【中央アマゾン地域保全群|ブラジル】世界遺産

4か国目は南米最大の国ブラジルです!その面積は世界第5位で日本の約23倍です。そんなブラジルの内陸の都市マナウスを訪れました。人口は約200万人でブラジルでは7番目に大きな街です。
マナウス

マナウスのすぐそばを世界最大の流域面積を誇るアマゾン川が流れ、世界最大の熱帯雨林が広がります。何もかもスケールが大きい!

この熱帯雨林は『世界の肺』とも呼ばれ、中央アマゾン保全地域群は2000年に世界遺産に登録され、2003年に現在の名称になりました。
ただ、近年は火災などが相次いで多くの森林が焼失し大きな問題になっています。
もっとアマゾン川の大きさを感じるためにヘリコプターに乗って上空へ。見下ろすとそのスケールは圧巻です!そして想像していなかった風景が広がっていて驚きました!


驚いたのは支流のネグロ川とソリモンエス川が合流するこの流域!ご覧のように川の水が2色に分かれているんです!
黒っぽい水のネグロ川と茶褐色の水のソリモンエス川。水温や流速、密度などが違うためすぐには混ざらず、このような状態が約6キロ続きます。不思議な現象ですよねー
明朝午前4時半、マナウスの魚市場を訪ねました。アマゾン川で獲れた魚が売買されているそうです。早朝にも関わらずものすごい熱気です。

店頭には珍しい魚がずらり!日本では目にしないような大きな魚たちが並んでいます。





これらはほとんどがアマゾン川で獲れた魚です。日本の川魚とは全然違いますよね!
広い市場を見学しているといつの間にか日が昇ってすっかり明るくなっていました。
屋台もたくさん営業していたので焼き魚定食で腹ごしらえ。かなり食べごたえありましたよ。

朝食をすませた後はマナウスの乗船場に足を運んでみました。
ブラジルの内陸部は密林が多く陸路が整備されてない地域がたくさんあります。なので船が主要な交通手段になっているそうです。陸路がなくて移動手段が船だけ、というのは日本では想像できませんよね。


これから乗船するという方に話を聞いたのですが、マナウスから故郷のイタラマチという町まで帰るそうで、なんと11日かかるそうです!さすがアマゾン、スケールが大きすぎです。
私たちは船でアマゾン川沿いの村に向かいます。そこには野生のピンクのイルカが生息しているそうです。
アマゾン川



「ピンクのイルカなんて本当にイルんカ?」としょーもないこと言いながら、村の人にイルカに会いたいと伝えると、エサを川に投げたらすぐに寄ってくるよーとおしえてくれました。
ピンクのイルカ


エサを投げ入れ待っていると…
きたーーー!!!

確かにイルカです!しかもこちらにほとんど警戒心がなくどんどん近づいてきます!


このイルカはアマゾンカワイルカという淡水のイルカです。
全体的にグレーの体ですがお腹のあたりはピンクのように見えます。そしてくちばしが長いのが特徴です。
それにしても本当に人懐っこいです。なんだか癒やされました~
ピンクのイルカと戯れてから時間が経ち夜になってアマゾン川の漁に連れて行ってもらうことができました。市場で見かけたあのピラルクを釣るそうです。
小さな舟に乗って出発。あたりは真っ暗めちゃくちゃ恐いです。

こんな小さな舟で大丈夫なんか??ピラルクなんてあんな大きな魚どうやって釣るの??釣れたとしてもこの舟沈まない??
そんなことばかり言ってたら、急に漁師さんの動きが慌ただしくなりました!
なに!?どうしたん!?
どうやら何か釣れたようです!

水面に上がってきたのはなんとワニ!!釣ったというより漁師さんが素手で掴みとりました!

この辺りにはワニのような危険生物も生息するらしいのですが、漁師さんたちは慣れた様子でした。
アマゾン川の川沿いにはたくさんの住居があります。大勢の人たちが生活をしています。

洗濯するのも、顔を洗うのも、漁をするのも、移動するのも、全てアマゾン川。生活の中心がアマゾン川です。
そんなアマゾン川にはたくさんの生物も暮らしていて共存しています。長い年月をかけて人と動物の絶妙なバランスとディスタンスが築かれたのかもしれません。
