作家が小説やマンガに画像生成AIを本格利用するメリット
画像生成AIはもはや珍しいものではない
皆様は画像生成AIを使っていますか?もはや当たり前の技術となりましたが、なかなかビジネスや創作には使えないなーという人も多いのではないでしょうか。
本日は、画像生成AIを利用した作品、および画像生成AIを使ってみた結果、起きた出来事を小説家目線でお届けしたいと思います。
実際に使った感想
こちらの作品で使用してみました。
本作品は舞台は2030年代の東京を中心とした近未来小説、「AIレジスタンス3巻」の内容を中心に構成されたビジュアルアートブックです。
ポイント①どこで何を描きたいか?
例えば、VRの世界を描く場合は、アニメ風に描きたいな~、とか、近未来風、リアルに描きたいという思いが浮かんできました。
逆に、現実世界を描くときは、写真風だったり、リアルなアニメ風にすることで質感を出すことができました。
このような表現は従来の創作方法ではなかなか難しいと思います。
例:VRの世界

現実世界

ポイント②多少の編集が必要
正直、「?」と思える画像も出来上がってきます。そして、残念ながらここではお見せできないような画像も作られてしまいました。その場合は人物の表情、手の位置、などを加工するといったことも必要です。また不要な箇所、いらないマークなどが表示、生成されることもあるので、随時修正をする必要もあります。
人とAIの共生がテーマ
本作品は偶然にもその点がテーマの一つでもありました。そのようなこともあり積極的にAIと人がコラボしましたし、そこをあえて隠す必要もないと判断しました。では果たしてどこまでがAIの仕事か、どこまでが人の仕事かという点も含めて今後の議論となるところでしょう。
やりたいことが湧いてくる
これは感想と言ってもいいのですが、AIが生成し、その画像の細部を編集していると、「もっと表現してみたい。」「この文章を追加してみたい。」と思えてくることがたくさんありました。
例えば、これは2030年の東京を意識し、環境に配慮した乗り物を描いていました。今以上に温暖化が深刻になった場合、緑化の推進なども行われた未来になっているのではないか?こういった考えを画像化してくれるのもAIのメリットです。乗り物の映り込みなどもリアルに表現することができましたが、この辺は知り合いのエンジニアに相談しつつ、対応しました。(この辺は結構、様々な工夫も必要でしたが、長くなるので割愛します。)

AIは「人の創造性を更に高めてくれる存在」とでも言います。繰り返しになりますが、実際には自分の想像とは違う画像も生成されます。そういった画像は実際に使用しなくてもいいのです。ただ、一度画像にしてみるだけでも、「あ、こういう世界観もありだな~」といった考えが浮かんできたりしました。そこから新しいストーリー展開が生まれてくる場合もあります。
これからは人とAIがより近い距離で、一緒に仕事を進めるようなシーンが増えていくような気もしています。
問題点
しかし、問題点もたくさんあります。例えば、生成AIが生成した画像、その著作権は一体誰のものなのかといった問題です。
これに関しては今後、議論が深まっていくことでしょう。ただ、AIが生成した画像について、作家がその画像に想いを込めて編集したり、配置を考えたりした場合、少なくても作家の意図や想いが込められたものであることは疑いようのないことではないかと思います。
まとめ
結論として、しばらくは率先してこの技術を使っていきたいと思いました。やはりイメージがさらにイメージを生むというのは新鮮な体験でしたし、画像のリアルさが増せば増すほど、「将来、これは現実に起こり得るのでは?」という思いも強くなってきました。もっとも、今回のストーリーは現実に起きてほしくない面もありますけど……
未来は常に明るいものであると期待しつつ、今後もAI活用には前向きに検討していきたいと思います。
