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紫苑、初めての美術館展示は「?」だらけ|著作権確認からクラファン、ポストカード入稿まで


「美術館に作品を展示してみたい」

そんな気持ちから始まった、オリジナルキャラクター「紫苑」の美術館展示への挑戦。

前回の記事では、なぜ私が挑戦しようと思ったのかを書きました。

あれから、展示作品は無事に完成。

でも、美術館展示の準備はそれで終わりではありませんでした。

AIと作った作品の著作権は?
記念グッズを作る費用は?
Canvaで作ったポストカードを、どうやって印刷会社に入稿する?

初めてのことを一つ進めるたびに、次の「?」が出てきます。

今回は、そんな美術館展示までの途中経過を記録します。

紫苑、初めての美術館へ


展示作品が完成し、データの納品も無事に終わりました。

ここで、今回展示する作品をお披露目します。

『月詠 ― 想っていそう ―』

NFT EXHIBITION ASHIKAGA 2026 出展作品 
『月詠 ― 想っていそう ―』

月岡芳年『風俗三十二相』へのオマージュ作品として制作しました。

オリジナルキャラクター「紫苑」が、月を見上げながら何かを想っている。何を想っているのかは、見る人それぞれに感じてもらえたらと思っています。

今回、この作品が足利市立美術館に展示されます。

自分の作ったキャラクターが美術館に飾られる。
まだ実感があるような、ないような。

でも、展示用データを納品したとき、

「あ、本当に紫苑が美術館へ行くんだ」

と少しずつ現実味が出てきました。

AIと一緒に作った紫苑。著作権は誰のもの?


今回、美術館に展示する紫苑は、AIと何度も壁打ちしながら作りました。

私がイメージを伝えて、AIがイラストを出す。

「顔が違う」

「もっと凛とした雰囲気にしたい」

「月の女神としての意思を感じる目にしたい」

そんなやり取りを何度も繰り返して、少しずつ今の紫苑になっていきました。

でも、美術館に展示するだけでなく、ポストカードなどのグッズとして販売するとなると、一つ気になることがありました。

「AIと一緒に作ったこの作品の著作権は、私にあるのでしょうか?」

そこで、別件で相談する機会があった弁理士さんに、実際の紫苑のイラストを見せながら聞いてみました。

私が聞いたのは、とてもシンプルなことです。

「AIで壁打ちしながら作りました。著作権は私ですか?」

弁理士さんからは、今回の制作経緯を確認したうえで、

「著作権は、AIと制作したカナミンさんにある」

という趣旨のお話をいただきました。

また、AIが私のイメージに近いイラストを出力した結果、それがたまたま誰かの作ったものを模倣したとは考えにくい、という説明もありました。

もちろん、これは今回の紫苑について、実際の作品と制作過程を見てもらったうえで相談したときのお話です。

「AIで作れば、どんな作品でも必ず自分に著作権がある」という意味ではありません。

それでも、専門家に実際の紫苑を見てもらい、制作の過程も話したうえで確認できたことは、私にとって大きな安心材料になりました。

よし。

これでグッズ制作へ進めます。

美術館で見た作品の「余韻」を持ち帰ってほしい


今回、展示に合わせてポストカードやしおりを作る予定です。

でも、最初から「紫苑グッズをたくさん売りたい」と考えていたわけではありません。

私自身、美術館へ行くと、展示を見終わったあとにミュージアムショップへ寄ります。

そして、

「この作品、きれいだったな」

「今日見たことを何か残しておきたいな」

と思った作品のポストカードを、つい一枚買ってしまいます。

大きなグッズではなくても、ポストカードなら気軽に持ち帰れる。

家に帰ってから見れば、その日の展示を思い出すこともできます。

だから今回も、

偶然、展示期間中に美術館を訪れた方が紫苑を見て、
「なんか素敵な作品だったな。ポストカードも買ってみよう」

そう思って、一枚持ち帰ってくれたらうれしい。

そんな気持ちでグッズを作ることにしました。

でも、出展料+グッズ制作費はちょっと痛い


今回の展示には、出展料として5,000円がかかっています。

そこにポストカードやしおりなどの制作費を加えると、さらに5,000円ほど。

合わせると約1万円です。

もちろん、自分がやりたくて参加する展示です。

でも正直、

「グッズ制作費まで全部自腹にするのは、ちょっときついかな」

とも思いました。

グッズを作ったからといって、売れる保証はありません。

それでも、美術館に初めて展示される記念のグッズは、今しか作れない。

どうしようかな……。

そんなときに挑戦してみたのが、BushiDAOの「旗揚げ」でした。

BushiDAOの「旗揚げ」に挑戦


BushiDAOは、私が参加しているWeb3コミュニティです。

今回利用したのは、JPYC特化型のWeb3クラウドファンディング・チャリティサイト「助太刀(Sukedachi)」。

「何か活動をしたい」

「仲間の挑戦を後押ししたい」

そんな想いを、コミュニティの力で形にする仕組みです。

JPYCは、ざっくりいうと日本円の1円相当を基準にしたデジタルマネー

助太刀では、挑戦する人が「旗」を揚げ、応援したい人がJPYCで「加勢」できます。

BushiDAO公式でも、助太刀について詳しく紹介されています。

【BushiDAO公式Xポスト】

私はBushiDAOのメンバーでもあり、これまで他の方の旗揚げに「義援」したこともありました。

そして、運営の暗号太郎さんからのすすめもあって、

「今度は自分が旗を揚げてみよう」

と思いました。

目標は5,000 JPYC

用途は、紫苑の美術館展示記念グッズの制作費です。

まさか、こんなに早く達成するとは思わなかった


旗を揚げたときは、

「少しでも応援してもらえたらありがたいな」

くらいの気持ちでした。

それが――

予想していたより、ずっと早く目標を達成。

5,000 JPYCの目標に対して、まず5,900 JPYC、118%まで加勢していただきました。

本当に驚きました。

金額がうれしいのはもちろんです。

でも、それ以上にうれしかったのは、

「紫苑の挑戦を応援するよ」

という気持ちを、たくさんの方から受け取ったことでした。

一人で始めたはずの美術館展示が、いつの間にか、たくさんの人と一緒に向かう挑戦になっていました。

その感謝を伝えたくて、完成した紫苑を初公開し、Xでも記事を書きました。

『紫苑、初めての美術館へ。|5,900 JPYCの応援を、作品の余韻に変えて』

X記事では、なぜ紫苑のグッズを作りたいと思ったのか、加勢してくださった皆さんへの感謝、そして現在BushiDAOで開催されているほかの旗揚げや企画についても紹介しました。

公開翌日には表示回数が1,200回を超え、BushiDAO運営の暗号太郎さんがXのスペースでも記事を詳しく取り上げてくださいました。

『実際に旗揚げした人の声だからこそ想いが伝わること。そして、noteのように外部リンクへ移動しなくても、X記事ならその場で読めて、拡散もしやすいこと。』

そんなお話もしてくださいました。

同じ出来事でも、読む人に合わせて、書く場所や切り口を変えてみる。

今回は、それもひとつの発見になりました。

さらに、X記事を公開したあとにも加勢してくださった方がいて、
noteを書いている現在は――

6,000 JPYC(約6,000円相当)。目標の120%。

助太刀ありがとうございます

目標を達成したあとにも応援してもらえたことが、本当にうれしかったです。

応援してもらった体験を書くことで、今度は誰かが「助太刀」を知る。

そしてまた、誰かの旗への加勢につながっていく。

応援が巡っていくのも、BushiDAOの面白さなのかもしれません。

加勢してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

いただいた応援は、紫苑のポストカードやしおりという形にして、美術館を訪れる方へつなげていきます。

初めてのポストカード作り。いきなり迷子になる


さて。
応援していただいたからには、ちゃんとグッズを形にしなければ。

まず挑戦したのが、ポストカードです。

展示作品『月詠 ― 想っていそう ―』を使ったポストカード。

デザインはCanvaで作りました。

ここまでは、いつも使っているCanvaなので順調です。

問題は、そのあとでした。

今回利用したのはプリントパック。

入稿方法を調べて、「Office Print」を使えばいいらしいところまでは分かりました。

さっそくインストール。

ところが――

Office Printが見つからない。

「インストールしたはずなのに、アプリはどこ?」

Windowsの設定を開いたり、スタートメニューを探したり。

一度アンインストールして、もう一度インストール。

それでも分からない。

気づけば、1時間近くウロウロしていました。

「Office Print」は起動するアプリじゃなかった


そこで相棒AIのナノ(ChatGPT)に聞きながら確認していくと、ようやく分かりました。

Office Printは、普通のアプリのようにアイコンをクリックして起動するものではなく、PDFを印刷するときのプリンターとして選択して使うものだったんです。

「そういうこと!?」

やっと一歩進んだと思ったら、次の問題。

今度はAdobe Acrobat Readerが入っていません。

無料版を入れたいだけなのに、画面には「7日間無料体験」の案内。

「私が欲しいのはこれじゃない……よね?」

また迷う。

ひとつ解決すると、次の「?」が出てくる。

初めての印刷入稿、なかなか手ごわいです。

それでも、不思議と「もうやめよう」とは思いませんでした。

分からなければ調べる。

それでも分からなければAIに聞く。

ひとつずつ進めていけば、いつか入稿画面にはたどり着くはず。

そんな感じで進めました。

「データチェックOK」は意外とあっさり


Adobe Acrobat Readerでフォントがきちんと埋め込まれていることを確認。

Office Printでポストカードサイズに変換。

サイズも確認。

そして、いよいよプリントパックへデータをアップロードしました。

プリントパックのデータチェック画面です

結果は――

「データチェックOKです!」

あれだけ途中で迷ったのに。

最後は、意外なほどあっさり。

ちょっと拍子抜けしました(笑)。


いきなり本番を刷らず、まず10枚だけ


今回は、そのまま販売分を大量に印刷することはしませんでした。

まずは10枚だけ試し刷り

料金は1,490円でした。

確認したいことが2つあります。

ひとつは

今回の作品は、紫や黒、月の光など、色の微妙な違いがかなり印象を左右します。

RGB印刷とはいえ、パソコンのモニターで見ている紫苑と、紙に印刷された紫苑がまったく同じ色になるとは限りません。

どのくらい違って見えるのか。

これは実物を見て確認したい。

もうひとつはフチなし印刷です。

Canvaで作ったデータが、実際のポストカードでどこまできれいに端まで印刷されるのか。

そこも確認してから、本番用を注文することにしました。

失敗して全部刷り直すより、まず10枚。

初めてだからこそ、小さく試してみます。

あとは、届くのを待つだけ


弁理士さんに著作権について相談して。

BushiDAOで初めて旗を揚げて。

たくさんの方に加勢していただいて。

Canvaでポストカードを作って。

Office Printが見つからず迷子になって。

ようやく、試し刷りまでたどり着きました。

まだ完成ではありません。

むしろ、届いたポストカードを見て、

「思っていた色と違う!」

となる可能性だってあります。

でも、それも含めて今回の記録です。

初めてのことは、分からないことだらけ。

それでも、一つずつ調べながら進めれば、ちゃんと次の景色が見えてくるんだなと思っています。

そして、9月26日(土)・27日(日)の2日間

足利市立美術館を訪れた誰かが紫苑の前で足を止めて、

「この作品、なんか好きだな」

と思ってくれたら。

さらにミュージアムショップでポストカードを見つけて、

「これ、一枚持って帰ろう」

と思ってくれたら。

それだけで、今回グッズを作った意味があります。

たった2日間の展示だからこそ、その日の記憶を小さな一枚にして持ち帰ってもらえたらうれしい。

まずは、試し刷りの到着を待ちます。

どんな紫苑が届くのか。

ちょっとドキドキ。

でも、それ以上に楽しみです。🌙

※本記事に掲載しているキャラクター「紫苑」は、カナミンのオリジナル作品です。無断での使用・転載・複製はご遠慮ください。©2026 kanamin26

読んでくださり、ありがとうございました。


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カナミン|AIと迷いながら、進む人 読んでくださるだけで、十分うれしいです。 もし「そっと背中を押したい」と思っていただけたら、その気持ちを、ありがたく受け取らせてください。

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