『お題指令』⑥ #せりふ三題噺 #鏡台サンダル麦茶
▼今週のお題
■セリフ
「頼むからなにもしないで」
■三題
・鏡台
・サンダル
・麦茶
*指令・・・了解しました☆ 宜しくお願い致します。<(_ _)>✨
*予期せぬ出会い
( コードネーム・ミミズク & ボク 編 )
今回の指令・・・・セリフは『 頼むからなにもしないで 』
三題は『 鏡台 』『 サンダル 』『 麦茶 』。
意味不明の指令なれど、任務を拒否した時点で
内蔵された起爆スイッチが起動し瞬時に命が絶たれる。
どんな不満があろうと実行するしかない理不尽な任務・・・
だったけど、もう私は自由だもんね~~!♪
☆☆☆☆☆
私はミミズク。
私の行動を拘束していた《起爆カプセル》を外せるという
情報を得て渡米し、Bar のマスターに会うことが出来た。
もちろん即日、カプセルは私の身体を抜けて自由を得た☆
素敵なマスターに身を捧げても良い喜びのままに帰国したが、
猛暑に疲弊した。
直ぐに北海道に飛んで釧路湿原近辺のホテルを探したが満員。
近場の小さな古い温泉旅館に落ち着いた。
自由の身となった私にとって指令など、もはや問題外。
ひたすら自由な癒しの時間に身を投じるのみ・・・・!
だが、馴染んだ習慣は無意識に指令を消化していた。
部屋に備え付けの《鏡台》で化粧を落とし。
露天風呂に向かう足で《サンダル》を履いて・・・
温泉上がりに《麦茶》で喉を潤した。
本来なら命と引き換えに科せられていた三題の指令を
ストレスなく消化していたのである。・・・悔しい!!
こうなったらセリフ指令の
『 頼むからなにもしないで 』なんて言うもんか!!
あ・・・・言っちゃった?! ヤン…!
☆☆☆☆☆
夕涼みに浴衣姿で外に出て散歩することにした。
高台である遊歩道から、有名な釧路湿原を一望できる・・・・☆
あ、先客がいた。・・・・挨拶すべき?
「こんにちは。 ボクでございます。ご旅行ですか?」
「 あ、こんにちは・・・・・( ナンダ? コノヒト…)」
「 ボクはとある地方都市の市役所・市民課に勤めてございます。
管轄は違うのでございますが、どうしても気になって・・・・
こちらへの出張を希望して来ております。」
「・・・そ、そうなんですね? (もしかしたら・・・知っている人?)」
「湿原の各所に・・・大がかりな《 メガソーラー開発 》が
計画されております。ご存じでしたか?」
「ええ、大反対の動きもあったのに強硬するとか・・・?」
「左様でございます。エコを謳いながらその実は真反対・・・
森林を伐採するばかりか、生態系までも破壊されようと
しております。許せないボクでございます!」
「そ、そうですね。同じ気持ちです。
設置した場所の地熱を上げて・・・貴重な生物を殺すと聞きました。」
「上昇する温度を上げることもですが、電磁パルスの疑いもあります。
雲を作ったり、線状降水帯や水害や猛暑とも関りがあると・・・
場合によっては、許せないボクでございます!!」
「 アハハ…あ、ごめんなさい。
あの・・・つかぬ事をお伺いしますが、最近・・・
《カプセル》を外された ボクさん・・・ですか?」
「 左様でございます。ボクでございます!
やはり 貴女も カプセルの?!」
「 左様でございます。 あ、、違った?!(汗)」
*思わぬところで偶然の出会いがあるものです。
先のことはお二人に任せるとして、ここで失礼致します。
( アンタ ダレ? )
《了》

*このお話はフィクションです。
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