見出し画像

#19.[雑記]頭髪を死守する―ミドルエイジの仁義なき戦い―

つい最近、46歳になった。

中年やオヤジと呼ばれるには十分な年齢だ。

昔から美意識は高い方だった(と信じたい)。

なので、中年やオヤジと聞いて思い浮かべる一般的なイメージ―夏場、ポロシャツを着るも腹が前方にぽっこり出ている、髪が薄い、顔面が脂ぎっている、清潔感がない、クサい―に抗うべく、これまで自分なりにケアをしてきた。

今日はその中でも、ヘアケアについて書きたい。

私は脂性肌だった。

過去形なのは、現在イソトレチノインの治療を行っており、体のありとあらゆる部位が逆に乾燥するくらい油分が抜けてきたからだ。

特に思春期はひどかった。

友達から「油田」と揶揄され、女の子の目も気になる中で、どうにかならないものかと悩んでいた。

当時の私が未来のこの状況を知ったら、さぞ驚くだろう。

顔面が脂性肌なら、もれなく頭皮も油分が多かった。

寝る前に丁寧にシャンプーとトリートメントをしても、目覚める頃には頭皮から酸化した脂のニオイがする。

だから朝シャンは必須だった。

それで仕事へ行っても、夕方には頭頂部や耳のあたりから発生したどんよりした空気が、前髪を伝うように鼻腔へ忍び込んでくる。

自分自身のニオイに耐えられなかったのだ。

美容師をしている友達から「市販のシャンプーは洗浄力が強すぎるものもある」と聞き、シャンプー解析サイトなどを参考にしながら、一つ一つ試していった。

しかし、なかなか「コレだ」という商品には巡り合えなかった。

33歳を過ぎた頃だっただろうか。

青山の美容室に通い始めた。

カッコよくなりたい。

お洒落な美容室なら青山・原宿。

その程度の発想だったと思う。

ところが行ってみると、女性客の比率が異常に高い。

ビビりながら店に入り、座面がやけに小さい木製の椅子にちょこんと座り、肩身の狭い思いをしながら順番を待っていたことを今でも覚えている。

何度か通ううちに、ヘッドスパを勧められた。

そこで使われていたシャンプーの香りがとても気に入り、その日のうちに一本買って帰った。

「デミ コスメティクス ビオーブ リフレッシュスキャルプシャンプー」という商品だ。

頭皮のニオイについては、半ば諦めていた。

ところが、このシャンプーが私には合った。

朝シャンの習慣が抜けず、シャンプーを変えてからもしばらく続けていたが、夜に風呂へ入るまで、あの酸化した脂のニオイをほとんど感じなくなった。

それから13年。

今でも同じシャンプーを使っている。

タイトルは大げさだが、若い頃からのケアのおかげなのか、単に遺伝的な要素なのかは分からない。

父は頭頂部が薄かったのでヒヤヒヤしていたが、46歳になった現在も、年齢の割には髪の毛は健やかな方ではないかと自分では思っている。

少なくとも「薄いですね」と言われたことは一度もない。

この先も13年来の相棒と共に歩んでいくつもりだ。

そして、もし薄毛が進行する兆候があれば、そのときは速やかにAGA治療も検討する。

頭髪は死守する。

ミドルエイジになれば、健康面にも外見にも変化が現れる。

家族がいれば自分のことは後回し。

仕事が忙しければ、自分のケアも後回し。

忙しい現代社会では仕方のないことだと思う。

それでも、「仕方がない」と時間の経過に任せるのか、できる範囲で少しだけ抗ってみるのか。

その積み重ねで、見た目の印象はずいぶん変わってくるのではないだろうか。

造形的にイケオジにはなれなくても、イケオジ「風」なら努力の余地はある。

キレイなジャイアンというものが存在するのだから、キレイなオヤジがいてもいい。


猗窩座のような誘い方になるが、

同年代のミドルエイジ、共にキレイな歳の重ね方をしていかないか?




いいなと思ったら応援しよう!