23)行動を晒せない人が任されない理由
※この投稿は「仕事を任される人の条件」MAGAZINEの一部です。
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■ この投稿にあたって参考にした書籍
(いずれも、実務の現場で何度も読み返してきたもの)
①『プロフェッショナルの作法』(大前研一)
→ 成果は「公開された行動」でしか評価されないと分かる
②『Why型思考』(HBR)
→ 行動を説明できない人が信用されない構造が見える
③『アウトプット大全』(樺沢紫苑)
→ 出さない人が成長できない理由が明確になる
晒す勇気の欠如:なぜ「真面目な人」ほど、選別の舞台から消えていくのか
仕事を任されない人には、驚くほど明確で、残酷な共通点がある。
それは能力が低いことでも、経験が浅いことでもない。
ましてや、やる気が欠如しているわけでもない。
原因は、たった一つの行動に集約される。
「自分の行動を、一切外に晒さない」
実務の世界において、これは致命的な欠陥となる。
彼らは知識を蓄え、夜遅くまで準備をし、自分なりに深く考えている。
周囲から見ても、決して不真面目ではないし、むしろ「頑張っている」ように見えることもあるだろう。
それでも、彼らには重要な仕事が回ってこない。
いつまでも「指示待ち」の枠から抜け出せず、決定権のある場所へ呼ばれることもない。
理由は、あまりにも単純だ。
**「あなたが何をやっているのかが、周囲から一ミリも見えない」**からである。
「隠す」という自己防衛が招く停滞
行動を晒さない人は、無意識のうちに自分自身を必死に守っている。
「まだ作りかけの途中だから、恥ずかしい」
「論理が完全に整っていないから、突っ込まれるのが怖い」
「自分自身の答えに確信が持てないから、もっと確実になってから出したい」
こうして、本来であれば外に出すべき「反射アウトプット」を、自分の内側に深く隠し持ってしまう。
一見すると慎重で丁寧な仕事術に見えるかもしれないが、現場の論理は違う。
仕事の現場において、見えない行動は「存在していない」のと同義である。
あなたが頭を抱えて悩んだ3時間も、
100冊の本を読んで蓄えた知識も、
外に出力されない限り、組織にとっては「無」だ。
「無」に対して責任を預けたり、新しい仕事を任せたりする人間は、この世に一人もいない。
上位層の人間は、成果の良し悪しだけで人を見ているわけではない。
彼らが何よりも注視しているのは、**「晒された行動の圧倒的な量と質」**である。
稽古場に立たない者に、変化は訪れない
上位層は、あなたの内面の苦悩には興味がない。
彼らが見ているのは、ただ一点だ。
・未完成の段階で、一度こちらに晒したか。
・自分の間違いを認め、直されに来たか。
・厳しい注意を、自ら受け取りに来たか。
・そして何より、恥をかきながら「稽古場」に立ち続けているか。
ここだけが、信頼の基準となる。
行動を晒せない人は、自分自身を成長させる唯一の機会を、自らの手で握りつぶしている。
人間の「無意識反射」が書き換わる瞬間というのは、
「自分の不格好なアウトプットを他人に晒し、それを木っ端微塵に破壊された後」
にしか訪れない。
一人で静かな部屋にこもり、完璧な答えを求めて考えている間、
あなたの脳内の反射回路は、一ピクセルも更新されることはない。
昨日と同じ回路で、昨日と同じ正解をなぞっているだけだ。
だから、いつまで経っても「任される側」へは行けない。
これは評価の不当さでも、運の悪さでもない。
ビジネスパーソンとしての成長における、絶対的な**「構造」の問題**なのだ。
ここから先は、スキルの話ではない。
なぜ「自分を晒すこと」を恐れる者が、組織という装置から静かに排除されていくのか。
その残酷なメカニズムを解き明かしていく。
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「仕事を任される人の条件」/ 加納光
このマガジンは、 仕事のやり方やノウハウを学ぶ場所ではありません。 6ヶ月後、 今より1ステージ上の仕事を 「自然に」任される人になるた…
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