英語のメモ8 助動詞
助動詞とは、ほかの動詞に結び付いて文法的機能(アスペクト、ムード等)を表すもの。
文法的に意味、構造を与えることからこれの訳間違いは非常に痛手となる。助動詞は多義が多いのでこれに注意しよう。
また、ある程度文法的なつくりを理解している底ですすめる。
かと言っても、canの疑問文は「can you ~」と助動詞が前に来るとか、そういう程度である。
助動詞と副詞
助動詞は副詞と違って、ただの補助的機能ではなく、上記の定義から文法構造をしっかりとになっていることはわかるだろう。
例を表すとすれば
Ex1
Monika's horror face suddenly covered the screen.
突然モニカの怖い顔が画面に埋め尽くされた
Ex2
Monika's horror face will cover the screen.
モニカの怖い顔が画面に埋め尽くすだろう
である、Ex1は文法的構造における骨格の役割を担っているかと言えば、まったくになっていない。確かに動詞に対して補助的な意味は加えているのであるが「文法的」にはまったく補助していない。
対してEx2はしっかりと「未来」という文法的な役割を担っていて、これがないと未来を意味する文を表現することができなくなってしまうのだ。
以上が副詞、助動詞の文法的立場の差である。
準助動詞 と 法助動詞
従来助動詞は一語で表現されるが、語の組み合わせにより助動詞に近い動きをする二語以上のものを準助動詞という。
対して、従来の助動詞を法助動詞、という。
法助動詞 will may can could do ….
準助動詞 be able to have to used to ought to…
上記の違いは名前にもある通り、法助動詞はその発言者の主観に依存する部分が存在する、つまり主観的な意味を与える。対して準助動詞は客観的な意味を与える違いがあるのだ。
それぞれ詳しくは後々説明するが、具体的な例は
must … 自分自身やらなきゃ!と思うとき
have to …自分関係なく、やらないと客観的にまずい…と思うとき
のような差がある。これは一貫した法則としてみていいが、若干違ったり、まずまずそれ以外の差もあることから、これに頼ってはいけない。
また、助動詞を連続して並べることは認められていない。ただ、助動詞と準助動詞を連続して並べることは許されている。
will can V…×
will be able to .. ◎
助動詞
仕様
①助動詞に対して過去化させるだけの完了形haveを連続させることで、その助動詞が補助する対象の時制を一つ遅らせることができる。具体的な例は助動詞の具体例で記す
②時制、否定などの文法の構造変化は基本的に助動詞が担う.。
例えば I can play soccerの否定は
「I can don't play soccer」ではなく、「I can't play soccer」になる。
この過去化は
「I can played soccer」ではなく、「I could play soccer」である。
can
canは「可能」、「可能性」、「許可」を意味する
この否定はcannot,can'tである。
can | 可能 | | 可能性 | | 許可
can + do できる あり得る してよい
cannot できない はずがない してはいけない
can't have pp x したはずがない x
転じて「提案」のニュアンスになったりする。これを疑問化させ、「依頼」になったりする。
Ex3
you can ask him to explain the super super difficult problem.
その超超難しい問題の解説を彼に頼んでみてはどうですか。
Ex4
How can you bully me - the chairman?
よくもまあ会長である私をいじめるなんてできるね
canの否定文に対し、副詞possiblyを与えることでその「不可能さ」が強調される。
Ex5
I can't possibly be satisfied with myself.
自分自身にどうしても納得できない | <どうしても~できない>
Ex6
This can't possibly be real.
こんなの現実じゃない | <ありえない>
could
couldはcanの過去形であるが、すべての用法がcanの過去になるとは限らない。一般に
①canの過去 ②可能性 ③丁寧な表現
の3つある。否定は could not あるいは couldn't.
ーーーーー①についてーーーー
canが順当に過去化されたときに用いられる
ーーーーー②についてーーーー
現在時制で使われるcouldの用法のひとつ。可能性を表し「~なのかもしれない」というcanより確信度は低くなる。
また、この確信度は発言をする筆者に依存する。
ーーーーー③についてーーーー
仮定法で説明した通り、「提案」を意味するcanに対し時制を一つ前に遅らせることで「より丁寧な提案」を作ることができる
be able to
canと同様「~できる」を意味する。
否定は isn't able to でもいいが、be unable to と基本的には表す。
canとの違いは客観性ではなく、その「可能であった時期」である
canはいつでも,「できる」を意味するのに対し
be able to は特定の瞬間、一回きりに「できる」を意味する。
こう考えればcanは「状況からして普通できる」のに対し
be able to は「特別な時間だからこそできる」と考えれる。
Ex7
I couldn't go to the party due to my cram school.
塾のせいでパーティーに行けなかった。
Ex8
I was able to go to the party because typhoon prevented my cram school from starting its classes.
塾が台風によって授業を始めれないおかげてパーティーに行けた。
will
wilはいろいろあって、
①単純未来~するだろう
②意志未来~しよう
③習性 ~するものだ
④意志 どうしても~しようとする
⑤推量 (目に見えないものに対し)~だろう
⑥依頼
の5つある。いずれも主観に基づくことに注意しよう(④のwillは強く発音される)
Ex9
I believe sacrifices will happen.
犠牲はつきものだと思う。
この際、「一般的な事実」を表す「現在系」に注意しなければならない。この「犠牲はつきもの」というものはこの「I」が思うことであり、willが使われる。
これに対し「The sun will rise in the east.」はできない。「太陽は東から登る」というのは一般的事実であり、主観を交えれないからだ。
また注意してほしいのは、仕様①は単純未来にのみ有効である。
Ex10
she will be dead now.
彼女は今頃死んでるだろうな。
このEx10は未来を表していないことに注目すべきだ。今見ていないものに対する推量でさえwillで表すことに注意しよう。
⑥はcan同様に使われるが、基本的に「Will you」「Won't you」の疑問形で使われる。canのように平叙文で提案はない
would
wouldはwillの過去形である。丁寧な用法を除けば、基本的にとがったものはない。
主に
①過去will
②過去の習慣 よく~したものだよ
③丁寧な表現
④過去意志 どうしても~しようとした
⑤非難
の5つがあり、基本的にwillの過去で収まる。
②の習慣は過去によく複数回行われていた時に使われ、often,sometimes,usuallyともに使われたりする。③の丁寧な表現はwillの提案に対して仮定法にも述べた通り、より丁寧に表現できる。
⑤はwhyとかを用いて行為に対する批判の意味を込めて表現する。
Ex11
Why would you pretend to be kind to me?
なぜ私にやさしくするふりをするんだい?
be going to
willと似た「未来」を表す準助動詞で、決定的な違いは客観的以外にもある。
特に①との差がある。
willはその「意志で決めた予定」である一方、
be going to は「前から決めていた予定」であるときに使われる。
客観、主観の違いは
will は「主観的推量」である一方、
be going to は「客観的明らかな元の推量」であるというかなり異なるニュアンスがある。
何でもかんでもwillやbe going to を使っていいわけじゃないことは明らかだ。
may
起こりうる可能性、を意味として持つ。しかしそれ以外にも意味がある。
この否定は may not で省略形はない
①~かもしれない
②~してもいい
③たしかに~なんだけど… (譲渡) (may … but ~)
(may have p.p ④~したかもしんない)
許可②のmayは通常canが好まれ、mayは堅苦しい表現。
③は譲渡構文「may A but B ⇔ たしかにAなんだけどBなんだよね」となる。
Ex12
Neuro-sama may be very cute, but she is AI…
ネウロ様は確かにとてもかわいいが、AIなんだよな。
また、mayは断定を避けるためにも使われる。
Ex13
My determination is stronger than you may think.
お前が思うより決意は強いんだよ
might
mayとの意味の相違はmayよりその可能性が低下する以外ほとんど異ならない。また、might は一応mayの過去形として存在はしている
注意する点はその慣用表現で、mayで代用されないmight特有の表現がある。
must
~しなければならない、という「義務」の意味を持つ。以外に「強い意志」という意味も持ったりする。
この否定はmust not あるいはmustn't である。
mustには過去形が存在せず、代用として have to が使われる。
また、用法は少し複雑で
must | must not | must have p.p. |
しなければならない してはならない x 義務
~にちがいない <can't> ~したに違いない 確信/推量
と異なっている。「~なわけがない」は must not ではなく、 can't で表現するのに注意しなければならない
have to
must同様「義務」を持つ。mustは主観的義務感である一方、have toは客観的義務感のニュアンスをもつ。
mustは過去形を持たない代わりにこれで表現する必要がある。
Ex13
I had to, just ,study .
ただ、勉強しなければならなかった。
shall
現代では見られない助動詞。古風の表現で「shall I ?」などの提案を表す。
以外に堅い表現としていろいろある
①提案
②義務(~するものとする/~せねばならない)
③意志(絶対に~してやる)
④運命(~する運命)
Ex14
Shall we dance? Definitely, no.
一緒に、踊ろう? 絶対に、無理。
②はよく契約書で見かける文章で使われる。
③は基本的に見受けられないが、
Ex15
We shall have to make another request.
絶対に私たちは別の要求にこたえなければならない。
面白いのは、これを受動態にする際、
Another request will have to be made by us.
と「will」になることである。
「自分たちの強い主観的な意志」
⇔
「リクエストが絶対~になるだろうという主観的な推測」
であることからこの事象が起こる。
should
shallの過去形だが、もはやその原型をとどめていない。一般に、shallからの心理的距離(仮定法より)で以下の意味が見られる。
イギリスで使用される用法が一定見られる。
①義務(助言) ~すべき
②推量(期待) きっと~なんだろう
<that節下> 英
③感情 ~するとは
④命令 ~するように
<条件/帰結節下>
⑤不測
⑥仮定法
⑤、⑥は仮定法で解説している。
①、②はmustを弱めた意味となっていて、②は特に「~にちがいない」を弱めた意味である。
また、④は仮定法現在で、仮定法で解説している。
③については形式主語を用いて以下の例のように感情を強調するのに使われる。
Ex16
It's impossible that she ,who was killed by me should be standing b….
そんな俺が殺した彼女が隣に立つなんてあり得な…
should have p.p. を利用することで「~すべきだった」という文章を作ることができるが、この文は実質失敗に終わった、という意味を込めている。
さらに、このshouldは過去形が存在せず、時制を一致させる際に、should,ought to は利用できない。
唯一利用できる近いものはhave to である。
had better V(原型)
~した方がいい、というshouldより強い警告を表す意味のある準助動詞。
このhadは過去時制ではないことに注意する
この否定は hadn't better ではなく、 had better not である。
また、この疑問形は Had S better V原型 でもいいのだが、通常「S had better V…. don't you?」で表す
ought to
should とほぼ同じくらいの~した方がいい、の意味を持つ準助動詞
この否定 ought not to や、 疑問文 Ought S to は存在するにはするが全く見られない。
shouldの違いは客観的な制約をought to は持つということ。shouldはそれに対し主観的な義務感である。
used to
wouldと似た「かつては~だった」という意味を持つ。
used to は「(今と違って昔は)~だった」というニュアンスを持ち、これが wouldと決定的な違いである
~のために使う use to や、
~に慣れている be used to との混合に注意する。
need
その行為の必要性についての意味を持つ。このneedが動詞と見間違えるべきではない。原型不定詞が利用されているわけでもなく、正真正銘の準助動詞である。
否定は don't need ではなく、 need not で
疑問は do S need ではなく need S V である。
dare
一般動詞では dare (to) V で「(したくないけど)あえて、Vする」という意味を持つ一方、否定、疑問文ではこれを助動詞として利用する場合がある。
Ex17
How dare you bully me - the chairman-?
よくもまあ(あえて)会長である俺をいじめるなんてするな?
過去形は dared
否定は dare not
疑問は Dare S V で、一般動詞に注意しよう。
do
対象の動詞の行為自体を強調させる働きを持ち、「本当に」とか、「確かに」とかで訳される。
よく見られるのは疑問文、否定文の didn't や do you ~ のdoたちもこれらのうちに入る。
so do S / neither do S
その対象の文に対し、「Sもまた、そうである」の意味を持つ。
「so / neither/nor + <助動詞/ be動詞> + S」でこれを表現できて、一般に
この「助動詞/be動詞」は対象の文に合わせるようにとる。
Ex18
Uh…I want to go… So do I!
うん…帰りたいね… ああ!
have / have got
助動詞haveは現在完了として利用される。詳しくは時制で。
また、have got に一つ用法があって、これは「得れた」という単純な現在完了の意味もある一方、一般動詞haveと似たような意味を持つ。
Ex19
I've got to take this exam.
⇔ I have to take this exam.
この試験を受けなくちゃならないんだ
be supposed to
~することを予想している、ではなく、「Sが~することになっている」という意味。予定を表し、willとはまた違った未来の意味を持つ
Ex20
I am supposed to be killed tomorrow…
明日殺されることになってるんだよねぇ…
be about to
「今にも~しそうだ」という意味。
be about to start Ving でも意味はほとんど同じになる(開始、に注目置かれるだけ。)
Ex21
She's about to burst into tears.
彼女はいかにも泣き出しそうだ。
慣用表現について
can't but do / can't help but / can't help Ving ~せずにはいられない
can't V too A いくらVしてもAしすぎることはないな
can't V .. enough いくらVしてもAしすぎることはない
I can't thank you enough
感謝しても感謝してもしつくせません!→お礼の言葉もございません。
would rather/sooner V₁ than V₂ V₂するくらいならV₁の方がましだわ
would (just) as soon V₁ as V₂ V₂するくらいならV₁の方がましだわ
would like (丁寧want) ~が欲しい
would like to ~がしたい
I'd just soon stay home
どちらかと言えば家にいたいよ
may well V たぶんVだろう
may as well V Vするほうがましだ
might as well V₁ as V₂ V₂するくらいならV₁した方がましだ
V₂するなんてV₁するようなもんだ
You might as well kill me as make me quit my hobby!?
趣味をやめさせるなんて僕を殺すようなもんだぞ!?
最後に
有料にでもしたろうかと思いました
