”はっ”となって気づいた、仕事に染まりすぎていた自分
看護師として病院で働いていたころ、私は仕事が好きでした。
看護師という仕事そのものも好きでしたし、看護師として働いている自分のことも、好きだったと思います。
業務中はもちろん、患者さんのことを考えます。けれど、それは帰宅してからも変わりませんでした。分からないことを調べたり、技術のシミュレーションをしたり、疾患について勉強したり。頭から仕事のことが離れる時間が、ほとんどありませんでした。
忘れられない、あの瞬間
そんな日々の中で、今でも忘れられない出来事があります。
休日、自宅でテレビをつけて、医療ドラマを見ていたときのことです。
ドラマの中で、モニターのアラーム音が鳴りました。その瞬間、私は思わず、音のする方向を振り向いていたのです。
「はっ」となって、自分でも気づきました。
これはテレビの中の音で、自分の職場ではない。頭では分かっているはずなのに、身体が反応してしまった。
思わず、笑ってしまいました。
仕事は好きだけど、さすがに
そのとき初めて、「ここまで自分は、仕事に身体が侵されているんだ」と気づきました。
仕事が好きなことは、悪いことではありません。けれど、テレビの中の音にまで反応してしまうほど、頭も身体も、常に仕事のモードのままだったのだと思います。
「仕事は好きだけど、さすがに行き過ぎてしまっているな」
そう感じた出来事でした。
あなたにも、心当たりはありませんか
仕事でなくても、家事や育児、誰かのことなど、頭から離れないものは、人それぞれあるかもしれません。
オフのはずなのに、頭の中では、ずっと同じことを考え続けている。
そんな感覚に、心当たりはないでしょうか。
気づくことが、はじまり
あのとき、思わず振り向いてしまった自分に気づけたことは、今振り返ると、ひとつの転機だったように思います。
好きなことに一生懸命になれるのは、素敵なことです。けれど、頭が休まる時間がないままでは、いつか心や身体に負担がかかってしまうのかもしれません。
そこから私は、少しずつ、切り替え方や自分の時間を持つことについて、考えるようになっていきました。
そのことについては、また次の記事でお話ししたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
