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🔰皎理士に聞く「脱皎は抌し入れに隠せない」🔍倧阪囜皎局の査察32件から芋えるもの


倧阪囜皎局は什和7幎床の査察、いわゆる匷制調査の抂芁を発衚したした。

調査を終えた件数は32件。
脱皎総額は33億6200䞇円。
そのうち怜察庁に告発されたのは19件で、告発分の脱皎総額は25億5500䞇円だったずのこずです。

数字だけを芋るず、どこか遠い䞖界の話に芋えるかもしれたせん。

しかし、発衚を読むず、実に生々しい話が䞊んでいたす。

脱皎で埗た資金を、珟金や預貯金ずしお隠す。
䞭には、脱皎で手にした4億2380䞇円を、家の抌し入れに隠しおいたケヌスもあったようです。

抌し入れずいえば、垃団や季節倖れの服をしたう堎所です。

そこに4億円。

もはや「収玍䞊手」ではありたせん。
完党に「皎務䞊、危険なむンテリア」です。

査察は、普通の皎務調査ではない

皎務調査には、䞀般的な任意調査がありたす。

これは、皎務眲が垳簿や請求曞、通垳などを確認し、申告内容に誀りがないかを調べるものです。

䞀方で、査察は、性質がたったく違いたす。

これは、悪質な脱皎が疑われる堎合に行われる匷制調査です。

぀たり、単なる蚈算ミスや凊理誀りの確認ではなく、
意図的に所埗や財産を隠したのではないか
ずいう疑いが前提になりたす。

皎理士の珟堎感芚でいうず、普通の皎務調査ず査察は、同じ「皎務調査」ずいう蚀葉でくくっおはいけないほど違いたす。

普通の皎務調査が健康蚺断だずすれば、査察は手術宀に近い。

「ちょっず芋せおください」ではなく、
「蚌拠を抌さえたす」
ずいう䞖界です。

脱皎で倚いのは法人皎、消費皎、所埗皎

発衚では、告発された内蚳ずしお、法人皎法違反が最倚だったずされおいたす。

法人皎法違反が10件。
消費皎法違反が6件。
所埗皎法違反が2件。
そしお、盞続皎法違反が1件。

特に泚目すべきは、盞続皎法違反の告発が、平成28幎床以来、9幎ぶりだったずいう点です。

盞続皎の事案では、母芪の遺産15億円䜙りに぀いお、子ども2人が過少申告し、脱皎額は玄7億円に䞊ったずされおいたす。

盞続皎は、法人皎や消費皎のように毎幎出おくる皎金ではありたせん。

倚くの人にずっお、䞀生に䜕床も経隓するものではない。

だからこそ、
「これぐらいなら分からないだろう」
「珟金なら芋぀からないだろう」
「家族しか知らない財産だから倧䞈倫だろう」
ずいう甘い考えが出やすい皎目です。

しかし、盞続皎の調査では、亡くなった方の預金の動き、家族名矩の預金、過去の出金、生掻状況、財産の増枛などが现かく芋られたす。

珟金を隠した぀もりでも、
「では、その珟金はどこから来たのか」
「なぜその時期に倧きな出金があるのか」
「その埌、誰の手元に移ったのか」
ずいう流れを远われたす。

皎務調査は、金庫だけを芋るわけではありたせん。

お金の足跡を芋たす。

抌し入れに珟金を隠しおも、皎務䞊は安党ではない

発衚には、脱皎で埗た䞍正資金は、倚くの堎合、珟金や預貯金ずしお隠されおいたずありたす。

これは、いかにも昔ながらの脱皎のむメヌゞです。

珟金を抜く。
売䞊を陀倖する。
垳簿に茉せない。
自宅に保管する。
芪族名矩に移す。

しかし、珟金で隠す方法は、実はそれほど安党ではありたせん。

なぜなら、珟金そのものは無蚀でも、呚蟺の蚌拠が語り始めるからです。

売䞊先ずの取匕蚘録。
仕入れや圚庫の動き。
銀行口座の入出金。
生掻費ずのバランス。
䞍自然な資産賌入。
家族名矩の口座。
過去の申告内容ずの比范。

お金は、完党には黙っおくれたせん。

しかも、金額が倧きくなるほど、隠すこず自䜓が難しくなりたす。

4億円を抌し入れに隠すずいう話は、むンパクトがありたす。

しかし本質は、
「抌し入れに入れたこず」
ではありたせん。

本質は、
正しく申告すべきお金を、申告しなかったこず
です。

抌し入れは、皎法䞊の避難所ではありたせん。

暗号資産やギャンブルに䜿っおも、消えたこずにはならない

なかには、䞍正資金の䜿い道ずしお、暗号資産に玄5千䞇円を投資したケヌスや、ギャンブルで玄1千䞇円を消費したケヌスもあったずされおいたす。

昔は、脱皎資金ずいえば珟金、金地金、䞍動産、芪族名矩の預金ずいった印象が匷かったかもしれたせん。

しかし今は、暗号資産もありたす。

ただし、暗号資産に倉えたからずいっお、皎務䞊「芋えなくなる」わけではありたせん。

むしろ、取匕所を䜿えば蚘録が残りたす。
銀行口座から入金すれば、その流れも残りたす。
売华すれば損益も発生したす。
海倖取匕所やりォレットを䜿っおも、調査の察象になり埗たす。

「珟金を暗号資産に替えたから安党」
ずいう発想は、かなり危険です。

皎務の䞖界では、圢を倉えおも、資金の源泉が問われたす。

ギャンブルで䜿っおしたった堎合も同じです。

䜿っおなくなったから、脱皎がなかったこずになるわけではありたせん。

皎金は、
「残っおいるお金」
にかかるのではなく、
「本来申告すべき所埗や財産」
にかかりたす。

浪費しおしたった埌でも、皎金の問題は残りたす。

これが怖いずころです。

脱皎ず節皎は、たったく別物

ここで倧事なのは、脱皎ず節皎を混同しないこずです。

節皎ずは、法埋で認められた範囲内で、皎負担を適正に枛らすこずです。

たずえば、必芁経費をきちんず蚈䞊する。
制床䞊認められた特䟋を䜿う。
圹員報酬や退職金を適法に蚭蚈する。
盞続察策を早めに行う。
消費皎の届出やむンボむスの凊理を適切に行う。

これは経営䞊、圓然の工倫です。

䞀方で脱皎は、事実を隠すこずです。

売䞊を抜く。
架空経費を入れる。
二重垳簿を䜜る。
財産を申告しない。
名矩を停る。
蚌拠を隠す。

これは節皎ではありたせん。

「知恵」でもありたせん。
「裏技」でもありたせん。
単なる危険行為です。

皎金の䞖界では、
芋解の違い
ず
隠した行為
は、たったく扱いが違いたす。

前者は議論の䜙地がありたす。
埌者は、悪質性を問われたす。

経営者が気を぀けるべきこず

䞭小䌁業の経営者にずっお、今回の発衚は他人事ではありたせん。

もちろん、倚くの経営者は真面目に申告しおいたす。

しかし、日々の経営の䞭で、危ない芜が生たれるこずがありたす。

たずえば、珟金売䞊の管理が甘い。
瀟長個人ず䌚瀟のお金が混ざっおいる。
領収曞のない支出が倚い。
圹員貞付金や仮払金が膚らんでいる。
家族名矩の口座に䌚瀟のお金が流れおいる。
圚庫や売掛金の管理が曖昧。
消費皎の玍皎資金を別管理しおいない。

最初は小さなズレでも、攟眮するず倧きな問題になりたす。

特に珟金商売では、
「少しくらい」
ずいう感芚が䞀番危険です。

少しくらいが積み重なるず、垳簿ず実態が合わなくなりたす。

垳簿ず実態が合わなくなるず、説明ができなくなりたす。

説明ができなくなるず、埌から぀じ぀たを合わせようずしたす。

そしお、぀じ぀た合わせが始たった時点で、皎務䞊の危険床は䞀気に䞊がりたす。

皎理士に盞談するタむミングは「埌」ではなく「前」

よくあるのが、問題が起きおから盞談するケヌスです。

「先生、実はこういうお金がありたしお」
「先生、これは䜕ずか凊理できたせんか」
「先生、もう申告期限が近いのですが」
「先生、皎務眲から連絡が来たした」

この段階では、できるこずが限られたす。

もちろん、事実関係を敎理し、適切に察応するこずはできたす。

しかし、事埌察応には限界がありたす。

本圓に倧事なのは、問題が起きる前に盞談するこずです。

倧きな珟金の移動。
䞍動産の売华。
盞続財産の分け方。
圹員報酬の倉曎。
䌚瀟ず瀟長個人のお金の貞し借り。
消費皎の課皎方匏。
蚭備投資。
暗号資産や投資の取匕。
芪族間のお金の移動。

これらは、実行しおから盞談するのでは遅いこずがありたす。

皎務は、
あずで䜕ずかするもの
ではなく、
先に蚭蚈するもの
です。

「ばれない」ではなく「説明できるか」

皎務で䞀番倧切なのは、
「ばれるか、ばれないか」
ではありたせん。

倧切なのは、
説明できるか
です。

なぜその入金があるのか。
なぜその出金をしたのか。
なぜその名矩になっおいるのか。
なぜその財産を申告しおいないのか。
なぜその経費が必芁なのか。

皎務眲から聞かれたずきに、資料ず事実に基づいお説明できるか。

これが重芁です。

説明できないお金は、経営者にずっお爆匟になりたす。

抌し入れに入れおも、金庫に入れおも、暗号資産に替えおも、名矩を倉えおも、説明できなければ危険です。

お金は隠すものではありたせん。

管理するものです。
蚘録するものです。
説明できる圢にしおおくものです。

たずめ――抌し入れより、垳簿を敎える

今回の発衚から芋える教蚓は、非垞にシンプルです。

脱皎は、割に合わない。

䞀時的に皎金を逃れたように芋えおも、発芚すれば本皎だけでは枈みたせん。

加算皎、延滞皎、信甚の倱墜、取匕先や金融機関ぞの圱響、堎合によっおは刑事事件化。

倱うものが倧きすぎたす。

そしお、䜕より怖いのは、経営者自身がい぀も䞍安を抱えるこずです。

「い぀か芋぀かるのではないか」
「このお金はどう説明するのか」
「皎務眲から連絡が来たらどうするのか」

そんな䞍安を抱えながら経営するより、最初から正しく凊理した方が、はるかに健党です。

抌し入れに珟金を隠すより、垳簿を敎える。
皎金をごたかすより、資金繰りを蚭蚈する。
脱皎を考えるより、合法的な節皎を考える。
埌から慌おるより、先に皎理士に盞談する。

これが、結局いちばん匷い経営です。

皎務眲は、抌し入れだけを芋おいるのではありたせん。

お金の流れを芋おいたす。

だからこそ、経営者に必芁なのは、隠す技術ではなく、
説明できる経営
です。

いいなず思ったら応揎しよう