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爆速退職体験記〜イベントスタッフ編〜

こんにちは、仮置きの人です。
本日は爆速シリーズの退職編、その中でもイベントスタッフをやった時のお話をしたいと思います。

過去の爆速シリーズはこちらから読めますが、この記事だけでも問題なく読めます。


爆速結果発表

今回の結果
勤務時間…2日間(14時間)
給料…1万2千円

以上です。


不登校高校生、二日で一万二千円に飛びつく

イベントスタッフをやろうと思ったのは、父の知人に声をかけられたからでした。

二日間で一万二千円。

当時高校生(不登校)の私が頷くには十分な値段です。私は即答でやる!と答えました。

もしよければまた紹介するよ、とも言って下さいました。


バルーンアートを作るだけの平和なお仕事

イベントは家族連れのために開かれる土日限定のもので、私が担当になったのは、ウォーターサーバーの販促でした。
子供の気を引くためにバルーンアートを作り、立ち止まった親に社員さんがウォーターサーバーの話をする。

この、バルーンアートを作る係です。
最初に犬と剣の作り方を教わり、始まるまではそれをバイトの皆で量産して柱に飾りつけていきます。

バルーンアートは始めてでしたが、何かを作るという行為は好きなので楽しかったです。


風船は減る、契約は知らない

イベントが始まると、親子連れがたくさんやってきて、私たちのブースにもバルーンアート効果でたくさん立ち寄ってくれました。

私たちバイトはひたすらバルーンアートを量産する係なので、ウォーターサーバーの販促をしている傍ら、犬と剣を作り続けます。

今ウォーターサーバーの契約をするとお米が5kgもらえたり、他にも様々なものがついてくるらしいです。
確かに、ブースには米袋が置かれていました。
ですが、あまりウォーターサーバーの契約をする人はいないようでした。

私の住んでいたところは田舎なので、水道からそのまま水を飲む人が多いのと、今よりウォーターサーバーというものが浸透していなかったからです。

しかし、私たちにウォーターサーバーの契約は関係ありません。
やることはひたすらバルーンをねじねじして犬や剣を作り、子供に渡し、本命となる親を連れ込む。
そこまでが仕事の範囲です。


豪華なお弁当でお昼休憩

ひたすらにバルーンアートを作っている間に、お昼の時間がやってきました。
お昼は分担してとることになっており、私ともう一人のアルバイトの子が一時間のお昼休憩を与えられます。

「二階の階段のそばにお弁当があるから、それ食べてね」

社員さんからそう言われ、私たちは二階へ向かいました。
言われた通りに袋の中にお弁当が積まれていたので、その中からお弁当を一つずつとって食べます。
なかなかに豪華なお弁当でした。

昼食中、会話はありませんでした。

私はこの時点でバルーンアートに目覚めていたようで、剣と犬だけでは満足できず、他の作り方をガラケーで検索していました。


栄光は豪華なお弁当で潰えた

そんなことをしているうちに休憩時間は終わり、私たちはまたバルーンアート量産作業へ戻ります。

私は先ほど調べたライオンのバルーンアートを披露し、同じバイトの中で一躍ヒーローとなりました。
作り方を教えて欲しいと言われ、私は得意になりながらライオンの作り方を教えていました。

そこで、休憩から戻ってきた社員さんから声がかけれられます。

「社員用のお弁当が減ってるんだけど、誰か食べた?」

そう、私が豪華だと思って食べていたお弁当は、社員用に用意されたお弁当だったのです。

お弁当の袋は二つ用意されており、片方がバイト用、片方が社員用と分けられていたのです。
そのことに私たちは気づかず、真っ先に見つけた社員用の豪華な方を食べてしまっていました。

それに気づいた私は、死ぬほど謝りました。

ライオンで一躍ヒーローとなった私は、社員用の弁当を間違えて食べたうっかり者にランクダウンしました。

儚き栄光でした。


しょんぼりと風船を作る二日目

その場から消えてしまいたい気持ちを抱えながら、バルーンアートの量産に明け暮れて一日目は終わりました。

二日目もやることは同じで、バルーンアートの量産です。

一日目よりはしょんぼりとした気分で、私はバルーンアートを量産していました。


米袋、破壊

今度はお弁当を間違えないようにして、二日目は無事に終わる…はずでした。

途中、新しく配布する景品が段ボールで入荷しました。
床にいくつも置かれた段ボール。
ハサミが見つからなかったので、他の人がボールペンでガムテープを切り裂いて開けているのを見て、私は「そんなこともできるんだ!」と新しい知見を得ました。

そして私もダンボールを開けるべく、ボールペンをガムテープに突き刺します。
手応えがあり、ガムテープが引き裂かれます。

そして勢いが良すぎて止まらなかったボールペンは、景品用の米袋まで引き裂きました。

床に溢れる白米、慌てる社員さん、死ぬほど謝る私。

この時の私の心情は、軽く地獄でした。

初日に社員用のお弁当を食べ、二日目は景品の米袋を引き裂くという業務外での失敗が二つ。

米袋はガムテープで無事直され、そのまま景品として展示されましたが、私の消え去りたい気持ちはガムテープでは直りません。

そのまま二日目を終えました。

あれだけ楽しかったバルーンアート量産のバイトが、やっと終わった、という気持ちでいっぱいでした。


粗忽さは、今も健在

その後、手渡しでお給料はいただけました。
ですが、父の知人から、私に声がかかることは二度とありませんでした。

自分の粗忽さに気づいたのは、この辺りだった気がします。

そしてその粗忽さは、今もなお改善されていません。


今回は期間限定の単発のお仕事でしたが、長期前提のお仕事も爆速退職しています。

質問箱、やってます。


爆速シリーズは以下からどうぞ。

Twitter、やってます。
@karioki_no_hito

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