お義母さんの働いていた幼稚園が、本格ミニシアターになっていた話
「え、お義母さんが働いていた幼稚園って、ここなんですか!?」
先日、妻の実家へ帰省していた時のこと。
私は、たまたまYouTubeのホーム画面でおすすめされていた、「CineYama」という山梨県上野原市にあるミニシアターについての動画を見ていました。
その動画は、デトロイト出身のマシュー・ケルソンさんという方が、廃園になった幼稚園を改装して、本格的なミニシアターを造った、という内容でした。
上野原市は妻の実家からも近く、お義母さんなら何か知っているかもしれない。
「お義母さん、上野原市に幼稚園をリノベーションしたミニシアターが出来たんですって!ここなんですけど……」
と、なんとなくスマホの画面を見せてみたところ、
「え!ここ、私が働いていた幼稚園だわ!」
……おお、なんという偶然!
聞けば、お義母さんは昔、幼稚園教諭としてCineYamaの前身である「旧・沢松幼稚園」で働いていたとのこと。
これはもう、行くしかない!
ということで、妻と2人の子ども、そして義両親の三世代で「CineYama」を訪れたのでした。
CineYama

「全然変わってない!」
CineYamaを訪れたお義母さんの第一声でした。
見た目は間違いなく、幼稚園や保育園そのもの。

外遊び用の下駄箱や手洗い場、
しっかりした遊具もあって、今でも子どもたちが通っているんじゃないかと思わせるような雰囲気です。

「いや〜、ほんとに懐かしい!」
お義母さんは終始テンション上がり気味。
この時点で来てよかったと思いました。
いざ、中に入ってみる
見た目は幼稚園でも、今はミニシアター。
一体、園舎の中はどうなっているんだろうか。
期待を胸に、いざ中に入ります!

うお〜、なんとオシャレなロビー!
緑や茶色を基調とした内装は、アメリカのカントリーサイドのような、温かい雰囲気を感じます。
今日はOLYMPUS OM-D E-M10 Mark IVとパナライカ15mm F1.7 のコンビ。
思いのままにシャッターを切っていきます。



ロビーには、本格的なポップコーンマシーンもあり、ちょうどポンポンと音を鳴らして作っている最中でした。
このポンポンサウンドとコーンの香ばしい香りが、ロビー全体を一層いい雰囲気にしてくれます。

いよいよミニシアターの中へ
美味しそうなポップコーンを購入し、受付で事前予約したQRコードを見せ、映画のチケットを発券してもらいました。

実は、2人の子どもたちにとって今回は初めての映画館。ちゃんと大人しく映画を観ていられるか、親としてはドキドキです。
さあ、それではスクリーンのあるシアターに向かいま…
っておいー!

暴走する長女を追いかけ、シアターの中に足を踏み入れると、そこはまるで別空間。
めっちゃ本格的なミニシアターになっていました。

実は、オーナーのマシューさんは学生時代にもデトロイトの廃校をリノベーションし、ミニシアターを運営していたとのこと。
そして、あのNetflixにも勤めていた経歴もある、バリバリの映像・音響のプロフェッショナルなのです。
このシアターもきっといろんなこだわりが…
「ゔぇ〜ん、ママー!こっちに座りたいぃぃぃぃ!」
「長男くん、早く座りなさい!映画始まっちゃうでしょ!」
………。
はぁ、全然この雰囲気に浸れない……。(;´Д`)
今回観た映画
今回の映画は、オーストラリア発のアニメーション『ブルーイ in シネマ みちしるべ』という作品です。

私は全く知らない作品でしたが、YouTubeでもいろんなエピソードが配信されているらしく、世の子どもたちの間ではけっこう人気なんだとか。
長男、長女にとっても初めて観るアニメなので、果たして楽しんでくれるかどうか……。
上映開始!
いよいよ、映画が始まりました。
長男は最初こそ座る場所が気に入らなくてぐずっていましたが、いざ本編が始まると、真剣な表情でスクリーンを見つめていました。
一方で長女は……。
私の膝の上でずっとポップコーンを食べています。
とにかくポップコーン 笑。
映画の物語は、ヒーラー犬の家族の、温かくてちょっと笑える日常を描いたストーリーでした。
冒頭、転勤のために今の家を売って職場の近くに引っ越したいパパのバンディットと、家の売却を阻止したい長女のブルーイ、妹のビンゴとの攻防が描かれます。
「あっ!あっ!」
そんな映画の内容なんてお構いなしに、私の膝の上にいる長女が何かを訴えています。
見ると、なんとポップコーンの入っていたカップが空っぽに!
ポップコーンが尽きたことを理解している長女は、ポップコーンのおかわりを探すべく、私の膝から降りようとしていました。
「ちょっと長女ちゃん、パパの膝の上にいて!」
逃げ出そうとする長女を必死で抑えようとしましたが、体をよじらせて抵抗してきます。
そして、限界を迎えた彼女の口から……。
「うぁ、うぁっ………ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大音声が、上映中のシアターに響き渡るのでした……。
緊急離脱!
私は、暴れる長女を抱きかかえ、とりあえず外の空気を吸わせようと園庭へ緊急離脱しました。
しばらく泣いていましたが、外の風に当たると次第に落ち着きを取り戻した長女。
ふと見ると、草むらで何やら葉っぱや虫を観察して遊び始めていました。

園庭とロビーをぶらぶらしながら、妻や長男たちが出てくるのを待っている間、ふと先ほどのポップコーンを思い出しました。
ロビーにたくさんのスパイスが並んでいて、妻が適当にかけてくれたんですけど、それが「甘じょっぱくて」めちゃくちゃ美味しかったんですよね。

たぶんこれだったのかな?
エピローグ
しばらくして映画が終了。
シアターから出てきた長男は、「面白かった!」とご満悦の表情でした。
どうやら、初めての映画館で最後までしっかり座って観ることができたようです。
すごいぞ、長男!
来月『トイ・ストーリー5』に連れて行ってあげよう。
そしてお義母さんも、
「本当に懐かしくて、いい時間だったわ。」
と、満足そうに言ってくれました。
私は最初の10分くらいしか映画観れませんでしたが、家族みんなでお義母さんの思い出の場所に来れただけでも良かったんじゃないかと思います……。
くそーやっぱり最後まで映画を観たかった!( TДT)
とはいえ、CineYamaが本当に素敵な場所なのは間違いありません。
次に来る時は、子どもたちももう少し成長しているはず。
その時こそ、今回味わいきれなかったCineYamaの魅力を、ゆっくり堪能したいと思います!
……いや、まずは『ブルーイ in シネマ みちしるべ』の続きを観るところからかな 笑。

今回の撮影機材
カメラ: OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
レンズ: Panasonic LEICA 15mm F1.7
