中古せどりで昔の自分が間違えていたこと。丁寧にやりすぎていました
中古せどりを長くやっていると、
「昔の自分は、ずいぶん面倒なことをやっていたな」
と思うことがあります。
その一つが、中古商品の検品や出品作業です。
私はせどりを始めた頃、とにかく中古品を丁寧に販売していました。
例えばCDプレーヤーを仕入れたら、
アンプとスピーカーにつないでCDを再生する。
音が出ることを確認するだけではなく、
音飛びがないか確認するために2〜3曲ほど聴く。
さらに別のCDも何枚か使って確認する。
そこまで検品してから清掃し、
写真を6枚ほど撮影して、
しっかり梱包する。
精密機器のシールを貼って、
できるだけ早く発送していました。
購入者から問い合わせが来れば、できるだけ早く返信。
クレームにならないように、
一件一件かなり丁寧に対応していました。
今考えると、
「そこまでやる?」
というくらい丁寧です。
付属品の欠品も許せなかった
付属品についても同じでした。
例えばブルーレイレコーダーを仕入れるとき、
リモコンが欠品している商品があります。
今なら、
「リモコン欠品として適正な価格で販売すればいい」
と考えることもできます。
しかし当時の私には、
ブルーレイレコーダーをリモコンなしで販売する
という発想自体がほとんどありませんでした。
リモコンがなければ、
まずリモコンの相場を調べる。
純正リモコンを追加で購入したとしても利益が取れるのか計算する。
利益が取れるなら本体を仕入れて、
あとからリモコンを用意する。
場合によってはメーカーから付属品を取り寄せることもありました。
とにかく、
できるだけ購入時の状態に近づけて販売する
という考え方でした。
中古品なのに、かなり完品にこだわっていたわけです。
一つひとつは正しい。でも全部やると時間がなくなる
こうしたこと自体が間違っているわけではありません。
むしろ購入者側から見れば、
丁寧な販売者だったと思います。
問題は、
それを全部、自分一人でやっていたことです。
検品。
清掃。
付属品の確認。
不足品の手配。
撮影。
商品説明。
梱包。
発送。
問い合わせ対応。
これを何十個、何百個と販売しながら続ければ、
当然ですが時間はいくらあっても足りません。
中古せどりは商品ごとに状態が違うので、
新品せどり以上に一件ごとの判断が発生します。
そこにさらに、
「念のため、もう一度確認しておこう」
「ここまで確認しておけばクレームにならないだろう」
という作業を積み重ねていく。
すると、どんどん一商品あたりの作業時間が長くなります。
当時の私は、
丁寧に仕事をすることと、時間をかけることをかなり混同していた
のだと思います。
外注したかった。でも、自分と同じ検品ができるとは思えなかった
売上が増えてくると、
当然、一人ですべて処理するのが難しくなります。
そこで検品や納品作業を外注することを考えました。
ただ、最初はかなり不安でした。
私は何年も中古家電を触っています。
商品知識もある。
検品する設備もある。
一方、外注スタッフは中古家電の専門家ではありません。
自宅にアンプやスピーカーなど、
すべての検品設備がそろっているわけでもありません。
当然、
「自分がやっていたレベルの検品を、本当に他人に任せられるのか?」
と思いました。
中古品なので、
検品を間違えれば返品やクレームにつながります。
外注化した結果、返品だらけになったら意味がありません。
実際に任せてみたら、返品率はほとんど変わらなかった
そこでマニュアルを作り、
確認すべきポイントを決め、
スタッフに検品や納品作業を任せるようにしました。
もちろん、私が以前やっていたほど細かい検品はできません。
設備的にできない確認もあります。
それでもスタッフは、
マニュアルの範囲内でかなり真面目に作業してくれました。
そしてしばらく運用して気づいたことがあります。
返品率がほとんど変わらなかったのです。
私がすべて自分で細かく検品していた頃も、
返品率はだいたい8%前後。
外注スタッフに任せるようになってからも、
大きくは変わらず8%前後でした。
もちろん中古品なので、
どれだけ検品しても返品を完全にゼロにはできません。
配送中に不具合が出ることもあります。
購入者との認識違いもあります。
検品時には正常でも、
その後故障することもあります。
つまり、
自分がかなり時間をかけていた追加の検品作業は、
思っていたほど返品率に影響していなかった
ということです。
100点を目指すより「必要十分」を決める
ここで初めて、
「品質を上げれば上げるほど良い」
わけではないと気づきました。
例えば、
動作確認をまったくしない。
これは中古販売では問題があります。
一方、
正常に再生できることを確認したあと、
さらに何十分もかけて複数のCDを再生する。
これによって返品率がどのくらい下がるのでしょうか。
仮に30分かけて検品して返品率8%。
15分に短縮しても返品率8%。
それなら後半15分の作業には、
ほとんど経済的な価値がなかったことになります。
商売なので大事なのは、
雑にやることではなく、必要十分な品質を見つけること
だと思います。

ただし、昔の丁寧な検品が無駄だったとは思っていない
とはいえ、
「昔やっていた細かい検品は全部無駄だったのか?」
というと、私はそうは思いません。
むしろ、せどりを始めた頃にかなり細かく商品を調べ、
実際に触って検品していたことは、
今になってかなり役に立っています。
中古家電やカメラは商品知識が重要です。
この機種にはどんな付属品が必要なのか。
このリモコンはどの機種と共通なのか。
このメーカーでは、どこが壊れやすいのか。
この機能は確認した方がいいのか。
この付属品がなくても実際には使用できるのか。
欠品していると販売価格がどのくらい変わるのか。
こうした知識は、
商品を何度も自分で触らないとなかなか身につきません。
付属品がなければメーカーサイトを調べる。
型番を調べる。
リモコンの対応機種を調べる。
説明書を読む。
動作確認方法を調べる。
当時は単なる出品作業だと思っていましたが、
結果的には、
それ自体が商品知識を身につけるための勉強になっていました。
また外注スタッフに教えるための、
マニュアルづくりにもかなり役に立ちました。
商品知識は次の仕入れで回収できる
そして中古せどりでは、
この商品知識がそのまま次の仕入れにつながります。
例えば過去に、
「この機種はリモコンがなくても代替品が安く買える」
と知っていれば、
次にリモコン欠品の商品を見つけたときにすぐ判断できます。
逆に、
「この特殊な付属品が欠品するとかなり高くつく」
と知っていれば、
仕入れを見送る判断も早くなります。
つまり、
検品や商品について調べることは、
その商品を販売するためだけの作業ではありません。
次の商品を仕入れるための知識への投資でもあります。
ここは中古せどりの面白いところです。
一つの商品について深く調べた経験が、
その後何年も使えることがあります。
初心者と経験者では、最適なやり方が違う
だから私は、
初心者の頃から検品を極端に省略すればいい
とも思いません。
最初は自分で商品を触った方がいい。
自分で検品した方がいい。
自分で付属品を調べた方がいい。
なぜなら、その過程で中古品を見る力がつくからです。
しかし問題は、
何年経っても同じことを全部自分で続けることです。
商品知識が十分についてきたら、
今度は自分の仕事を減らしていく必要があります。
昔は学習だった作業も、
経験を積めば単なる繰り返し作業になります。
そのタイミングで、
「これは本当に今も自分がやる必要があるのか?」
と考えるべきです。
「いい加減」と「やりすぎ」のバランスは、経験を積むしかない
中古せどりでは、
どこまで検品するのか。
どこまで清掃するのか。
どこまで付属品をそろえるのか。
どこまで購入者対応をするのか。
このバランスが意外と難しいです。
初心者ほど、
「いい加減すぎる」
か、
「やりすぎる」
のどちらかに偏りやすいと思います。
いい加減すぎる人なら、
検品不足や説明不足によって返品やクレームが増えます。
返品が何度も続けば、
「さすがに、もう少し確認した方がいいな」
と考えるようになります。
一方、昔の私のようにやりすぎる人もいます。
検品に時間をかける。
清掃にも時間をかける。
欠品している付属品までできるだけそろえる。
写真も丁寧に撮る。
問い合わせにもすぐ返信する。
一商品だけを見れば、とても丁寧です。
しかし、それをすべての商品でやっていると、
今度は数をこなせません。
一人で処理できる商品数にはすぐ上限がきます。
そこで、
「本当にここまでやる必要があるのか?」
と考えるようになります。
つまり、
いい加減な人は返品やクレームによって修正され、
やりすぎる人は作業量の限界によって修正される。
どちらから始めたとしても、
改善を続ければ少しずつ中間に寄っていきます。
中古品は商品ごとに状態が違うので、
「この商品は5分検品すれば十分」
「これは故障しやすいから少し細かく見る」
「この付属品はなくても問題ない」
「これは欠品すると大きく売価が落ちる」
といった判断を、
最初から完璧にするのは難しいです。
結局、
どこまでやれば十分なのかという感覚は、
ある程度、経験を積まないと身につかない
のだと思います。
もちろん返品率や作業時間など、
数字を見ながら改善することはできます。
ただ、その数字を見て、
「ここは削って大丈夫」
「ここは削ってはいけない」
と判断するためにも、
商品を実際に扱ってきた経験が必要です。
初心者の頃は多少遠回りしてもいい。
重要なのは、
そのやり方を何年も疑わず続けるのではなく、
経験が増えるたびに、自分の作業の適正ラインを更新していくこと
だと思います。
中古せどりで長く稼ぐには、
丁寧であること以上に、
「いい加減でもなく、やりすぎでもないところ」を見つける力
が重要なのかもしれません。
外注化して、自分にしかできない仕事に集中した
検品、清掃、撮影、梱包などを手放したことで、
私はかなり時間を使えるようになりました。
その時間を、
仕入れ。
相場判断。
新しい仕入れ方法の開拓。
業務改善。
ツール作成。
外注の仕組みづくり。
などに使えるようになりました。
中古せどりでは、
商品をきれいに梱包する能力よりも、
「この商品をこの価格で仕入れて利益が出るか」を判断する能力
の方が、最終的な利益には大きく影響します。
もちろん納品作業も重要です。
しかしマニュアルを作り、
必要なチェックポイントを明確にすれば、
責任感のある人ならかなりの部分を任せられます。
一方、長年の経験から行う仕入れ判断は、
簡単には他人へ移せません。
だから、
他人でもできる仕事を自分が完璧にやるより、
自分にしかできない仕事に時間を使った方がいい。
私はこれに気づいてから、
せどりの稼ぎも大きく増えました。
丁寧さを捨てたのではなく、使う場所を変えた
昔の私は、とにかく全部丁寧にやっていました。
今は違います。
丁寧にやらなくなったというより、
丁寧さを使う場所を選ぶようになった
という方が近いです。
返品率が変わらない検品に30分使うより、
その30分で利益の出る商品を一つ探す。
自分で梱包を一つ完璧に仕上げるより、
スタッフが安定して梱包できる仕組みを作る。
すべて自分でやるより、
自分にしかできない判断へ時間を使う。
せどりを始めた頃の私には、
この発想がありませんでした。
ただ、不思議なことに、
その頃に遠回りして身につけた商品知識があるからこそ、
今は「どこまでやれば十分なのか」を判断できます。
そう考えると、
昔のやり方が完全に間違っていたわけではありません。
初心者の頃は、非効率な経験から学ぶ時期も必要です。
でも、経験を積んだあとまで、
昔と同じやり方を続ける必要はない。
丁寧に仕事をすることと、
丁寧にやりすぎることは違います。
中古せどりで稼ぎを伸ばすには、
何をもっと頑張るかより、
何をもう自分でやらなくていいのかを考えることも重要です。
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中古せどり経験者向け個別相談について
中古せどりをすでに実践している方向けに、
Zoomでの個別相談を行っています。
仕入れ、Amazon販売、外注化、作業効率化、AI・ツール活用など、現在困っていることについて、私自身の経験をもとに一緒に整理します。
有料の個別相談です。
料金は申込フォーム内に記載しています。
完全初心者向けのせどり講座ではありません。
また、売上や利益などの成果を保証するサービスではありません。
しかし、すでにせどりを実践している方であれば、基礎から学ぶ必要がないため、現在うまくいっていない部分や改善できそうなポイントに絞って具体的にお話しできます。
経験者の方の場合、
ちょっとした気付きで一気に伸びる可能性もあります。
顔出しは不要です。
ご要望に応じて、
パソコンの画面を共有して説明することもできます。
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ということは経験者の方にはよくあるため、
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