『お題指令』⑤ #せりふ三題噺 #花火水たまりラーメン (ボクでございます)
▼今週のお題
■セリフ
「お断りします」
■三題
・花火
・水たまり
・ラーメン
*ボクでございます。ご存じの方には、ご無沙汰致しております。
初対面の方には、お初でございます。
今回、恐れながら参加させて頂く所存でございます。
宜しくお願い申し上げます。<(_ _)>~✨
*追伸: 指令・・・了解致しました☆
*ボクでございます
( コードネーム・ボク 編 )
とある地方都市の市役所・市民課に勤める ボクでございます。
出張でこの街に来ております。仕事とは別に、たった今・・・
《指令》も受け取ってございます。
今週のお題は
セリフは『 お断りします 』。
三題は『 花火 』『 水たまり 』『 ラーメン 』・・・・
いつもながら意味不明の指令・・・・任務を拒否した時点で
ボクに内蔵された起爆スイッチが起動し瞬時に命が絶たれる。
どんなに不満があろうと実行するしかない理不尽な任務・・・
と、いうものでございます。
自ら進んで受け入れた《起爆カプセル》ではございますが
迷惑な話でございます・・・・
任務を拒否する意味ではなく、心情的な言葉として早々に
『 お断りします 』と申し上げて、セリフの指令は勤め上げさせて
頂いたのでございます。 冒頭から、失礼いたしました。
☆☆☆☆☆
ボクでございます。
この街の市役所の勤務時間も終えて、食事でもしようかと
街中を歩いておりましたら、不思議な紳士と擦れ違いました。
その方に声を掛けられまして・・・
その方の胸元から取り出したシェーカーから
カラン…との微かな金属音の後に、
何かをご自分の手に落とされまして・・・
それをボクに手渡されたのでございます。
《起爆カプセル》?!
「・・・それは貴方が迷惑と思っていた物ですよね?
不思議なお方だ・・・貴方は、誰かを助けるためにそれを
ご自分の身体に移された? そうですよね?」
「・・・危機一髪でございました。
その方の身体を離れることで爆発はリセットされましたが、
今度は、ボクがその運命を引き継いでしまったのでございます。」
「ご自分からは除去できなかったのですね?
ここで出会えて何よりでした。」
その紳士がマスターとして働く Bar に招待されたのでございます。
ご自分は私用があると、代わりのバーテンダーに伝えておくからと・・・
その場を去っていかれました。 感謝しかございません!!
☆Bar にて
「・・・いらっしゃい!
マスターからお話は伺っております。どうぞ・・・!」
女性バーテンダーの言葉で、カウンター席に座った
ボクでございました。
「今日は私がこの店を預かっております。
よろしくお願いしますね? ・・・ボクさん?」
「はい。ボクでございます。
本名は大越平 保(おおごしだいら たもつ)と申します。
市役所・市民課に勤めております。宜しくお願い致します!」
「フフッ、・・・お堅い仕事をされているんですね。
何かお作りしますね?」
彼女はそう言うと、ボクの前のカウンターに・・・タンブラーから
少しだけ水を垂らして、小さな《水たまり》を作りました。
そこを覗き込むようにした後、カウンタークロスで拭き取ってから・・・
シェーカーを振って、ロックグラスに注ぎます・・・・☆
「これは、今・・・私と過ごしている貴方の彼女さんへのご挨拶です。
『カプセルと別れて』・・・おめでとうございます。
綺麗で・・・可愛い彼女さんですね。」
「・・・えっ?」
「さっき、ちょっとだけ覗かせていただきました。
今日はこれからお逢いするんですね?」
「あ、はい! 出張だったので・・・こちらに誘いました。
この後のお祭りと《花火》大会を見た後に、《ラーメン》を
食べる予定でいます!!」
「・・・わぁ、楽しみですね!」
☆☆☆
もう、必要もなくなった《指令》でしたが、仕事の一環として
最後まで勤め上げる所存でございます。
ボクが《起爆カプセル》と別れることになった
不思議な日でございました。
《任務完了》

*このお話はフィクションです。
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