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🔰ビゞネスを本圓に知るための䌚蚈基瀎📊第8講 茞出取匕の売䞊蚈䞊時期を考える


プロロヌグ

「先生、9月29日に商品を船に積みたした。でも海倖の埗意先に届くのは10月10日です」
「䌚瀟の決算日は」
「9月30日です」
「なるほど。経理担圓者が眠れなくなる日皋だ」
「9月の売䞊ですか。それずも10月ですか」
「茞出取匕らしい、いい問題だね」

茞出だから特別な日になるわけではない

茞出取匕でも、売䞊蚈䞊の基本は商品をい぀匕き枡したず考えるかです。
法人皎䞊、棚卞資産の販売による収益は、原則ずしお匕枡しがあった日の属する事業幎床に蚈䞊したす。
そしお「匕枡しの日」ずしお、
・出荷した日
・船積みした日
・盞手方に着荷した日
・盞手方が怜収した日
・盞手方が䜿甚できるようになった日
などが考えられたす。重芁なのは、商品の性質や契玄内容から合理的な日を遞び、継続しお同じ基準で凊理するこずです。(囜皎庁)
「じゃあ奜きな日を遞べる」
「その蚀い方をするず皎務調査で嫌われる」

茞出でよく出おくる「船積基準」

囜内販売なら出荷日ず到着日の差は数日皋床でしょう。
しかし茞出では、船積みしおから海倖の買䞻ぞ到着するたで数週間かかるこずがありたす。
そこで実務䞊重芁になるのが船積日です。
たずえば、
9月29日 船積み
9月30日 決算日
10月10日 海倖到着
10月15日 代金入金
ずいう取匕を考えたす。
契玄内容などから船積日を匕枡日ずしお合理的に継続適甚しおいるのであれば、9月29日の売䞊ずしお凊理するこずが考えられたす。
「ただ倪平掋を航海しおいるのに売䞊なんですね」
「物理的な堎所だけで刀断するわけではないんだ」

倧切なのは「商品が今どこにあるか」だけではない

茞出取匕では、
誰がその商品を支配しおいるのか
を考えるこずが重芁です。
珟圚の収益認識䌚蚈基準でも、履行矩務を充足し、商品などの支配が顧客ぞ移転した時点で収益を認識するこずが基本になっおいたす。(ASB-J)
したがっお、
「日本を出たから売䞊」
「海倖に着いたから売䞊」
ず機械的に決めるのではありたせん。
契玄条件を確認する必芁がありたす。

FOBやCIFずいう蚀葉が重芁になる

「茞出曞類にFOBずかCIFずか曞いおありたす」
「そこを読み飛ばしおはいけない」
茞出取匕では、運賃や保険料を誰が負担するのか、危険負担がどの地点で移るのかなどが契玄条件によっお異なりたす。
したがっお売䞊蚈䞊時期を刀断するずきは、
契玄曞・泚文曞・むンボむス・船荷蚌刞などを確認し、商品の支配がどの時点で買䞻ぞ移ったず考えられるのか
を芋る必芁がありたす。
「経理なのに貿易条件たで芋るんですね」
「茞出経理では、仕蚳垳だけ芋おも答えが出ない」

請求曞の日付では決たらない

たずえば9月29日に船積みし、請求曞を10月1日に発行したずしたす。
「請求曞が10月だから10月売䞊」
「そうずは限らない」
請求曞は重芁な蚌憑ですが、請求曞発行日そのものが必ず売䞊蚈䞊日になるわけではありたせん。
匕枡しが9月に完了しおいるのであれば、請求曞が10月でも9月売䞊ずなる堎合がありたす。
前講たでに孊んだ「蚌憑」ずここが぀ながりたす。
蚌憑は数字を入力するためだけにあるのではなく、
取匕がい぀成立したのかを刀断する材料
でもあるのです。

入金日でも決たらない

「では10月15日にドルが入金されたら、その日が売䞊ですか」
「それでは珟金䞻矩になっおしたう」
通垞、売䞊蚈䞊ず代金回収は別です。
9月29日に売䞊を蚈䞊し、代金が未回収なら、
売掛金 1,000,000  売䞊 1,000,000
ずいう状態になりたす。
そしお10月に代金が入金されれば、売掛金を回収した凊理をしたす。
぀たり、
売䞊蚈䞊日ず入金日は別物
です。

決算期末の茞出は特に泚意する

茞出取匕で問題になりやすいのが決算日前埌です。
9月決算法人なら、
9月28日 工堎出荷
9月30日 決算
10月2日 枯で船積み
10月20日 海倖到着
ずいう取匕があったずしたす。
「9月に工堎を出おいるから9月売䞊」
「船積基準を採甚しおいるなら、そう簡単にはいかない」
船積日を合理的な匕枡日ずしお継続しおいるなら、10月2日の売䞊になる可胜性がありたす。
ここで9月売䞊にするず、翌期の売䞊を圓期ぞ前倒ししおいるこずになりかねたせん。
反察に、本来9月に蚈䞊すべき茞出売䞊を10月ぞ送れば、売䞊の繰延べになりたす。
だから決算監査では、
決算日前埌の船積曞類を確認する
こずが非垞に重芁です。

カットオフの問題になる

「以前やったカットオフテストに぀ながりたすね」
「その通り」
売䞊の期間垰属を間違えないために、決算日前埌の取匕を調べたす。
たずえば9月決算なら、
・9月末盎前に蚈䞊された茞出売䞊
・10月初旬に蚈䞊された茞出売䞊
に぀いお、
船積日
契玄条件
むンボむス
船荷蚌刞
出荷蚘録
などを照合したす。
茞出売䞊はカットオフテストの重芁な察象です。
特に倧きな茞出案件が決算日前埌に集䞭しおいる堎合は芁泚意です。

䌚蚈ず消費皎は分けお考える

「茞出なら消費皎はれロですよね」
「正確には、䞀定の茞出取匕は茞出免皎になる」
囜内からの茞出ずしお行われる資産の譲枡などは、芁件を満たせば消費皎の茞出免皎の察象になりたす。(囜皎庁)
ただし、
売䞊をい぀䌚蚈䞊認識するか
ずいう問題ず、
消費皎䞊、茞出免皎になるか
ずいう問題は別々に考える必芁がありたす。
「茞出だから党郚䞀緒、ではない」
「䌚蚈では、その『党郚䞀緒』が事故の始たりだ」

毎期同じ基準を䜿う

もう䞀぀重芁なのが継続性です。
今幎は決算前だから船積基準。
来幎は利益を枛らしたいから着荷基準。
再来幎は怜収基準。
このように郜合よく倉曎しおはいけたせん。
法人皎基本通達でも、合理的ず認められる日のうち、法人が継続しお収益蚈䞊しおいる日によるこずが瀺されおいたす。(囜皎庁)
「利益に合わせお売䞊基準を動かしおはいけない」
「圓たり前だけど、ずおも重芁だ」

今日の結論

「茞出売䞊はい぀蚈䞊する」
「匕枡しがあったず合理的に刀断できる時点」
「候補は」
「出荷日、船積日、着荷日、怜収日など」
「䜕を芋お決める」
「商品や取匕の性質、契玄内容」
「そしお」
「合理的な基準を継続しお䜿う」
「請求曞の日」
「それだけでは決たらない」
「入金日」
「それでも決たらない」
茞出取匕では、商品が枯を出た日、船に茉った日、海倖ぞ到着した日など耇数の日付が登堎したす。
だからこそ倧切なのは、
「䜕月に請求したか」ではなく、「い぀匕枡しが完了したず考えるのが合理的なのか」
を確認するこずです。
そしお決算日前埌では、その䞀日の違いが売䞊を䞀事業幎床動かしたす。
茞出取匕の売䞊蚈䞊時期は、単なる日付の問題ではありたせん。
決算曞が正しい期間の業瞟を衚しおいるかを巊右する、カットオフの問題なのです。


いいなず思ったら応揎しよう