『お題指令』⑫ #せりふ三題噺 #金木犀駄菓子ブーツ
▼今週のお題
■セリフ
「どうしてここにいるの?」
■三題
・金木犀
・駄菓子
・ブーツ
*なんだか捨てきれない・・・専用の受信機に例の指令が入った。
・・・ 懐かしい響きごとに、OBとしての細やかな喜びを感じてる?(笑)
*予期せぬ出会いα4
( 元・コードネーム・美女 編 )
*特別出演・ボク
今回の指令・・・・セリフは『 どうしてここにいるの? 』
三題は『 金木犀 』『 駄菓子 』『 ブーツ 』。
任務を拒否した時点で身体に内蔵された《起爆カプセル》の
起爆スイッチが起動し瞬時に命が絶たれる・・・
どんな不満があろうと実行するしかない理不尽な任務。
カプセルから卒業した私には意味のない指令だけど
・・・ほろ苦い感覚が 懐かしさと共にチョットだけ蘇る。
☆☆☆☆☆
いつ終わるとも知れない猛暑が不意に途切れて・・・
気付けば、金木犀の香りが秋を知らせてくれて
私の足をブーツが包んでいる。秋の散歩道・・・・
不意に思いだしたことがある。
子供の頃のこんな散歩道に出逢った女性に声をかけられて
「今日は、いつもの駄菓子屋さんに行っちゃだめよ?
絶対に・・・・ダメだからね。約束できる?」
どうして急にそんなことを想い出したんだろう?
あの日・・・・駄菓子屋さんにトラックが飛び込んできて
駄菓子屋さんのお婆ちゃんが巻き込まれて・・・・☆
いつも優しかった駄菓子屋のお婆ちゃんを思い出して
涙が出てきちゃった。
「だったら・・・そのお婆ちゃんも助けましょう!」
「・・・えっ?」
「ボクでございます!」
「・・・・?!」
☆☆☆
河原の土手を散歩中の私の後ろに唐突に現れたジョギング男・・・・
もしや、この人が噂の?
「ボクでございます!」
「・・・は、初めまして。💧」
「ついさっき、貴女から不思議な気配を感じまして
どうせならと、良い経験に・・・私も一緒にお供しようかと
思いました。失礼いたします!」
?!・・・いきなり手を握られた?! えっ?!?☆☆☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
何が起きたのだろう・・・・
一瞬、意識が遠のいて・・・土手にいる感じがなんだか違う?
景色が・・・・私の子供の頃のような?
「タイムスリップ でございます。ボクも驚いてございます。
貴女の・・・特殊な能力のおかげです。眼福でございます。」
「そ・・・・そんな? エッ・・・小さな私が・・・・歩いてくる?!」
そうか、あの時の出来事なんだ?!
私は急いで、小さな私に声をかけた・・・・☆
「今日は、いつもの駄菓子屋さんに行っちゃだめよ?
絶対に・・・・ダメだからね。約束できる?」
・・・不思議そうに頷いた少女は
来た方向に走り去って行った。 覚えてる。あの時の記憶・・・・☆
「さぁ、次は駄菓子屋のお婆ちゃんでございます。
たぶん、そんなに今の時間は残されていない・・・・!
急いで知らせてあげましょう。」
「あっ、ええ!!」
☆☆☆☆
ビックリしているお婆ちゃんを店の外に出して
店には帰らないように言った時に意識が遠のいた・・・・☆
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
元の河原の土手・・・・?!
ちゃんと帰れたようだ。
「よかったです。貴女の能力のおかげでございます!」
「・・・私、こんなことが出来るなんて知らなかった?!
それにしても・・・ ボク・・・ さん、でしたか?
あなたは・・・・
どうしてここにいるの?」
「申し遅れました。ボクでございます!
某市役所で市民課に在籍しております。
本名、大越平 保(おおごしだいら たもつ)と申します!」
「・・・・・・💦」
☆☆☆☆☆
何故か・・・
《指令完了》
*このお話はフィクションです。
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