しんどさも、誇りも。〜葬儀屋の仕事のこと、正直にお話しします〜
かなたや(金田家)は、いま、一緒に働く仲間を探しています。
求人の記事を書くにあたって、決めていたことがあります。
「いいことだけを、並べないこと。」
お葬式の仕事は、世間からは見えにくい仕事です。だからこそ、いいところも、大変なところも、先に正直にお伝えしておきたいのです。
読み終えたとき、「自分には合わないな」と感じる方がいらっしゃっても構いません。
そのかわり、大変なところまで知ったうえで「面白そうだ」と感じてくださる方に、この記事が届いてほしいと思っています。
葬儀がある日は、こんな一日です

そもそも、葬儀屋が毎日どんなふうに働いているのか......。
想像がつかない方が、ほとんどだと思います。
見えないからこそ、「大変そう」「休めなさそう」というイメージだけが先に立つ。
そこでまず、いちばん具体的なところからお話しします。
お葬式は多くの場合、2日にわたります。
前の日の夜にお通夜、翌日に葬儀・告別式。
それぞれの一日は、こんな流れです。
お通夜の日
式は、18時か19時に始めることが多いです。
式そのものは、1時間ほど。お別れにいらっしゃる方の数だけ、少しずつ延びていきます。
式が終わっても、私たちはすぐには帰りません。
式場には、30分〜1時間ほどはおります。
帰りは、だいたい18時通夜だと7時半から8時ごろです。
お葬式の日
一例を上げると朝9時ごろに出て、11時に開式することがあります。
正午に出棺して、火葬場でお骨上げ。
戻って初七日法要。
そのあと、ご自宅までうかがって四十九日まで飾る祭壇を組み、最後のご説明をして、夕方5時半から6時ごろに一日が終わります。
お式の時間によって、もっと早くなる事もあれば遅くなることもあります。
時間だけ見れば、意外と普通だと思われるかもしれません。
ただ、この一日の最後にある「祭壇組み」に、昔ながらの葬儀屋の仕事が残っています。
お葬式のあと、ご自宅には四十九日まで、小さな祭壇を飾ります。
セットをお渡しして「あとは組み立てておいてくださいね」という方法もあります。ただ、昔からの葬儀屋には、ご自宅まで飾りに伺うところが少なくありません。かなたや(金田家)も、その一軒です。
事情がない限り、遠方でも、時間が遅くなっても、この手で組みにうかがいます。そして四十九日を終えたら、お引き取りまで行います。
理由は、シンプルです。
お別れは、お葬式の日で終わるものではないと考えているからです。
式のあとも、ご遺族の日々は続きます。
その途中で、もう一度お顔を見て、ひと言かわす。
そこまで仕事だという感覚を、昔ながらの葬儀屋として、これからも大切にしていくつもりです。
正直に言うと、大変なのは、夜中の電話です

この仕事でいちばん大変なのは、夜中のお電話です。
人は、時間を選ばずに旅立たれます。
夜中の2時でも、3時でも。
そして、長いお付き合いのある方から「来てほしい」と言われたら、お断りできないご縁というものがあります。
いまは、そのお電話をほぼ私が受けています。
夜中でもうかがいます。
どれだけ疲れている日でも、うかがいます。
駆けつけるのと、そうでないのとでは、ご遺族の安心がまるで違うと考えているからです。
昔、ひと月ぶりに大切な人と約束をしていた日に、仕事が2件重なったことがありました。私は現場に向かいました。
楽しみにしてくれていたことを考えると、いまでも申し訳ない気持ちになります。
それくらい、この仕事には「突然」があります。
ここを伏せたまま、仲間を募集したくはありませんでした。
だから、仕組みを変えようとしています

ただ、誤解しないでいただきたいです。
この大変さを、新しく来てくださる方にそのまま背負っていただくつもりはありません。
かなたや(金田家)は昔から転送電話ですので、夜の待機はご自宅で過ごしていただけます。
そして仲間が増えて、お一人で現場に立てるようになったら、当番を交代制にしたいと考えています。
当番の日は夜中に動く。
そうでない日は、ゆっくり休む。
休みは休み、旅行は旅行。
呼び出しを強いるつもりはありません。
理想を言えば、年間100日以上のお休みをつくりたい。
夏休みも、きちんと取ってほしい。
いまは人手が足りず、大変な部分を私が引き受けている状態です。だからこそ、次に来てくださる方とは、仕組みごと変えていきたいと考えているのです。
葬儀がない日は、こんな一日です

お葬式は、毎日あるわけではありません。ない日の一日は、このような感じです。
・事前相談や、終活セミナーの対応
・お見送りを終えたご家族への、その後のご連絡
・地域の皆さまとのお付き合い
・ヒアリングシートや報告書づくり(いま、仕組みを整えている最中です)
私の口ぐせは「表はアナログ、裏はデジタル」。
お客さまと向き合う場面は徹底して人の手で、事務や管理は効率よく。この「裏側」を一緒につくってくださる方を、歓迎しています。
かなたや(金田家)は、少人数の会社です。だからこそ、お任せしたいのは作業だけではありません。会社のこれからを、私のすぐ隣で、一緒に悩み、一緒に考えていく。そんな働き方を、一緒にしていただけたら嬉しいのです。
どんな方に、向いているのか

この仕事は、特別な資格よりも、気の遣い方が大切だと考えています。ホテルで働く方に近い、と言えば伝わるでしょうか。
この業界では、現場の担当を女性が務める会社も珍しくありません。
かなたや(金田家)でも、性別は問いません。
体力よりも、この「気の遣い方」を大切にしたいからです。
ここでひとつ、私の考えをお話しします。
結婚式は、喜びを足し算していくお仕事です。
けれどお葬式は、悲しみの中から始まります。
ですからまず、ご遺族のご負担を、ひとつずつ引き算していく。
そのうえで、そっとひとつだけ、心に残るものを添える。
引き算のできる方。
派手な演出よりも、「何をしないか」を考えられる方。
この仕事に向いているのは、そういう方だと思っています。
コミュニケーションの力も、じつは「話す力」ではありません。
相手のお気持ちを引き出す力。
ちょうどいい距離感。
待てること。
気を遣える方ほど疲れるお仕事ですが、気を遣える方ほど、いいお仕事をしてくださいます。
反対に、正直に申し上げると、「決められた時間そこにいれば、お給料がいただける」という感覚の方には、合わないかもしれません。
かなたや(金田家)は少人数です。
一人ひとりが、考えて動く会社です。
それから、根を詰めすぎる方よりも、少し肩の力が抜けた方のほうが、きっと長く続きます。まじめ一辺倒でもなく、陽気すぎでもなく、その塩梅。
……難しいですね。
でも大丈夫です。
その塩梅は、私が隣でお教えします。
最後に

大変な部分を、全部書きました。
それでもこの仕事は、人の人生の締めくくりをお預かりする、誇りのある仕事です。
頭を使い、心を配り、そのぶん、どこへ行っても通用する力が身につきます。
「この仕事を見てみたい」と思ってくださったなら、嬉しく思います。
「まだ応募というほどではないけれど、お話を聞いてみたい」という段階でも、大歓迎です。公式LINEやHPから、お気軽にお声がけください。
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「縁〜えにし〜を結ぶお葬式」
かなたや(金田家)は、大正から続く、まちの葬儀店です。
送り方は原点へ、働き方は明日へ。
「変わらないために、変わり続ける」——
それが、次の100年へ手わたしたい、私たちの仕事です。
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大阪市天王寺区の葬儀社・かなたや(金田家)
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