『左右研究』 #毎週ショートショートnote #ボクでございます
*ボクでございます。参加させて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>~☆
*とある市役所にて
ボクでございます。
とある市役所で市民課に在籍しております。
本名は大越平 保(おおごしだいら たもつ)と申します。
よろしくお願い申し上げます。
今現在、右往左往しております。
所長から、市民向けの広報のコラムを任されたのですが
お題が『左右研究』というものでした。
所長の悪意を感じたものの・・・お仕事ですから、それなりに
書かなければなりません。とはいえ、そんな分野の専門知識も
ございませんから、思いつくまま・・・
ひとまず、所長向けに書かせて頂きます。
*二律背反
(所長様)
産まれたその瞬間から、人には宿命のように左右が備わります。
自分を中心に、絶える事もなく右があり左があります。
当然のように、脳には右脳と左脳があるように、体においても
右手左手のように大体の部位に左右が備わってございます。
右目左目で見える世界にも、右方向、左方向がございますし
仮にゲゲゲの鬼太郎のお父様のような単眼でも左右は必然です。
進行する際にも交差点やT字路で曲がる方向は左右に分かれます。
思想においても右寄りの保守と呼ばれる分野もあれば
左寄りのリベラルな世界もございます。
左右とは異なりますが神もあれば悪魔もございます。
『左右』は『二律背反』と連動して世界の基本でございます。
右と左になんの罪がございましょうか?
所長様にお願い申しあげます。
どうか『左右研究』をお取下げ下さいまして、本来の市民向けの
コラムを書かせて頂きたいとお願い申し上げます。
なので、この文章もボツでお願い申し上げます。
市民課・大越平 保 拝
《了》
*このお話はフィクションでございます。
