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第1部 第6章 "既にある"の真実|現実を動かすのは、『唱える』ことではなく、『選ぶ』ことだった


第1部 理論編――波動の正体

第6章 "既にある"の真実|現実を動かすのは、『唱える』ことではなく、『選ぶ』ことだった


「既にある」で、壊れる人と、叶う人

「既にある」——この言葉を信じた結果、人生が壊れてしまう人が急増しています。

  • 収入のあてもないのに会社を辞めて、貯金を切り崩しながら、「お金はもう既にある」と唱え続ける。

  • すれ違ってばかりの相手に、向き合う努力もせず、単にすがりついて、「愛はもう既にある」と言い聞かせる。

  • 体調を崩しているのに、通院も生活習慣の見直しもせず、「健康はもう既にある」と唱えるだけで済ませる。

こんな風に「既にある」を信じた結果、収入も、人間関係も、心の安定も、気づけばボロボロになっている——そんな人が、急増しているんです。

一方で、同じように「既にある」を信じて行動したのに、まるで現実がバグったかのように、望むものがどんどん叶っていく人もいるんです。

同じ言葉。同じ理論。同じように「もう既にある」と唱えた。それなのに、なぜ、これほどまでに結果が分かれるのでしょうか?


前章までの5つの章で、私たちは、現実創造の基本——体験したい現実を、実際につくっていくための土台——を、一通り見てきました。

波動の正体は、気分でも感謝でもなく『情報量』だったこと(1章)。その情報量を、どれだけ受け止められるかは『器』の大きさが決めていたこと(2章)。今、自分が実際にどの状態にあるかは、『感情』という手がかりで分かること(3章)。その状態を、さらに精密な物差し——『意識レベル』——に変換すれば、"軽いか重いか"がはっきり見えること(4章)。そして、その位置によって見えている現実そのものが『番組』であり、望む番組にチャンネルを合わせるには、共鳴の3ステップと、黄金ルート、2つの合わせ方があったこと(5章)。

どちらの合わせ方も、実際に会いに行く、理性で工夫を重ねる、という"行動"を伴う話でした。

でも、この「チャンネルを合わせる」というプロセスは、実は、ある前提の上に、はじめて成り立っています。それは、望む番組は、これから新しく作り出すものではなく、すでに、どこかに存在しているという前提です。存在していないものには、そもそもチャンネルを合わせようがありません。合わせられる、ということは、その番組が、もう「既にある」からなんです。

つまり、1章から5章までの話は——はっきりとは書きませんでしたが——ずっとこの「既にある」という前提の上で進んできました。この章では、この前提そのものを、正面から扱っていきます。

なぜなら、同じ「既にある」という前提に立ち、同じように会いに行き、同じようにワークに取り組んでいても、そこから望む現実にたどり着く人と、かえって人生を崩してしまう人に、くっきり分かれるからです。

だとしたら、次に見えてくる問いは、これです。その「既にある」を、実際にどう扱い、何を選び、どう行動するかで、なぜここまで結果が分かれるのか?

「既にある」を唱えて壊れる人は、たいてい、言葉だけを先に変えています。口では「もう既にある」と言いながら、行動は、これまでと何一つ変わっていない。

一方で、叶えていく人は、言葉より先に、行動が変わっています。まだ半信半疑でも、何かを選び、一つずつ積み重ねている。

両者を分けているものの正体を、この章では明らかにしていきます。

答えを明かす前に、一つだけ聞かせてください。あなたは今、恐れと希望、どちらの側から行動していますか?


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