有料noteの売上が上がらないのは、”書く力”が問題ではなかった
「有料noteを何本も出しているのに、単価がずっと数百円から動かない人」
これって実は「書く力」の問題ではありません
「丁寧に書けば、そのうち高く売れるようになるはずだ」
有料noteを1本出すたびに、心のどこかで、そう思っていませんか。
前の記事より長く、前の記事より親切に。そうやって何本も積んできたのに、値段は300円か、500円のまま動かない。月の売上も、ほとんど変わらない。
そうなると、次に出てくる考えは、だいたい決まっています。
「まだ、自分の書く力が足りないんだ」と。
あるいは、「もっと実績がついてくれば、そのうち高く売れるはずだ」。
あなたも今、そのあたりにいるんじゃないですか。
どうも、
ジン・カヲルといいます。
文章ひとつで13年、暮らしてきた人間です。
先に、今日いちばん言いたいことを置いておきます。
有料noteの単価は、あなたの文章のうまさでは決まっていません。
だから、書く練習をどれだけ積んでも、実績をどれだけ足しても、そこの天井は動きません。天井の上げ方が、まったく別のところにあるんです。
「もっと上手くなれば」という自己診断は、たぶんズレている
まず、私の話をします。
WordPressで発信していた頃、集客に使っていた記事は、ぜんぶで10本くらいでした。
10本です。
どこかでバズった記事があったわけでも、「元・大手出身」みたいな看板を出していたわけでもありません。
なのに、その10本の記事から、そこそこの値段の商品が、だいたい10年ものあいだ、売れ続けました。
しかも面白いのが、新しい記事を足した年より、何も足さずに1つだけ手入れした年のほうが、売れていたりしたんですね。
(念のため書いておくと、「10本書けば10年売れる」という話ではありません。テーマの運もあったと思いますし、私にも、そこの再現の保証はできません。ただ、"本数"と"筆力"だけでは説明がつかない、というのは確かです)
もうひとつ、あなたの周りを見てみてください。
文章が、はっきり上手い人。フォロワーが何万人もいる人。
そういう人の有料noteが、みんな高く売れているかというと、そんなことはないですよね。
500円のnoteを何本も並べている、フォロワー3万人の人は、いくらでもいます。
逆に、名前もほとんど知られていないのに、1万円を超える教材が、静かに売れ続けている人もいます。
筆力と単価、知名度と単価は、あなたが思っているほど、連動していないんです。
では、単価は何で決まっているのか
読者が、買う前に、それを"何"だと受け取るか。ほぼ、それだけです。
あなたが、300円のnoteを開くとき、頭の中では「まあ、ちょっと読んでみるか」くらいの気持ちですよね。
読んで、「へえ」で終わっても、まあ、腹は立たない。その代わり、次も、300円しか出しません。
でも、同じあなたが、1万円のものを買うときは、気持ちがまったく違います。
「これで、本気でできるようになりたい」。そう思ったときに、はじめて1万円を出す。
同じ中身でも、読者が「暇なときに読む読み物」だと受け取れば、数百円。「ずっと引っかかっていたことの、まとまった答え」だと受け取れば、数千円。
分かれ目は、文章のうまさじゃなくて、"何を受け取ろうと思っているか"の違いなんです。
「高くしたら、誰も買わないのでは」←間違い
その心配も、よく分かります。私も、値段を上げるときは、いまだに公開ボタンの前で、少し固まります。
でも、思い出してみてください。
あなたが、何かを本気で身につけようとしたとき、
無料の情報を100個かき集めたときより、1つ、ちゃんとお金を払って手に入れたもののほうが、結局いちばん身についた。そういう経験がありませんでしたか。
読者も、同じです。
安いものは、安く扱われます。ざっと読み飛ばされて、忘れられる。高いものは、「せっかく買ったんだから」と、最後まで読まれる。
だから、値段を下げて間口を広げるのは、実のところ、逆効果になることが多いんです。
「まとまった答えなんて、私は持っていない・・」
そう思いますよね。私も、長いことそう思っていました。
でも、あなたはもう、有料noteを何本か書いているんですよね。
ということは、"お金を払ってでも読みたい"と、誰かに思われる中身を、あなたはすでに小出しにできている、ということです。
中身は、もうあるんです。
足りないのは、量じゃなくて、”売り方”のほうだと思います。
今日、あなたにやってほしいこと
あなたの有料noteを、1本選んでください。いちばん反応が良かった1本がいいです。
それを、あなた自身が、はじめて読む読者になったつもりで、最後まで読みます。
で、読み終わった、その瞬間の気持ちを、よく見てください。
「なるほど、分かった。……で、結局、次は何をすればいいんだ?」
そう思って、検索窓に打ち込みたくなる言葉が、いくつか浮かぶはずです。
それを、5つ、そのまま書き出してください。
きれいにまとめないで、浮かんだ言葉の、そのままの形で書きます。「〇〇 やり方」でも「〇〇 続かない」でも、なんでもいいです。
これで、終わりです。5分あれば、できます。
その5つが、あなたの読者が、あなたの記事を読み終わった"直後"に、まだ抱えている欠乏です。
そして、その5つは、たぶん、ぜんぶ、同じひとつの大きなテーマの、別々の部分になっています。
つまり、あなたはもう、その大きなテーマの入口を、1本、書けている。
続きの答えも、あなたは持っている。ただ、いまはバラバラに、小分けで置いてあるだけなんです。
その"5つの欠乏"がまとまっている場所。そこに、いまの単価より、ずっと上で受け取ってもらえる値打ちが、埋まっています。
(見つけ方は、ここまでです。それをどう組み立てて、いくらで出すのかは、また別の話になります)
正直に言っておくと
私も、今でも、たまにこれをやります。
ひとつテーマを思いつくと、つい、5本の記事にばらして、1本ずつ出したくなる。そのほうが手軽だし、それなりに書いた気になれるので。
けどね。。あとから振り返ると、いちばん長く、いちばん静かに稼いでくれているのは、”小分けにしなかったやつ”なんですよね。
なので、これは、あなたに教えているというより、自分にも言い聞かせている話でもあります。
おわりに
有料noteの単価は、書く力では、上がりません。
上がるのは、読者が「これは、自分のあの悩みの、まとまった答えだ」と、買う前に分かる形にしたときです。
AIで、誰でも文章を量産できるようになったぶん、"たくさん書いた人"の価値は、むしろ下がっていきます。
これからは、同じ中身を、読者にどう受け取ってもらうかまで設計できる人が、静かに残っていくんだと思います。
まずは、さっきの5語を書き出すところから、始めてみてください。
あなたがこれまで何本も書いてきたことは、1つも無駄になっていません。置き方を変えるだけで、値打ちが変わります。
では、この記事は、ここで一区切りにします。
長いところ、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
ジン・カヲル
★追伸
さっき書き出した"5つの欠乏"を、1本ずつ売っていくのとは違うやり方で、まとめて受け取ってもらう方法があります。
その手順を、別のnoteに書きました。よかったら、こちらもどうぞ。
普段は、こういう「実際に自分でやってみて分かったこと」を、AI副業まわりのリアルな話を中心に書いています。よかったら、フォローして覗いてみてください。
