい人」を受け止めるのがLPです。

広告とLPがズレると、広告費だけが出ていく

LPは、ひとつの目的に向けて作る1枚です。

白髪ぼかしをしたい40代女性向け。縮毛矯正で失敗したくない人向け。初めての美容室選びが不安な人向け。読んでほしい人と目的を絞り、「この悩みがあるなら、まずここを読んで、納得したらLINEか電話で相談してください」という一本道を作ります。

ここが、広告を出すときに効いてきます。冒頭の失敗がまさにそれでした。

・白髪ぼかしの広告をクリックした人を、店のトップページに飛ばすと迷う
・白髪ぼかしの広告は、白髪ぼかしのLPに飛ばすと迷わない
・縮毛矯正の広告なら、縮毛矯正のLPへ
・初めての方向けの広告なら、初めての方向けのLPへ

広告で持ってもらった興味と、飛び先の中身がそろっている。それだけでお客様は迷わず読み進めます。逆にここがズレていると、クリックはされても予約につながらず、広告費だけが出ていきます。HPB依存を減らそうと広告を始めた人ほど、ここで取りこぼします。

そしてLPには、もうひとつコツがあります。

LPは、メニューを絞るほど強くなる

小さな美容室ほど、「何でもできます」と言いたくなります。

カットも、カラーも、白髪染めも、縮毛矯正も、髪質改善も、メンズも、子どもも。実際できることは多い。でもLPでは、できることを全部並べるほど弱くなります。

お客様は美容室を探しているのではなく、自分の悩みを解決できそうな店を探しているからです。

たとえば、47歳、白髪が増えてきたけれど白髪染めで暗くなるのは嫌。仕事をしていて、休日は家族の予定で動く。美容室の時間は限られている。でも、髪が疲れて見えるのは気になる。ここまで一人に絞ると、ページに書く言葉も、選ぶ写真も、料金の見せ方も、予約への誘導も、全部変わります。

逆に、絞らないままLPを作ると、結局ホームページの縮小版になります。

ここで大事なのは、LPに載せる新規メニューを小さく絞ること。どのメニューで新規に来てほしいのか、どの悩みに入口を作るのか。ただ、これは料金・客層・施術時間・スタッフの技術・再来につながるかまで絡む深いテーマなので、絞り方そのものは別の記事であらためて書きます。

余計な出口を増やさない。LPは一本道

うちの導線で言えば、LPの仕事ははっきりしています。

雰囲気を見てもらう。悩み別メニューを理解してもらう。料金・場所・駐車場を確認してもらう。そしてLINE登録か電話につなげる。HPB予約サイトは補助として置くだけ。主役は自分の店側の導線です。

だからLPには、出口を増やしすぎない方がいい。Instagramも、ブログも、スタッフページも、採用も、キャンペーンも、と並べると、お客様は迷って、どこにも進まず閉じます。LPは「読んだ後に何をしてほしいか」を1つに決めるページです。

ホームページは店全体の名刺。LPは予約前の接客。この違いがわかると、作るページも載せる中身も予約ボタンの置き方も変わります。

今夜やるのは、広告の飛び先を1回押すこと

最初の一歩はこれだけです。

今、広告を出しているなら、その広告を自分でクリックして、飛んだ先が「その悩み専用のページ」になっているか確かめる。

トップページに着地していたら、それが直す場所です。広告を出していない人は、自分の一番得意な1メニューを思い浮かべて、「その悩みの人だけに向けた1枚」がうちにあるか考えてみてください。なければ、それが最初に作るLPです。

HPBは入口、Instagramは雰囲気、Googleマップは確認、ホームページは名刺、そしてLPは予約への一本道。役割が見えてくると、ページを作る作業が、導線を作る作業に変わります。

小さな美容室が最初に整えるのは、立派なホームページではなく、お客様を迷わせない1枚のLPかもしれません。次は、そのLPの心臓になる「新規メニューの絞り方」を書きます。

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