『お題指令』⑬ #せりふ三題噺 #いちごオレスポーツ黒子
▼今週のお題
■セリフ
「理由が必要?」
■三題
・いちごオレ
・スポーツ
・黒子
*ボクでございます。よろしくお願い申しあげます。<(_ _)>~✨
*ボクでございます
( 元・コードネーム・ボク 編 )
*特別出演・ボクの妻
今回の指令・・・・セリフは『 理由が必要? 』
三題は『 いちごオレ 』『 スポーツ 』『 黒子 』。
任務を拒否した時点で身体に内蔵された《起爆カプセル》の
起爆スイッチが起動し瞬時に命が絶たれる・・・
どんな不満があろうと実行するしかない理不尽な任務。
だいぶ前にカプセルから卒業したボクには
すでに意味のない指令ですが、そのことで思わぬ出逢いがあったり
様々な経験をさせて頂きました。今となっては感謝でございます。
本日は、仕事を終えて帰宅した自宅からでございます。
よろしくお願い申し上げます。
☆☆☆☆☆
ボクでございます。
自己紹介をさせて頂きます。某市役所で市民課に在籍しております。
本名、大越平 保(おおごしだいら たもつ)と申します!
本日は市役所での仕事を終えて、自宅に帰宅してございます。
妻の旧姓は 橘すみれ。ボクの籍に入ってからは 大越平 すみれ で
ございます。夫婦共々、宜しくお願い申し上げます。
☆☆☆☆
「今日の すみれさんの料理も美味しかったです。
どうしてそんなに・・・料理が得意なんですか?」
「理由が必要?」
「セリフのお題を頂きました。ありがとうございます。」
「・・・まだ、いつかの指令を続けてるの?」
「クセ とは恐ろしいものでございます。
この《いちごオレ》も・・・美味しく頂きました。」
「お題で・・・残ってるのは?」
「スポーツと黒子でございます。」
「スポーツなら、ボクさんの毎朝のジョギングもそうだし
市役所のお仕事も、日本の黒子のような立場でしょ?」
「はい。それでお題は完了してございます!」
「フフッ、、ボクさんは・・・ボクさんのままでいてください?」
「ありがとうございます!」
☆☆☆
今は妻となった彼女の笑顔に・・・
ふと、出逢いの頃の記憶が蘇ってまいりました。
☆☆☆☆☆
*あの頃の記憶
(以下の部分は数年前の再掲載となります)
*陽だまりの物干し場で・・・
オラオラするヤンキーに密かに憧れておりました。
弾けるように変身して《オラオラ》するのが
ボクの・・・夢でございました。
ボクは、実直・厳格な公務員の両親のもとに産まれて
敬語しか口に出せないトラウマのままに
大人になったのでございます。
やはり公務員になって、誰と接するにも
自分の口から出る言葉は敬語のみでございました。
こんなボクでございましたから・・・
彼女などいたためしがございません。
職場には憧れる同僚の女性がおられましたが
彼女とも最低限の敬語でしか接することが
できなかったのでございます。
トラウマを呪わさせていただきました・・・!
流行りのものではなく普通の風邪で
職場を休ませていただきました。
寮住まいでしたので普段から身辺のことは
全て自分でさせていただいておりました。
熱もございまして、その日も何も食さないまま
寝込ませていただいておりましたが・・・
ピンポ~~~ン☆
突然のチャイムに驚き・・・フラフラと
這いずるように玄関に向かわせていただきましたが、、
何ということでしょう?!
ドアスコープの先に憧れの同僚の彼女の姿が
あったのでございます?!
買い込んできた材料で
食事の用意をしてくださったり
洗濯までをしてくださったりの
夢のような・・・
奇跡の時間が到来したのでございます。
翌日。
寮の屋上の物干し場には彼女の洗濯してくださった
ボクの《Tシャツ》たちが・・・
太陽さまの日差しを受けて輝いておりました☆
思わず「やりました!!」の代わりに
ボクの口をついて出たのは
「オラオラッ・・・!!」
何ということでございましょう?!
そんな言葉が
ボクの口から発せられていたのでございます?!
そして歓喜の発動の流れのままに・・・
「オラオラ! オラオラッ オラオラッ!!」
・・・と、Tシャツを次々といたぶるように薙いだ先に
何故か柔らかい感触が・・・?!
全てが真っ白になったボクの視線の先に・・・
ちょっと困った顔の彼女がいて・・・それでも
太陽さまにも負けないくらいの笑顔が輝いていて・・・?!
ボクの未来が 憧れの『オラオラ色』に満たされるを
感じていたのでございます☆
(*もちろん「申し訳ございませんでした!!」の
謝罪の言葉を決して忘れてはおりません!)
不謹慎とは思いますが、その時のオラオラしつつの
Tシャツの先の手触りは・・・ボクの《オラオラ記念》であり
内緒の・・・ボクの宝物のような思い出の感触でございます。
【おしまいでございます!】
*ボク の・・・初心(ウブ)で懐かしい想い出にお付き合いくださり、
ありがとうございます。大変、失礼いたしました。<(_ _)>~☆
《任務完了》と共に
*このお話はフィクションでございます。
(今回は少し反則でした。申し訳ありません!<(_ _)>~☆)
#せりふ三題噺
#いちごオレスポーツ黒子
#ショートショート
#ボクでございます
#掌編小説
#超短編小説
