見出し画像

人類社会はAI経済と非AI経済に分離するかも?

ご無沙汰しております。水風船です。

FANZAが独自のAI制作+公開プラットフォーム「FANZAスタジオ」を発表したことで、AI漫画界は大いに盛り上がっていますね!
https://www.value-press.com/pressrelease/379051

一方で、未だAI生成利用作品に対する風当たりが強いのも事実。

バトル型SNSことX(旧Twitter)でも、反AI vs AI推進のバトルを見ない日はありません。

そんな様子を眺めながら、最近私はこんなことを考えています。

「人類社会はFANZA/DLsiteのように、AI経済と非AI経済に分離するかもな……」

いきなり何を言っているのかと思った読者の皆様、安心してください。

以下で説明していきます。

FANZA/DLsiteのAI作品プラットフォーム

FANZA/DLsiteは言わずと知れた同人プラットフォームです。

どちらもAI生成利用作品(小説、CG集、漫画、ゲーム……etc)の発表が可能ですが、主に以下のような制限があります。

  • AI生成利用作品は月3作まで

  • AI生成利用であることをタグ等で明示

  • 適切な分類を行っていない作品は配信停止

そして製作者側から見ると、かなり大きな制限がもう一つ。

普通に検索するとAI作品は出てこない。

これはなかなかのデバフです。

でも、ちょっと変ですよね。

普通に検索しても出てこないのであれば、なぜFANZA/DLsiteで「AI作品を売って稼ぐ」ということが成立するのか?

ここに大きなカラクリがあります。

AI作品タブを選ぶと世界が一変

FANZA/DLsiteにはAI作品を見るためのページがあります。

DLsiteのAI生成作品用タブ

そこを押すとあら不思議。

それまでほとんどAI作品が見えなかった世界が、一面AI生成利用作品だらけになります。

これこそまさに「棲み分け」です。

一見するとAI作品のない世界。

でもワンクリックするとAI作品だらけの世界。

同じプラットフォームの中に、

「AI作品を見たくない人の世界」

「AI作品を積極的に見たい人の世界」

が共存しているわけです。

だから、通常検索ではAI作品がほとんど出てこないFANZA/DLsiteでも売上が成立します。

PixivやXなどからの導線がほとんどなくても、プラットフォーム内だけで売上を上げているAIサークルが存在するのも、この「AI作品を探しに来る人」が一定数いるからなのでしょう。

もしかして社会全体もこうなる?

ここからが私の妄想です。

AIを巡る議論を見ていると、

「AIを積極的に使いたい人」

「できる限りAIを使いたくない人」

の価値観がかなり離れてきています。

だとすれば、無理にどちらか一方へ統一する必要はないのかもしれません。

例えば将来、

AIを利用して安価・高速に作られた商品やサービスが並ぶ市場

と、

人間が作ったことを価値として売る非AI市場

が並行して存在する。

AI漫画と非AI漫画。

AI音楽と人間制作音楽。

AI接客と人間による接客。

AIを大量に利用する企業と、「うちは人間が作っています」をブランドにする企業。

そんな感じで、社会のあちこちにFANZA/DLsiteの「AIタブ」のようなものができていくのではないでしょうか。

完全に社会が真っ二つになるというより、

同じ社会の中にAI経済圏と非AI経済圏が並存する。

私はそんな未来を最近想像しています。

エロは常に世界の先を行っていた。今回も……?

ここ数十年、新技術が登場するたび、成人向けコンテンツはかなり早い段階でそこへ飛びついてきました。

AVが家庭用映像メディアの普及に影響を与えた、という話は有名です。

真偽は怪しいですが、

「WindowsがMacより普及した背景には、エロゲなどを含むコンテンツ環境の違いもあった」

なんて話を耳にしたこともあります。

そして今。

当初は慎重姿勢だった成人向けプラットフォームも、

「禁止する」のではなく「棲み分ける」

という形でAIと共存し始めています。

もしかすると、今回も成人向け市場が一足先に「AIと非AIが共存する社会」の形を見せているのかもしれません。

数年後、

「AIを使うか使わないか」

で延々殴り合うのではなく、

「使いたい人はこちら、使いたくない人はこちら」

と市場そのものが分かれている。

そんな未来もありえるんじゃないでしょうか。

私は「AIを利用する経済」のほうに棲んでいきたいものですね。

ではまた。

いいなと思ったら応援しよう!