『お題指令』⑦ #せりふ三題噺 #海底カフェ残暑
▼今週のお題
■セリフ
「しばらくこのままでいようか」
■三題
・海底
・カフェ
・残暑
*指令・・・了解しました☆ 宜しくお願い致します。<(_ _)>✨
*深海カフェ・Bar
( コードネーム・フクロウ 編 )
今回の指令・・・・セリフは『 しばらくこのままでいようか 』
三題は『 海底 』『 カフェ 』『 残暑 』。
意味不明の指令なれど、任務を拒否した時点で
身体に内蔵された起爆スイッチが起動し瞬時に命が絶たれる。
どんな不満があろうと実行するしかない理不尽な任務・・・☆
私への指令は、例によって唐突に届いた。
☆☆☆☆☆
私はフクロウ。
友人の工作員・ミミズクから得た情報で
命を拘束する《 起爆カプセル 》を外せるという
謎のバーテンダーを求め・・・ついに今の居場所を見つけた。
《残暑》どころか
猛暑を避ける意味でも願ってもない場所?
避暑というには、少しばかり常軌を逸した場所だ。
《海底》400mに位置する《カフェ》だと?
何処の国の秘密施設だ?
私の目的地はそのカフェの片隅にある Bar だ・・・!
深海の高気圧環境にも対応している施設らしい。
ん? 何気に『三題指令』を完了している?
「しばらくこのままでいようか?」
いやいや、先を急ぐべきだ。
ん?『セリフ指令』まで果たしてしまった。
哀しいまでに・・・・無意識の行動までもが
《 起爆カプセル 》に支配されているのだろうか・・・?
いざ、海底400mのカフェ・Bar へ・・・・!!
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
*Bar にて
カウンターに座った私の前で・・・
マスターの代理だと言う女性バーテンダーが
空のシェイカーを振った。
軽くカラン…という音を感じたと思ったら・・・
ロックグラスに落とした。
「これが・・・お客さんを悩ませていたものですね?
お取りしましたので、もう心配いりませんよ?」
「あ、ありがとうございます!
ここまで来た甲斐がありました。感謝します!!
お礼はどうすれば?」
「フフッ、貴方が今・・・
私を抱きしめたいと思った想いだけで
十分な報酬は受け取りました。お気になさらずに。」
「・・・は、ははっ・・・お恥ずかしい!」
「・・・・?!」
不意に表情を変えた女性バーテンダーの目線を追った。
深海の世界を観る窓・・・・誰かが居た?!
ダイビングスーツに身を固めてはいるが・・・・あり得ない?!
ここは水深400mの深海だぞ!!
ギネス記録でも潜水深度は332.35mだ。?!?
・・・・男だ。
ん? 何か言おうとしている?
口の動きを追う・・・・ ん?
「 ボ・ク・で・ご・ざ・い・ま・す・・・」?
「 ボク で ございます!!」
・・・・誰か知らないが、見なかったことにしよう。
「ウイスキーを ロックでお願いします!!」
《指令完了》

*このお話はフィクションです。
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