《モコンさんの庭》:セルアニメ時代に合作作品を手がけたトップクラフト在籍時の覚え書き MEMO:4
DIALOGUE NUMBER
ダイアローグ・ナンバー
(リップシンクのための口の形一覧表&番号)
日本国内のテレビ・アニメの場合、口の動きは基本3種類です。もともとテレビアニメは3コマ撮りが基本のリミテッドアニメーションですので、口パクも3種類というのが普通です。アニメで使う日本語の母音は「あ・a」「い・i」「う・u」「え・e」「お・o」の5種類、これに閉じた口の「ん」を入れると6種類必要になります。これを①閉じた口の形、②「あ」の口の形または一番開いた口、③「い」の口の形または①と②の間の口の形と3種類で作画します(セリフの内容により大きさは変わります)。
タイムシートに書かれているセリフのタイミング(セリフの長さ)で3種類の口の動画番号をランダムに記入します。アフレコで声優さんがタイミングよくセリフの長さに合わせて納めてくれます。
逆に母音の5種類使った場合はアフレコには向きません。この場合は先に声を録音しておいて、作画で口を合わせる方法にしないと、口の形とセリフがまったく合わないのです。特に「う」「お」はその部分が声と画面と合っていないと違和感がわかるように見えてしまいます。ごく短いセリフで「う」「お」とかを合わせることはタイムシート上の操作で可能ですが長いセリフになるとズレがでてきます。
登場するキャラクターの口の動きとDIALOGUE(セリフ)を合わせることをリップシンク(Lip Sync、Lip Synchronization)といいます。合作作品ではセリフ(ヴォイス)が先にできていますので、作画で口に合わせる方法をとります。これをプレスコ(プレスコアリング(prescoring)の略)といいます。
合作の場合に必要な口パクは最低8種類必要になります。
発音毎の口の形をDIALOGUE NUMBER(ダイアローグ・ナンバー)で表すことで動画の担当者が誰でもリップシンクすることができます。このダイアローグ・ナンバーはタイムシートに記入されています。
ダイアローグ・ナンバー表
「最後のユニコーン」のダイアローグ・ナンバー表です。
参考に載せておきます。


© 2024「モコンさんの庭」プロジェクト
