幸せのトリセツ
幸せは、どこか遠くから届く荷物ではなく
あなたの庭に、いつの間にか咲いている
名もなき花のようなものです。
1. 起動する方法
背中の力を、そっと抜くこと。
「今」という空気を、深く吸い込むこと。
特別な何かを待つのをやめて、
窓に映る光の粒に、目を向けること。
2. 長持ちさせるコツ
誰かの「幸せ」と重ね合わせないでください。
それは、あなた専用の、世界にひとつのオーダーメイド。
他人の光で照らそうとすると、
たちまちその色は、褪せてしまいます。
3. 故障かな?と思ったら
何も感じられなくなったときは、
心が「お休み」を欲しがっているサインです。
無理に修理しようとせず、
温かい毛布にくるまって、ただ眠ってください。
幸せは消えたのではなく、
次に咲くためのエネルギーを、根っこに貯めているだけなのです。
4. 廃棄について
この感情に、賞味期限はありません。
たとえ古くなって形を変えても、
それはいつか誰かを励ます「優しさ」や「強さ」へと
自然に姿を変えていくでしょう。
幸せは、握りしめれば指の間からこぼれ、
そっと掌を開けば、そこに留まってくれる不思議な生き物。
どうぞ、あなたのペースで、
この説明書を書き換えていってください。
