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BESTYに絶賛されたBE:FIRST「誰よりも」歌詞徹底考察

2月7日公開のRYOKIさん主演映画「誰よりもつよく抱きしめて」の主題歌となっているBE:FIRST「誰よりも」
YouTubeの解説動画で取り上げさせていただき、BESTYの皆様からたくさんの温かいコメントをいただきました。

概要欄で歌詞考察をしたところ、そちらも気に入っていただけたようなので、noteでもシェアさせてもらいます。
歌詞の意味を詳しく知れば、さらに映画と楽曲が楽しめると思いますので、是非最後までご一読ください。

基本情報

「誰よりも」は、2月5日リリースの両A面シングル「Spacecraft/Sailing」の 3曲目に収録されていて、映画「誰よりもつよく抱きしめて」主題歌として書き下ろされた楽曲です。
作詞は、SKY-HIさんとRYOKIさんの共作。

RYOKIさんは三山凌輝名義で映画の主演をされているということで、主人公の気持ちも理解が深く、ストーリーに沿った心情表現などが歌詞にふんだんに散りばめられています。

楽曲や歌い方の解説に関しては、YouTubeチャンネルで投稿しているので、そちらも併せてお楽しみください。

ということで、歌詞を一文ずつ丁寧に考察をしていきます。

歌詞考察

考察とは言えど、全体的にわかりやすい言葉で紡がれているので、意味が取りにくい部分は少ないかと思います。
そこで映画の内容を理解した上で、さらに深ぼってみたいと思います。

深くストーリーとリンクしているので、読んでもらってから歌詞考察に進んでもらいたいのですが、
しっかりネタバレを含みますのでご注意を。

[あらすじ]

鎌倉の海辺で暮らす絵本作家・水島良城(三山凌輝)と、児童書店「夢の扉」を営む桐本月菜は、同棲中のカップル。
深い愛で結ばれているが、良城の強迫性障害による潔癖症で触れ合えず、月菜は寂しさを抱えています。

ある日、月菜は店に携帯を忘れた青年・佐伯直樹(ファン・チャンソン)と出会い、彼の優しさや恋愛の傷に共感し、次第に心が寄っていきます。
一方、良城は治療のためカウンセリングで村山千春と知り合い、悩みを分かち合う中で距離が縮まります。

月菜が良城と千春の親密な場面を目撃し嫉妬と孤独を感じる中、直樹との関係は深まるものの、それが逃避だと気づきます。
良城は治療で潔癖症を少しずつ克服し、月菜への愛を再確認。

クライマックスで2人は互いの気持ちをぶつけ合い、涙ながらに初めて抱き合います。
鎌倉の海を背景に、障害を乗り越えた「最高純度の愛」が描かれ、主題歌「誰よりも」と共に感動的な結末を迎えるーー。

といった内容です。
これを頭に入れた上で歌詞を読み解いていきます。

1番Aメロ

二人の運命の先は どこに消えてゆくのだろう
さざ波や 海の景色さえも
瞳に映す余裕すらもない 

BE:FIRST「誰よりも」

良城の潔癖症の影響で触れ合うことができない二人はそれぞれに孤独を感じ、「愛が消えていくのではないか」と不安を抱えているけれども、その解決策が見つからない。
二人の関係が不安定な状態にあり、互いを求め合っていてもすれ違ってしまう。
かつて楽しんでいたはずの目の前の綺麗な海の景色すらも、今は苦しみや葛藤のせいで目に入らないことを示唆しています。

穏やかに見えるけれど常に揺れ動く「さざ波」は、良城と月菜の揺れ動く関係の不安定さや心の葛藤や不安を象徴しています。
寄せては返す二人の心は、静かに、それでも確かに揺れ続けているのです。

鎌倉の海辺という映画の舞台も意識されている情景描写としても重要なフレーズ。

1番Bメロ 

もう少しだけ強ければ
何気なく笑いあった日も
向き合って 泣き怒った過去に戻れるかな?

BE:FIRST「誰よりも」

良城は「もし自分がもっと強かったら、普通のカップルのように愛を表現できたのではないか」と自分を責めながら、
病気を理由に月菜に十分な愛情を与えられないことに苦しんでおり、過去に戻りたいという想いを抱えています。

潔癖症を克服できるならば、月菜を幸せにできるのではないかという良城の葛藤が現れているフレーズ。
二人が幸せだった過去の回想し、関係を修復したいという切実な願いが表現されています。

2番Aメロ

気付いてた いつの日からだろう
心の城崩さぬように
怖いんでしょう? それだけでも言えたら
地平線は近づくのかな

BE:FIRST「誰よりも」

良城は自分の潔癖症が月菜を苦しめていることを、実はずっと前から気づいていた。
しかし、どうすればいいのか分からず、精神的なバリアを象徴する「心の城」を築いて、人と触れ合うことに強い恐怖を持ち、無意識のうちに自己防衛してしまっている様子が感じられます。

「怖いんでしょう?」は良城の自分自身に向けた問いかけ、もしくは月菜の言葉を想像していると考えられます。

潔癖症という障害を抱え、触れ合うことへの強い恐怖を持っていますが、「本当に怖いのは何なのか?」 ということを、ここで彼自身に問いかけているのかもしれません。

「本当に怖いのは、触れることなのか?」あるいは、「月菜を失うことなのか?」。
潔癖症による「触れることへの恐怖」だけを見つめてきた彼ですが、ここで気づくのは、「月菜が離れていくことの方が、もっと怖いのではないか?」 という真実かもしれません。

もう一つの解釈として、もし月菜が「怖いんでしょう?」と優しく問いかけてくれたら、自分は素直に気持ちを伝えられたのではないか?という思い。

「地平線」は果てしない遠くの場所にある象徴で、もし素直に言葉にできたら、遠く感じる月菜との距離も縮まったのかもしれない。
「本当は月菜と向き合いたかった」 という、良城の心の奥底にあった後悔や願望の表れともいえるでしょう。

2番Bメロ

遠のいてくその距離に
間に合うかは もう分からないけど
どうしようも無い、溢れる感情が僕をただ...

BE:FIRST「誰よりも」

月菜と良城は別の相手と距離を縮めつつあり、二人の心がどんどん離れていく。
ここでの「距離」は物理的なものではなく、心の距離を指しています。

良城はこのままでは月菜を失ってしまうかもしれないという危機感を抱いている。
しかし、それを止めるための行動が間に合うかどうかは分からない。

しかし、良城はこれまで自分の問題を一人で抱え込んできましたが、月菜を失うかもしれない現実を前にして、理性では抑えられないほどの強い愛情が湧き上がっている。
ここで歌詞が途切れることで、「この後、良城はどうするのか?」という緊張感が生まれています。

サビ

抱きしめたい 君だけ
触れられない 痛みすらも
生きている意味 ただ一つさえ
君がくれるの 遠く見えても

BE:FIRST「誰よりも」

良城は「抱きしめたい」と強く願っているが、「触れられない」現実に直面している。
「痛み」は月菜だけでなく、良城自身も苦しんでいることが含まれています。

しかし、良城にとって月菜が生きている意味と思えるほど人生の支えであり、彼女を失いたくないと強く思っていることがわかります。
二人の間に距離ができていても、それでも愛を手放したくないという気持ちが感じられるセクション。

消えない 願いや
守りたい 想いが もう
この広い世界 広い空 はぐれない様に
手を繋いでいよう

BE:FIRST「誰よりも」

二人にはどんな状況になってもずっと抱き続けていた想いがあります。
良城と月菜は一度心がすれ違い、別の相手(直樹や千春)に寄りかかる瞬間がありました。
しかし、それは単なる「逃避」であり、本当に求めていたのは互いの存在。

「月菜と一緒にいたい」「良城と分かり合いたい」という願いは決して消えなかった。
どんなに迷っても、その願いがあったからこそ、二人は最後に再び向き合うことができたのでしょう。
つまり、この「願い」とは、「純粋で変わることのない愛」と捉えることができます。

そして、「守りたい想い」は、単なる愛情だけでなく、「二人で支え合う覚悟」 に変わったのだと考えられます。
良城にとっては 「月菜を幸せにするという強い決意」、 月菜にとっては 「良城と共に歩んでいく覚悟」。

二人が試練を乗り越えたからこそ、「守りたい」という言葉には強い意思と責任が込められていると考えられます。

さらに、「もう」という言葉に込められた意味。
「消えない願い」と「守りたい想い」は、ずっと二人の中にあったものですが、物語の途中ではお互いに確信を持てず、迷いがあった 状況でした。

しかし、二人の迷いは消え、願いと想いが「もう」揺るがないものになったのです。
「もう」という言葉は、二人がすべてを受け入れ、お互いを選んだ証ということ。

「この広い世界 広い空」は、二人が狭い悩みや葛藤から解放され、広い未来へと向かう象徴と考えられます。
二人が抱えていた問題(潔癖症、寂しさ、不安、すれ違い)は、まるで「狭い世界」に閉じ込められていたような状態でした。
しかし、それを乗り越えたことで、二人の前には「広い世界」「広い空」が広がっている。

次に、映画のラストシーンで鎌倉の海を背景に二人が初めて抱きしめ合うという、感動的な場面の情景をも象徴している。
二人が向き合い、愛を確かめたその瞬間に、目の前に広がる景色こそが「この広い世界」「広い空」なのかもしれません。

そして、「愛は広く、どこまでも続いていく」という普遍的な愛のイメージが込められているとも捉えられます。
しかし、美しく可能性に満ちたものでもある反面、無限に広がるがゆえに「はぐれてしまう怖さ」もあります。

だからこそ、「どんなに広い世界でも、手を繋いで離れずに共に生きていこう」と決意するのです。

ラスサビ

二人で始めよう

BE:FIRST「誰よりも」

最後のサビだけラストのフレーズが変化しています。
何度もすれ違い、別の相手に心を寄せそうになりながらも、お互いを選ぶ道を選んだ二人は、ただ「元に戻る」わけではありません。

ここでは、 「二人で」 という言葉が強調されているのがポイントです。

良城は潔癖症という障害を抱え、ずっと 「自分一人で克服しなければならない」と思い込んでいた一方、月菜もまた良城を支えながらも 「自分は寂しさを耐えるしかない」と考えていたかもしれません。

しかし、クライマックスの抱擁シーンで、二人は 「一人ではなく、共に乗り越える」ことを選んだのです。
「触れ合えた瞬間」 は、二人にとっての新しい第一歩。

単なる「関係の修復」ではなく、新しい関係を築いていくと決意して未来へ向かって歩き出す。
「どんな困難があっても、一緒に歩んでいく」 という 二人の覚悟の象徴と捉えられます。

映画のラストシーンと強くリンクし、この言葉がラストにあることで、映画の結末と歌詞が美しく重なり、感動がさらに深まります。

映画のストーリーと深く結びついた歌詞

このようにBE:FIRSTの「誰よりも」は、映画『誰よりもつよく抱きしめて』のストーリーと完全にリンクした楽曲でした。

良城と月菜のすれ違い、触れられない苦しみ、そして再び愛を取り戻す過程が、歌詞の中に丁寧に描かれています。
特に「抱きしめたいのに、触れられない」という感情が楽曲の核となっており、映画の感動的なクライマックスへと繋がる重要なテーマとなっています。

この楽曲を聴くことで、映画のラストシーンがより感慨深く感じられ、「最高純度の愛」の意味をより強く理解することができるでしょう。

ということで、まだ映画をご覧になっていない方は是非映画館に足を運んでみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!

金やんチャンネル編集スタッフ・しんちゃんでした。


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