親が自分の人生を生きる。それが子どもへのメッセージ
「私はどうしたい?」
この問いが、私の中で何度も浮かんできます。
私が育った時代では、学校でも社会でも、「正解」とされるものを選べば安心だと教えられてきました。
学校へ行き、
みんなと同じように進学し、就職する。
そのレールに乗っていれば大丈夫。
私自身も、そう信じて育ってきました。
だから親になった私も、その価値観を
握ったまま子育てをしていました。
「こうした方がいい」
「この道を選べば安心」
「普通に生きてほしい」
口に出していなくても、そんな思いを
息子に渡していたのだと思います。
それが親としての愛情だと信じていたからです。
でも、息子の不登校、高校中退という
出来事をとおして、私は立ち止まることになりました。
今は、情報も選択肢もあふれ、働き方も生き方も本当に多様な時代です。
だからこそ大切なのは、
「私は何が好きなのか」
「私は何を選びたいのか」
「私はどう生きたいのか」
そんな問いを、自分自身に
投げかけることなのではないかと思います。
私は長い間、自分の気持ちよりも、
「こうあるべき」を優先して生きてきました。
でも息子は、そんな私に問いを投げかけてくれました。
「お母さんは、本当はどうしたいの?」
もちろん、息子が実際にそう言ったわけではありません。
でも、息子の存在そのものが、
私にそう問いかけているように
感じたのです。
昔の価値観を握りしめたままでは、
今の時代を生きる子どもを理解することは難しい。
だから変わるべきだったのは、
子どもではなく、まず私でした。
「私は何を選ぶ?」
「私はどう生きたい?」
その問いを繰り返しながら自分で選び、その選択を味わい、自分の人生を生きていく。
誰かの正解ではなく、自分の心で選び、自分の人生を味わっていく。
そんな生き方を、
子どもに見せていけたらいいのかもしれない。
子どもを変えようと頑張るよりも、
まずは自分が自分らしく生きること。
その背中こそが、子どもへの何よりの
メッセージになるのではないか。
「私はどうしたい?」と問いながら、
自分の人生を歩んでいきたいと思います。
