拝啓、イタリア共和国の皆様

ムカつくことがあった。

ムカつくムカつくムカつく!!!!!

ぬおおおおおおお!!!!

ぬぬぬぬぬぬぬ!!!!
ぐぬぬぬぬぬ!!!!!!

ムキーーーーーー!!!!!!

ぬわーーーーーー!!!!!!
カーーーッ!!!!!!

ギャーーーーーー!!!!!!
むっかつくむっかつくむっかつく!!!!


この怒りを鎮めるため、パスタを食べに行くことにした。

お気に入りのイタリア料理店に足を踏み入れた瞬間、オリーブオイルとガーリックの香ばしい香りに包まれた。

「・・・幸せや。」

パスタを食べずして、すっかり私の機嫌は治った。



拝啓、イタリア共和国の皆様

あなた方が長い歴史の中で築き上げた食文化は、誠に素晴らしいものです。

イタリアの地で生まれた食材、料理、そして食に関わるすべての文化が、今、私を心から幸せにしております。

本日、私はひどく腹を立てておりました。

しかし、イタリア料理店から漂うオリーブオイルとガーリックの香りを嗅いだだけで、その怒りは跡形もなく消え去りました。

私はまだ、パスタを一口も食べておりません。それにも関わらずです。

これは料理の力という言葉だけでは説明できない、何かがそこにはあるのだと思います。

長い年月をかけて食文化を育み、それを世界へ届けてくださった皆様に、改めて御礼申し上げます。

いつかきっとイタリアを訪問し、直接感謝の言葉をお伝えしたいと、常々思っております。

その際には、ぜひ本場のパスタをいただきたいと存じます。

敬具