読了。『もののけ〈怪異〉時代小説傑作選』細谷正充編:PHP文芸文庫刊
今回、結構 早いペースで読み切りました。
まず感想として、面白かったです。
ちょうど、自分が怖めのお話し?を書いていたのもあったのか、
ほぉほぉなるほど、とスイッチが入っていたからかもしれません。
朝井まかて「ぞっこん」
小松エメル「風来屋の猫」
三好昌子「韓藍(からあい)の庭」
森山茂里「椿」
加門七海「虫すだく」
宮部みゆき「蜆塚」
「ぞっこん」は、筆の付喪神が語り、
「風来屋の猫」は、女主人・磐(いわ)がいい感じの女性に思え、
「韓藍の庭」は、ボーイ・ミーツ・ガール?
「椿」は、「超かぐや姫!」の様な印象が取れて(いい意味で)
「虫すだく」は、この本の中でいちばん気味の悪いモノだった。
「蜆塚」は、偏見だけれど「宮部みゆき」というだけで安心して読める。
語りたいことは、たくさんあるのだけれど、
「虫すだく」は、本当に気味の悪いお話に感じた。
そういう意味では。加門七海の真骨頂なのではないでしょうか。
ネタバレになるけれど、打ち首にされた女の首を愛でる僧というのは、
なんとも不気味。その描写も気味が悪いけれども、なにか、その愛おしさに、愛でる姿に共感を持ったりもしました。
いやぁ、自分もかなりヤバいヤツなのかもしれません。
女の首は、はじめ僧に対して愛情を示していたものの、後にその女の本性なのか、華美なモノをねだるなど僧を困らせはじめる。
これって、「聖戦士 ダンバイン」のルーザ・ルフトや、「薬屋のひとりごと」の神美(しぇんめい)と、同じ系統になるのでしょうか。

神美は、子昌と婚姻は結ぶ約束はしたものの、神美の父親や、女帝の思惑から後宮の上宮妃として召し上げられました。
その時に、「こんな北の山奥で~」みたいなセリフをはいていましたから、もともと身にそぐわない野心家だったのでしょう。
かわいく見えても性悪女は性悪女だった、ということでしょうか。
「虫すだく」に出てくる女(生首だけれど)も、
そもそも打ち首になるようなことをしていたわけですから、
性悪は性悪だったのでしょう。
ふと、前に
「女なら見破ることができるけれど、オトコはチョろって騙される」
みたいなことを書きました。
「medium~」の読了記事だったでしょうか。
もし、僧の近くに別の女性がいたら、首を持ち出した時点で
「あぁあ、ひっかかっちゃたよ~」ってなるのでしょうか(笑)
恥ずかしい話し、「すだく」ってなんだろう、っと思いました。
今使っているノートパソコンは、普段頭悪いです。
漢字変換がまともじゃありません。
具体例が思い浮かびませんが、その感じじゃない・・・・そうそうこれこれ。
前のノートパソコンは、ほぼ誤字変換はありませんでした。
ちなみに、今使っているのと同シリーズなんですがね。
ちなみに今は「その漢字じゃないぞ」って打とうとしました。
ちなみに(笑)に今も誤変換してくれまた。
「ウトウトしました」と変換してくれました(笑)。
AI時代、スマホの漢字変換でも多少は文脈めいたモノを候補の前の方にだすのに。
話しがそれました。
そんな頭の悪いノートパソコンが、
「すだく」と入力して変換させたら「集く」と出すではありませんか!
こいつ、賢いって、思わず思っちゃいました。
そうそう、本の感想ですね。
この「あやかし」に収録されている物語、どれも好きなのですが。
やはり「虫すだく」の、僧が生首の女を愛でる描写が気味悪く、興味を惹きます。
これって、人形を愛でる人とかと似てるのでしょうか。
そうすると、若干自分も その「生首の女を愛でる」っていう心境に心当たりを感じます。
人形は持っていませんが、球体関節人形というモノに興味を持っているんです。
正確には、大竹京氏の人形世界というべきなのでしょうか。
可動フィギュアと言われると、また違う感じもするのですが。
なんでしょう、う~ん、とにかく「顔」なのですが、妖艶? 不気味さというと違う気がするけれど、西洋人形はニガテです。
日本人形とか、大竹京氏の作品とか、あと吉田良氏(大竹京氏の師)の人形作品に惹かれています。ただ「お顔」が西洋的なモノが多い感じなのでしょうか。
これは、もしかしたら 自分の、
ちょっとした「闇の部分」なのでしょうか。
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