孤独な北海道1泊2日。#2


小樽へ来た目的といえば
"なると"という鶏の半身揚げが食べられるお店がどうしても気になったからである。

北海道に来てから食べてばかりの私は案の定、お腹いっぱいになっていた。
けれど小樽にはなるとをめがけて来た為、引き返すという選択肢は無かった。
お店はかなり繁盛していた。
メニューは半身揚げの他にも鶏料理の定食があり、意外と様々あった印象だった。

車で来たことをまた悔やんだ。
ビールが飲みたい。
お腹いっぱいではあるが、アルコールを入れればもっと美味しく食べられるような気がした。

注文は若鶏の半身揚げとガラナという北海道ではメジャーないわゆるドクペのようなクセのある炭酸飲料を頼んだ。
ガラナを飲みつつ、料理を待っていると
衝撃の大きさの鶏がやってきた。
第一印象としては"美味しそう!!!"よりも
"これおれ食べ切れるか…?"
だった。
それぐらい大きい。
例えるなら少年野球のグローブ程の大きさ。
うん、酒飲みとしてはひじょーーにありがたい。
けれど今の私はただの腹八分目の酒が飲めない一般人だ。
胃袋の大きさに定評がある訳でもない。
しばらく呆然とした後に私は鶏にかぶりついた。

アチィ。非常にアチィ。

早く食べないと満腹になってしまうという焦りかからか灼熱に揚げられたグローブサイズの鶏に無謀に貪りついてしまった。
口内を大火傷した私は慌ててガラナで冷却を図った。
ふぅ、、やれやれだぜ。
気を取り直して鶏を食べていく、味付けはシンプルな塩味。お腹空いている時にビールと食べたらさぞ美味しかったであろう味付け。
半身揚げということもあり、様々な鶏の部位が楽しめる仕様だった。
20分程鶏との格闘を終えて、店内を後にした。

ガラナ
大き過ぎた半身揚げ


車をまたしばらく走らせて札幌へ戻って来た。
もう日も暮れている。
夜風が心地良い。

"札幌もどうせ真夏は暑いんだろ?"

という斜に構えた気持ちで訪れた分、余計に涼しさを感じた。
ホテルで少し食休みをした後に街へと歩いた。
程よくお腹も空いてきた。

この日の夜はジンギスカンでアホほどお酒を飲むと決めていた。
楽しみで足取りも一層速くなる。
ジンギスカンのお店はどこも並びがあった。
私は今回、だるまという札幌では有名なジンギスカンのお店へ入った。
店内を見渡すとあのジンギスカン特有の鍋みたいな鉄板が並んでいた。
テンションが上がる。
みんな札幌といえばのサッポロクラシック片手に顔を赤くして肉や野菜を頬張っている。
最高の景色だ。
私も早速、ビールとジンギスカンセットなるものを頼んだ。
そこからの記憶は曖昧だ。
とにかくジンギスカンが美味しく飲み過ぎた。ということだけは覚えている。
ジンギスカンは肉だけじゃなく野菜もメインを張れるぐらいに肉の脂を吸い取って旨みオバケと化す。
大満足だ。

サッポロクラシック
この後しこたま飲んだ
初ジンギスカン


スッカリほろ酔いになった私はコンビニへと向かった。なぜコンビニへ向かったかといえば、今回の旅で、というよりも人生で一度はやってみたかったこと
"タバコを思う存分吸う"
馬鹿じゃないかと思われるだろうが
この20数年間で私はタバコに一切触れてこなかった。
親が毛嫌いしていたということも心の根本的にあるのだろう。
とにかく一人暮らししている今でさえもタバコにだけは手を出さなかった。
ただ、人生で一度も吸わないで死ぬのは勿体無い。(そんなことない)
だって喫煙者の人めちゃくちゃ美味しそうに吸うじゃん。辞められないぐらい依存するってどんだけ良いものなのよ。と自分の中の好奇心が爆発したのである。
ジンギスカンを食べ、酒をしこたま飲んだ後、勢いに任せてコンビニへと向かった。
コンビニの店員さんへ初めてタバコの番号を伝えた時はドキドキワクワクした。
私は"初"が大好きだ。
確かラクダの銘柄のタバコだった気がする。とにかく適当に選んだ。
コンビニの前に丁度喫煙スペースがあったので、慣れない手つきで箱を開けて一本取り出し、これまた慣れない手つきで買ったライターでタバコに火を付けた。
うーーん、分からない。。
まず吸い方。
どこに煙を入れるのが正解かのかが分からない。
口の中?それよりも奥?
そんな手探りな状態で吸い続けた。

タバコを一通り吸い終えた後は
北海道といえばのセイコーマートへ寄った。
なんて魅力的なラインナップだろう
ホットシェフの唐揚げとカツ丼、お酒を買い
ホテルへと戻り、ゆっくりと夜を過ごした。

旅は自分に酔うことが1番楽しむコツだと思う。

考える事はいつもしょうもないけど、たしかに自分にとっては良い夜だった

大好きになったセコマ


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