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『プリンとシロップの旅』第4話「透明な橋」

「もう何日も経ったね。
次の列車は、いつ来るんだろう?」

「さあ……分からない。

でも今は、
この夜空の星がとても綺麗だね。

こうして星を眺めていたら、
いつの間にか列車も来るんじゃないかな?」

「そういえば、僕たちが初めて出会った日も、
こんなふうに星がいっぱいの夜だったね。

もしかしたら、あの星たちのおかげで
僕は君に出会えたのかもしれない。

たくさんの星の間をさまよって……
やっと君を見つけたんだから」

「うーん……
そうかもしれないね。

でも、あの日に出会えなかったとしても、
私たちはいつかきっと出会ってたよ。

どこにいたとしても。

どんな日だったとしても。

君はずっと、私を探し続けてたと思うから」

「今、ここで一人じゃないってことが
本当に幸せだよ」

「そもそも一人だったら、
ここまで来てなかったんじゃない?」

「それもそうだね。はは」

二人は顔を見合わせて笑った。

そのとき、
遠くから列車の近づいてくる音が聞こえた。

しばらくして、
列車は二人の前に停まった。

「プリン! 行こう!」

プリンは列車を見つめた。

けれど、また不安が押し寄せてきた。

いつの間にか、ホームと列車の間が
とても遠く感じられた。

足元にはまるで、
深い崖が広がっているようだった。

今度こそ、あそこへ
一歩踏み出してみたい。

もしかしたら……

この先には、目には見えない
透明な橋が続いているのかもしれない。

一歩踏み出せば、
きっと向こう側へ渡れるはずだ。

でも……

本当にそんな橋があるのかな?

何もなかったら?

そのまま崖の下へ
落ちてしまったらどうしよう。

そうだ。

もう一度だけ考えてみよう。

まだ、その時じゃない。

プリンはシロップに何かを言おうと、
顔を向けた。

そのとき、
シロップの胸元で淡く輝く小さなペンダントが目に入った。

プリンはしばらく、
その小さな光を見つめていた。

その雫を見つめていると、
まるで一滴のシロップが、
自分の上へゆっくりとこぼれ落ちてくるように見えた。

そうだ。

僕はもう、一人じゃない。

もし崖の下へ落ちたとしても……

そのときは、
泣いてしまうかもしれない。

それでも、そばにいてくれるだけで
少しは救われると思う。

そして僕たちは、
また一緒にここまで登ってくるんだ。

また笑って、話をして、

次の列車を待つんだ。

何度だって……

この夜空の下で。

だから……

僕は……

いや。

僕たちなら、この透明な橋を渡れる。

プリンの瞳に映っていた
シロップの小さな雫が、ゆっくりとこぼれ落ち、

鋼鉄のヘルメットの奥にいるプリンへと届き、
その奥深くまで染み込んでいくようだった。

プリンの姿は、
少しずつシロップの色に染まっていく。

そして、その中で――

プリンは力いっぱい叫んだ。

「うん!
行こう、シロップ!」


この物語は

この物語には、音楽やイラスト、
さまざまな演出とともに楽しむ『舞台』もあります。
幕が上がるまで、もうしばらくお待ちください。


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ただいま準備中です。
もうしばらくお待ちください。


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