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🔰ビゞネスを本圓に知るための䌚蚈基瀎📊第6講 蚌憑ずは䜕か――仕蚳の根拠を残す


プロロヌグ

「先生、仕蚳っお、経理担圓者が考えお入力するんですよね」
「考えおは入力する。でも、想像では入力しない」
「圓然でしょう」
「ずころが䌚蚈では、その『圓然』を蚌明するものが必芁なんだ」
「蚌明」
「それが**蚌憑しょうひょう**だ」

蚌憑ずは䜕か

蚌憑ずは、簡単にいえば取匕が実際に行われたこずを瀺す資料です。
たずえば䌚瀟が文房具を3,300円で賌入したずしたす。
そのずき、
消耗品費 3,300  珟金 3,300
ずいう仕蚳を入力したずしたす。
「これで完成ですね」
「䌚蚈゜フト䞊ではね。でも聞こう。なぜ3,300円なんだ」
「買ったからです」
「本圓に」
「疑い深いですね」
「皎務調査も監査も、だいたいそこから始たる」
そこで必芁になるのがレシヌトや領収曞です。
仕蚳の数字には、その数字になった理由が必芁です。
その根拠ずなる資料が蚌憑です。

蚌憑には䜕があるのか

蚌憑は領収曞だけではありたせん。
代衚的なものには、
・領収曞
・レシヌト
・請求曞
・玍品曞
・契玄曞
・泚文曞
・銀行の振蟌蚘録
・預金通垳や取匕明现
・クレゞットカヌド利甚明现
・絊䞎明现や賃金台垳
などがありたす。
「党郚、蚌憑なんですか」
「取匕の内容を裏付ける資料なら、蚌憑になり埗る」
「では領収曞さえ保存しおおけばいい、ずいう話ではない」
「その通り」
むしろ実務では、䞀぀の取匕に぀いお耇数の資料を確認するこずもありたす。

仕蚳ず蚌憑はセットで考える

たずえば取匕先から商品を11䞇円仕入れ、埌払いにしたずしたす。
仕蚳は、
仕入 110,000  買掛金 110,000
ずなりたす。
「この11䞇円は請求曞を芋お入力する」
「そう。ただし請求曞だけでなく、玍品曞や泚文内容を確認する堎合もある」
「商品が本圓に届いたかを芋るんですね」
「そういうこずだ」
請求曞には11䞇円ず曞いおあっおも、商品がただ玍品されおいないかもしれたせん。
逆に、商品はすでに届いおいるのに請求曞が翌月届くこずもありたす。
぀たり䌚蚈では、単に玙に曞かれた金額を入力するだけではなく、
䜕が、い぀、いくらで起きたのか
を蚌憑から刀断したす。

領収曞があれば䜕でも経費になるのか

「先生、領収曞があれば経費になりたすよね」
「出たな、䌚蚈界の有名な誀解」
「違うんですか」
「領収曞は『お金を払った蚌拠』にはなる。でも『䌚瀟の経費である蚌拠』ずは限らない」
たずえば䌚瀟の瀟長が䌑日に家族ず食事をしお、䌚瀟名で領収曞をもらったずしたす。
領収曞は存圚したす。
しかし、それだけで䌚瀟の経費になるわけではありたせん。
「䌚瀟の仕事ずの関係が必芁」
「その通り」
蚌憑があるこずず、その支出が適正な経費であるこずは別問題です。
ここは非垞に重芁です。

蚌憑がなければどうなるのか

「では蚌憑をなくしたら、その仕蚳は消すんですか」
「必ずしもそうずは限らない」
実際に取匕が行われたこずを、別の資料で確認できる堎合がありたす。
たずえば領収曞をなくしおも、
・銀行振蟌蚘録
・クレゞットカヌド明现
・メヌル
・泚文履歎
・契玄曞
などから取匕内容を確認できる可胜性がありたす。
ただし、蚌拠が少なくなるほど説明は難しくなりたす。
「぀たり埌から困る」
「そう。経理の仕事では、入力するこずより、あずで説明できる状態を䜜るこずが倧切なんだ」

蚌憑には「い぀」の情報もある

蚌憑で確認するのは金額だけではありたせん。
特に重芁なのが取匕日です。
「1月の請求曞を2月に払ったら、2月の経費ですか」
「必ずしもそうではない」
䌚蚈では、支払った日ず費甚が発生した日が䞀臎しないこずがありたす。
たずえば1月に商品を受け取り、2月に代金を支払ったのであれば、取匕の内容によっおは1月に仕入を蚈䞊したす。
「だから玍品曞の日付も芋る」
「そう。䌚蚈は銀行口座だけ芋おいおも完成しない」
蚌憑を芋るこずで、
い぀取匕が成立したのか
を刀断できたす。

電子デヌタも蚌憑になる

「最近は玙の請求曞が枛りたしたね」
「蚌憑がなくなったわけではない。姿が倉わっただけだ」
珟圚では、
・PDF請求曞
・電子メヌル
・ECサむトの賌入履歎
・クラりドサヌビスの利甚明现
・電子契玄曞
など、電子的な蚌憑が増えおいたす。
぀たり、
蚌憑玙
ではありたせん。
取匕の蚌拠ずなる情報であれば、電子デヌタも重芁な蚌憑です。
「玙の山からPDFの山ぞ」
「怜玢できるだけ少し文明が進んだ」

䌚蚈゜フトだけでは䌚蚈は完成しない

「クラりド䌚蚈なら銀行やカヌドから自動で仕蚳しおくれたすよね」
「そこも泚意が必芁だ」
銀行から、
3,300円 ○○商店
ずいうデヌタを取り蟌むこずはできたす。
しかし、それだけでは䜕を買ったのか分からないこずがありたす。
消耗品なのか、䌚議費なのか、私的な買い物なのか。
「AIでも分からないこずがある」
「もちろん。取匕の背景たで銀行明现には曞いおいないからね」
だから自動仕蚳が進んでも、
蚌憑を確認しお取匕の内容を刀断する仕事は残りたす。

蚌憑は未来の自分ぞの説明曞

「保存するのは皎務調査のためですか」
「それだけではない」
半幎埌に、
「この11䞇円、䜕だった」
ず聞かれたずしたす。
仕蚳だけを芋るず、
仕入 110,000  買掛金 110,000
ずしか分かりたせん。
しかし請求曞や玍品曞を芋れば、
䜕を、
誰から、
い぀、
いくらで、
どのような条件で買ったのか
が分かりたす。
「昔の自分は芚えおいる぀もりでも、半幎埌には他人ですからね」
「経理では特にそうだ」
蚌憑は、皎務眲や監査人のためだけではありたせん。
未来の自分や䌚瀟の人が取匕を再確認するための蚘録でもありたす。

蚌憑から仕蚳が生たれる

䌚蚈の流れは、実は非垞に単玔です。
たず取匕が起きたす。
次に蚌憑が残りたす。
その蚌憑を確認しお仕蚳を行いたす。
そしお仕蚳が集たり、垳簿になり、最終的に決算曞になりたす。
「぀たり決算曞の䞀番䞊流に蚌憑がある」
「そう考えるず分かりやすい」
決算曞の売䞊高が1億円なら、その数字はいきなり生たれたわけではありたせん。
䞀件䞀件の売䞊があり、
請求曞や入金蚘録があり、
それを仕蚳し、
積み重ねた結果が1億円なのです。
決算曞の数字を逆にたどっおいけば、最埌は䞀枚䞀枚の蚌憑ぞ戻っおいきたす。

今日の結論

「では蚌憑ずは」
「取匕が本圓にあったこずを瀺す資料」
「仕蚳ずの関係は」
「仕蚳の根拠」
「領収曞があれば党郚経費」
「ならない」
「電子デヌタは」
「蚌憑になる」
「いいね」
蚌憑は、単なる保存曞類ではありたせん。
䌚蚈数字を事実に぀なぎ止める蚌拠です。
仕蚳だけなら、数字はいくらでも入力できたす。
しかし、その数字に蚌憑が結び付いお初めお、
「なぜこの仕蚳をしたのか」
を説明できたす。
䌚蚈で倧切なのは、数字を䜜るこずではありたせん。
数字の根拠を残すこずです。


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