他のテキストへの挑戦スタート~『魂の光』と『ホワイトマジック』 ~エネルギー身体学への目覚め―その自伝的プロセス⑨
『秘教治療』の翻訳が出版され、エソテリック・ヒーリング年間講座を始めるまでの私の秘教テキストの読み方は、興味を引かれたところ、理解できるところを、いわば「つまみ食い」しながら読んでいくというものでした📚
というのも、秘教テキストはどれを取っても、驚くほど興味深く引き込まれる部分と、まったく歯が立たないほど難しい部分とが入り交じっています🤔
もちろん、その中間に位置する説明も多いのですが、難しいところにつっかかって留まっていても、理解は進みません。
ですから最初のうちは、興味をもったところを自由に読んでいけばよいと思います😊💡
しかし、それだけで終わるのは非常にもったいない。
秘教テキストの読み方は、『ホワイトマジック』の最後の規定15の冒頭にも書かれています📖
内容を要約すると、おおよそ次のようになります👇✨
① 全体を通読して、まず骨格をつかむ。
② 基本命題と、その次に重要なポイントを把握する。
③ 基本命題に焦点を当てながら再読し、主要点を拾い集める。
④ 二次的な教えに焦点を当て、全体の間隙を埋める。
⑤ 細部に取り組み、それらを整理・統合する。
さらに私自身の経験から付け加えるなら、
⑥ 一冊全体を、一つの教えとして統合的に理解する。
⑦ 他の秘教テキストや他分野の教えとも照応させ、さらに理解を深める。
という段階があるように思います🌿
そして、『ホワイトマジック』の続きには、
「教えに取り組む態度そのものが教えの一部であると心得る」
という意味のことも書かれています。
私は、この一文は非常に重要だと思っています。
ここからも分かるように、ジュワル・クール大師は、秘教テキストを一度読めば理解できるものとは、まったく考えていません。
むしろ、何度も繰り返し読み返し、そのたびに理解を深めていくことを前提として書かれているように感じます。
私自身の場合、「十回読めば分かる」というようなものでは到底ありませんでした。
以前の⑤で『ホリスティック・リーディング』という小冊子を書いたことをご紹介しましたが、それをタイトルにしたブログも、今のアメブロ「スピリチュアルの王道」の前に続けていました。
「ホリスティックに、全体を見渡しながら読む。」
これは、私自身が長年大切にしてきた読書法でもあります📚
神智学や秘教に出会ってからは、このような読み方をしなければ、本当の意味では読み解けないということを、何度も痛感しました。
一部分だけを理解したつもりになっても、後になって全体像が見えてくると、「あの頃は、まだほとんど分かっていなかった」と思い知らされる。
秘教を学ぶことは、その繰り返しのように感じています。
だからこそ、その都度理解が深まり、同じ文章を読んでいるはずなのに、毎回まったく違うものが見えてくるのです✨
もう一つ付け加えるなら、理解を深めるためには、インプットだけでは足りません。
アウトプットと交互に繰り返すことが、とても重要だと思います。読むだけでは、どこかで理解は止まってしまいます。
しかし、人に伝えようとすると、自分が分かっていなかったところがはっきり見えてきます。
エソテリック・ヒーリング年間講座を繰り返し開催する中で、私自身が最も学ばせてもらったのも、まさにその点でした。
そうして少しずつ講座にも余裕が生まれてきた頃、私は
「次は別の秘教テキストにも本格的に挑戦しよう」
と考えるようになりました。
最初に選んだのが、『トランス・ヒマラヤ密教入門』シリーズ(全四巻)でした。
このシリーズは、以前お話ししたように、私が神智学・秘教に出会った初期から、何度も繰り返し読んできた本です。
しかし、それを一巻につき半年、全二年間かけて解読講座として行うとなると、それまでとはまったく違う重みがありました。
短く切り出された比較的読みやすい文章で構成されていますが、その反面、前後の文脈が省かれているため、実際には非常に難しいところもあります。
それでも二年間かけて最後までやり切ったことで、自分の中に大きな自信が生まれました😊
というのも、そこで扱われている二百あまりの専門用語は、秘教全体を理解する上で必要となる主要概念をほぼ網羅していたからです。
ようやく、自分の中にも秘教全体を読み解くための基礎ができてきた。
そんな手応えを感じることができました。
『トランス・ヒマラヤ密教入門』を終え、次に何へ取り組むべきかを考えたとき、どうしても避けて通れないと思ったのが、『魂の光──パタンジャリのラージャ・ヨーガ経典』でした📖
この本は2001年末に翻訳が出版され、私もすぐに読み始めました。
しかし、一週間ほどかけて最後まで目を通してみたものの、まったく歯が立ちませんでした。
その後も改めて挑戦しましたが、やはり同じでした。
「この本はいったい、いつになったら読めるようになるのだろう。」
「今回の生涯で、理解できる日が来るんだろうか?」
という考えが頭をよぎったことを、覚えています。
『ヨーガ・スートラ』については、それ以前にも佐保田鶴治氏の『解説ヨーガ・スートラ』や、スワミ・ヴィヴェーカーナンダの『ラージャ・ヨーガ』などに目を通していました。
さらに後には、スワミ・サッチダーナンダの『インテグラル・ヨーガ』も読みました。
それぞれに優れた解説でしたが、私にとって最初、最も難しく感じたのは『魂の光』でした。
それとともに、その頃の私は、実は『魂の光』をそれほど重要な本とは考えていませんでした。
アリス・ベイリーの主要著作はジュワル・クール大師から伝えられた18冊と言われており、『魂の光』はジュワル・クール大師とアリス・ベイリーの共著という位置づけでしたので、重要性としては微妙、と感じていたのです。
ところが、エソテリック・ヒーリングの講座を5年ほど続け、ようやくその全体像が見え始めた頃、一つの疑問に突き当たりました。
(その経緯は、Kindle第一弾の『『魂の光』が照らすアクエリアス時代のラージャ・ヨーガ~第三の道』の「㉕ 知性による奉仕を可能にするための実践的インフラの提供」にも書いております。)
エソテリック・ヒーリングでは、従来のプラーナを扱うヒーリングとは異なり、「魂のエネルギー(光線)」を用いることが説かれています。
しかし、そのためには「魂との安定した接触」が不可欠です。
ところが、『秘教治療』そのものには、その接触をどのように確立するのかという方法が、十分には書かれていないように思えました。
そこで、他の秘教テキストを探し続けた結果、最終的に行き着いたのが『魂の光』だったのです。
さらに、『ホワイトマジック』『グラマー』『新しい時代の教育』などを読み進めるうちに、秘教の実践や奉仕の基盤には、一貫して「魂ーマインドー脳」の整列が求められており、そのための標準的な訓練法として、『魂の光』の解説に基づくラージャ・ヨーガが位置づけられていることが、次第にはっきり見えてきました。
つまり、『魂の光』は、単なる『ヨーガ・スートラ』の解説書ではありません。
秘教全体を理解し、実践していくための土台となるテキストだったのです✨
そのことに気づいたとき、エソテリック・ヒーリングを真に伝えるためには、『魂の光』も併せて紹介する必要がある。
それ無しには完結しない、と確信するに至りました。
とはいえ、自分がその難解なテキストを解説することには、大きな不安もありました。
そこで最初は、一章ごとに一回ずつで紹介する入門講座という形で、試しにやってみました。
その準備として再度しっかりと全文を読み込み、ようやく「何とか取り組めそうだ」という感触を得ることができました。
『秘教治療』と『トランス・ヒマラヤ密教入門』を、難しい部分も逃げずに読み続けてきたことによって、自分自身の秘教理解が大きく進んでいたことも実感しました。
ただ一方で、『魂の光』には、一般に知られている『ヨーガ・スートラ』とはかなり異なる解釈の部分が少なくありません。
また、『ヨーガ・スートラ』を教える方の多くは、インドのアシュラムなどでグル=指導者から直接学ばれた方々です。
それに対して私は、秘教文献全体を読み込むことによって、その意味を理解するという道を歩んできました。
それゆえ、一つの立場だけに偏らないよう、一般的な『ヨーガ・スートラ』の解説書と比較検討しながら進める、という形での講座開講に踏み切りました。
そして同じ頃、『ホワイトマジック』も、『魂の光』と対になるようなテキストであることが見えてきました🌿
「ホワイトマジック」とは、魂が行う創造活動です。
魂とマインドと脳を整列させ、高次の世界で受け取った情報や計画を、地上に具体化していく技術とも言えます。
この構造は、エソテリック・ヒーリングとも極めてよく似ています。
ヒーリングでは、魂のエネルギーをチャクラを通して肉体に流し込む。
ホワイトマジックでは、「大計画」に直観的に接触し、それを「魂―マインド―脳」のルートを通して地上に降ろし根付かせていく。
対象は違っても、その根底に流れている原理は共通しているように思えました。
そこで私は、『魂の光』と『ホワイトマジック』をセットと考え、隔年で交互に解読講座を行うことにしました。
その後約10年間で、それぞれ4〜5巡、各20クラスあまりを重ね、自分としてはようやく合格点と思えるところまで到達することができました😊
現在は、それぞれ最後に行った講座を録画でご覧いただく形にしています。
まだ取り組むべき秘教テキストは数多く残っています。
だからこそ、取り組んだテキストに関しては納得いくまで集中して取り組み、OKが出せるところまで来たら一区切りをつけて、次のテキストへ進んでいかなければならない。
そのように考えて、私自身の秘教研究を深めるとともに、その探究の対象を少しずつ広げていく、という方針で、今日まで来ています。
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📚Kindle第1弾
『魂の光』が照らすアクエリアス時代のラージャ・ヨーガ~第三の道
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レベルアップを目指す人のエーテル体の冒険
