見出し画像

自分に戻る #5 自分を置き去りにしない怖さ

「もう我慢したくない」
「自分を裏切りたくない」
「軽く扱われたくない」

「もう 自分を置き去りにしたくない」

そう 強く思い始めた頃から
次に押し寄せてきたのは
” 怖さ ”だった。



最初に感じた怖さは
仕事の契約前のやり取りの時でした。

休日について、
自分の希望を伝える。

別に特別なことではない。
あくまでも 私の「希望」を伝え、
先方と擦り合わせていく。

それだけのことなのに、
私は何度も何度も
言葉を選び直していました。

「この言い方で大丈夫かな。」
「わがままに聞こえないかな。」
「感じ悪くないかな。」
「迷惑だと思われないかな。」
「もっと違う言い方があるんじゃないかな。」

やり取りが続く度に
なぜか怖さが増していった。


返事を待っている間も
返事が届いた時も

「何て返事が来るだろう?(来たのか?)」
「希望が通らなかったらどうする?」
「どう返事する?」

そんなことを ずっと考えていました。


途中からは 

もう合わせちゃった方が楽じゃない?
逃げたいな。

いや、今が踏ん張り時だよね。
コレを少しずつ積み重ねて、
ちゃんと言える自分になっていくんだよね。

そんなことを思いながら
怖いまま、
その都度、自分の考えを伝えていきました。


結果として、
私の要望は ほぼ受け入れてもらえました。


本当なら、
” 嬉しいはず ”、だった。


でも、
実際は違っていました。

嬉しいよりも、
怖くて仕方がなかった。

こんなんで私、
これからも自分の気持ちを伝えていけるのかな。

そんな不安でいっぱいでした。

せっかく 
ちゃんと伝えられたのに
『良くできたね』『すごいね』って
自分に言ってあげられない。
素直に喜んであげられない自分が悲しい。

それよりも 
『本当に良かったの?』『大丈夫なの』って
怖がって心配ばかりしてる。

こんな思いするなら言わないほうが良かったんじゃないか?
どうしていつも悲観的になっちゃうんだろう。
もっと できたことを喜べばいいのに。

気づいたら涙が溢れていた。


何に対する涙なのか、
よく分からなかった。



ただ、その時

今回、
自分の考えを伝えたことで、
「やっぱり嫌な思いをした」
という記憶になってしまわないか。


そしてまた、
「もう自分の希望(気持ち)は言わない」
そんな風になってしまわないか。


それを心配している私がいました。




今 振り返ると、
私が怖くて仕方がなかったのは
”休日の希望の交渉のやり取り”
ではありませんでした。


自分の希望を伝えることで

・関係が壊れてしまうのではないか
・嫌われてしまうのではないか
・否定されるのではないか

そんな不安もありましたが
今回はそれだけではありませんでした。



今までの私は、
自分の希望を飲み込むことで
関係を保とうとしてきました。


もちろん、
今までも伝えたことがなかったわけではない。


でもそれは、

「もう無理」
「これ以上は我慢できない」
「(関係が)壊れてもいい」

そんなふうに限界を超えた時だけだった。




でも 今回は
我慢の限界が来る前に
自分の希望を伝えようとしていました。


「私にも希望があります」
「私にも都合があります」
「私にも大切にしたいものがあります」


そんなことを、
相手に伝えても
本当に関係が続いていくのか?


それが信じられなかった。


だから
とても怖かった。


それはたぶん 今もまだ。


いいなと思ったら応援しよう!