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【🔰さくらずみのる先生の皎理士詊隓 🔯002-簿蚘論ずは「満点を取らない技術」を競う詊隓なのか】


【さくらの疑問】

さくら「先生、簿蚘論の問題を芋おいるず、䞀぀疑問がありたす」
みのる先生「䜕でしょう」
さくら「これ、本圓に党郚解くこずを想定しお䜜っおいるのですか」
みのる先生「いいずころに気づきたした」
さくら「では、党郚解かなくおいい」
みのる先生「そこから『勉匷しなくおいい』ぞ進たなければ正解です」
さくら「危ないずころでした」
簿蚘論を勉匷し始めるず、倚くの受隓生が「問題集なら解けるのに、本詊隓圢匏になるず時間が足りない」ずいう壁にぶ぀かりたす。
それも䞍思議ではありたせん。什和8幎床第76回皎理士詊隓でも、簿蚘論の詊隓時間は午前9時から11時たでの120分です。公匏の合栌基準点は各科目ずも**満点の60**ずされおいたす。(囜皎庁)
では簿蚘論ずは、100点を目指さず60点だけ取ればよい詊隓なのでしょうか。
答えは少し違いたす。
簿蚘論は「満点を取らない詊隓」ずいうより、「120分で合栌答案を最倧化する詊隓」です。

【100点分の問題を100点取りに行かない】

さくら「100点満点なのだから、100点を狙うのが普通では」
みのる先生「孊校の定期詊隓なら、それでいいでしょう」
さくら「皎理士詊隓では」
みのる先生「100点を狙っお、取れる問題を萜ずしたら笑えたせん」
什和8幎床の簿蚘論に぀いお、囜皎庁が公衚した「出題のポむント」では、第䞀問25点、第二問25点、第䞉問50点ずいう構成でした。第䞀問では本支店䌚蚈、第二問では有圢固定資産、第䞉問では閉鎖残高勘定や資金収支資料を䜿った総合問題などが出題されおいたす。
第䞉問だけで50点ありたす。
しかし、だからずいっお第䞉問を最初から最埌たで完党に解かなければならないわけではありたせん。
䞀぀の総合問題の䞭にも、
すぐ取れる箇所
少し考えれば取れる箇所
かなり時間がかかる箇所
が混圚しおいたす。
合栌のために重芁なのは、この䞉皮類を芋分けるこずです。
さくら「぀たり問題ではなく、答案欄ごずに芋る」
みのる先生「そうです。巚倧な第䞉問も、答案欄たで分解すれば小さな問題の集合です」
さくら「50点の怪物ではない」
みのる先生「小問が集団登校しおいるだけです」

【簿蚘論で怖いのは「難問」より「時間泥棒」】

皎理士詊隓では、難しい問題そのものよりも、その問題に䜕分䜿っおしたったかが重芁です。
䟋えば、ある問題に぀いお10分考えれば解けるずしたす。
しかし、その10分を䜿えば、別の堎所にある2点皋床の基本問題を䞉぀萜ずすかもしれたせん。
仮に、
・難しい問題1題  10分䜿っお3点
・基本問題3題  同じ10分で合蚈6点
だったずしたしょう。
この堎合、詊隓戊略ずしおは埌者を優先する方が合理的です。
さくら「でも、難しい問題が解けそうだず離れにくいです」
みのる先生「簿蚘論最倧の眠の䞀぀です」
さくら「あず少しで解けそうなのです」
みのる先生「その『あず少し』が15分続くこずがありたす」
本詊隓では、問題が難しいから倱点するだけではありたせん。
䞀぀の問題に執着した結果、埌ろにあった簡単な問題を芋る時間がなくなるこずがありたす。
これが非垞にもったいない倱点です。

【最新の出題から芋える「党郚は䞀盎線に解けない」理由】

什和8幎床の第䞉問に぀いお、囜皎庁は、単玔に財務諞衚の数倀を求めるだけではなく、取匕事実ず垳簿蚘録を掚定しながら解き進めるこずを前提ずした総合問題だったず説明しおいたす。たた、棚卞資産、固定資産、有䟡蚌刞だけでなく、為替予玄、セヌル・アンド・リヌスバック、貞倒匕圓金、埓業員賞䞎など耇数の論点が組み蟌たれおいたした。
぀たり珟圚の簿蚘論では、
知っおいる公匏ぞ数字を入れるだけ
では察応できない問題もありたす。
資料を読み、
「䜕が起きたのか」
「垳簿には䜕が蚘録されおいるのか」
「䞍足しおいる数字をどこから掚定するのか」
を刀断する必芁がありたす。
さくら「そうなるず、最初から順番に党郚解くのは危険ですね」
みのる先生「そういうこずです。詊隓問題に『第䞀問から順番に解きなさい』ずは曞いおありたせん」
さくら「問題番号は呜什ではない」
みのる先生「䜏所のようなものです」

【実䟋――5分粘るか、次ぞ行くか】

䟋えば本詊隓で、次のような状況になったずしたす。
第䞀問を解き始めたした。
前半の仕蚳や蚈算は順調です。
ずころが途䞭に、耇雑な掚定蚈算が出おきたした。
3分考えおも蚈算の入口が芋぀かりたせん。
このずき初孊者は、
「第䞀問を終わらせおから第二問ぞ行かなければ」
ず考えがちです。
しかし、合栌答案を䜜る芖点では違いたす。
その答案欄をいったん飛ばし、次の取れる問題ぞ移る。
これが非垞に重芁です。
さくら「空欄を残すのが怖いです」
みのる先生「受隓生にずっお空欄は心理的に怖い。しかし時間切れで芋おもいない問題の方がもっず怖いです」
詊隓終了5分前に空欄が残っおいるのず、簡単な問題が10問残っおいるのずでは意味が違いたす。
前者は戊略的撀退かもしれたせん。
埌者は時間配分の倱敗かもしれたせん。

【「60点取ればよい」の危険な誀解】

ここで泚意がありたす。
公匏の合栌基準が60だからずいっお、
「自分で60点分だけ遞んで解けばいい」
ずいう意味ではありたせん。(囜皎庁)
本詊隓䞭に、自分が曞いた答案の正確な埗点は分かりたせん。
「これは2点だろう」
「ここたでで60点あるだろう」
ず蚈算するこずもできたせん。
だから実際には、60点を狙うのではなく、
取れる問題をできるだけ倚く取り、倱点を枛らす
ずいう戊いになりたす。
目暙ずしおは、
「60点で止める」
ではなく、
自分が解ける問題を可胜な限り答案ぞ眮いおくる
こずです。
さくら「満点を捚おるのず、点を捚おるのは違うのですね」
みのる先生「非垞に違いたす」
さくら「難問を捚おる」
みのる先生「正確には、難問を『埌回しにできる』刀断力を持぀こずです」

【合栌者に必芁なのは䞉段階の問題刀定】

答緎や過去問では、問題を次の䞉段階に分類する緎習が圹立ちたす。
・A――芋た瞬間に凊理方法が分かる問題
・B――少し考えれば解けそうな問題
・C――方針が立たない、蚈算量が倚い問題
本詊隓では、たずAを確実に回収したす。
次にBぞ進みたす。
Cは残り時間を芋お戻りたす。
重芁なのは、Cを氞久に捚おるこずではありたせん。
Aを取り終える前にCず栌闘しないこずです。
さくら「難しい問題が解ける人が合栌するのでは」
みのる先生「難しい問題も解ければ匷い。しかし、簡単な問題を萜ずさない人はもっず匷い」
これは普段の勉匷にも圱響したす。
答緎を受けたあず、「解けなかった難問」ばかり埩習するのではありたせん。
たず確認すべきなのは、
解けるはずだったのに萜ずした問題
です。
ここには合栌ぞ盎結する改善材料がありたす。

【簿蚘論の勉匷は「解く緎習」から「遞ぶ緎習」ぞ進む】

初孊者のうちは、問題を最埌たで解くこずが倧切です。
時間をかけおでも仕蚳や蚈算方法を理解しなければなりたせん。
しかし孊習が進んだら、次の段階ぞ移りたす。
䜕を解くかを刀断する緎習です。
過去問や答緎では、単に点数を芋るだけでなく、
「この問題に䜕分䜿ったか」
「途䞭で撀退できたか」
「埌ろに簡単な問題が残っおいなかったか」
を確認したす。
䟋えば60分経過した時点で第䞉問に50分䜿っおいたなら、たずえかなり正解できおいおも、詊隓戊略ずしお怜蚎の䜙地がありたす。
簿蚘論では、電卓を速く叩く胜力だけではなく、
時間ずいう資源を配分する胜力
も詊されおいるず考えた方がよいでしょう。

【満点䞻矩を捚おるず、勉匷方法たで倉わる】

さくら「私は問題集でも、党郚できるたで次ぞ進たないようにしおいたした」
みのる先生「䞁寧なのは良いこずです。しかし本詊隓では、それだけでは足りたせん」
簿蚘論察策では、完璧䞻矩が思わぬ匱点になるこずがありたす。
䞀問を完党に理解するこずも重芁ですが、本詊隓では広い範囲から出題されたす。
したがっお、
基瀎論点を広く正確に凊理できる力
を先に固め、その埌で難しい論点を深めおいく方が合理的です。
特に盎前期には、
「難問を䞀問解けるようにする」
より、
「基本問題の取りこがしを五぀枛らす」
方が合栌に近づく堎合がありたす。
これは逃げではありたせん。
埗点期埅倀を考えた孊習です。

【今回の合栌ポむント】

・簿蚘論は120分で合栌答案を最倧化する詊隓ず考える
・公匏の合栌基準は60だが、60点分だけ解けばよいずいう意味ではない
・問題党䜓ではなく、答案欄単䜍で取れる堎所を探す
・難問に粘る前に、基本問題を確実に回収する
・答緎では正答率だけでなく、時間配分ず撀退刀断も埩習する

さくら「぀たり簿蚘論では、解く勇気だけでは足りないのですね」
みのる先生「はい。飛ばす勇気も必芁です」
さくら「では本詊隓で難問を芋぀けたら、『たた埌で』ず蚀いたす」
みのる先生「いいですね」
さくら「そしお二床ず䌚わないこずも」
みのる先生「ありたす」
さくら「ずいぶん淡癜ですね」
みのる先生「簿蚘論では、問題ずの長い付き合いより、答案甚玙ずの良い関係の方が倧切です。」

いいなず思ったら応揎しよう