猫城主のいるお城へ、いざ参らん

大手門跡です。両側を石垣に挟まれた石段を見上げると、その先に白壁が見えました。

石段を登ると、白い塀が弧を描くように続いていました。江戸時代から残る土塀で、丸や四角の穴は、矢狭間・筒狭間と呼ぶそうです。弓や鉄砲で応戦するための造りです。

二の丸から天守を見上げました。石垣の上に門と天守が重なり、新緑の中に白と黒が映えています。実はここでさんじゅーろーと出会ったのですが、それはまた別の記事で。

入城料は大人500円です。本丸に出ると、正面に天守が構えています。現存する木造の天守は、日本に十二基しかありません。備中松山城はそのうちのひとつで、現存天守を持つ城としては唯一の山城です。今回で十基目の訪問になりました。
築城は鎌倉時代にさかのぼり、江戸時代に水谷氏が改修した際に現在の天守が完成しました。廃藩後は荒廃しましたが、修復を経て今日に至ります。
城の中に入りました。

天守の内部に入りました。太い梁が幾重にも組まれ、床板は幅広の一枚板です。装飾はほとんどありません。山城の天守らしい、実用本位の造りです。

階段は急で、踏み場に折れ曲がりが設けられています。敵が一気に駆け上がれないよう、防御を意識した設計です。現役の山城だったことを、改めて実感しました。

天守から出て、本丸を見渡しました。左奥にはさんじゅーろーの避暑設備が置かれていました。夏場はここで過ごすようです。

石垣は野面積みです。自然石をほぼそのまま積み上げる技法で、隙間に小石を詰めながら積んでいます。400年以上、この形を保っています。

二重櫓も現存しています。白漆喰と黒い木材の対比が、端正な印象を与えます。

改めて天守を見上げました。新緑の中に白と黒が映えています。小さな天守ですが、山の上に立つ姿には存在感があります。
そうそう。二の丸で出会った猫城主・さんじゅーろーについては、次の記事で。
