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ワランガルにて ~午前3時にオレンジ売りの翌日

午前3時のオレンジ売りに遭遇し、翌日ワランガル(Warangal)に到着。

地球の歩き方によるとワランガルで安宿ならハナンコンダ(hanamkonda)らしい。

バスチケットを買って、何列にも分かれたバス乗り場の中からハナンコンダ行き乗り場を探していました。

バスの車体をドンドンと叩いている音に振り向くと、別の発車前のバスに乗った男が窓から上半身を出して、

「カハーン、カハーン」
ヒンディー語で「どこ」の意味。

行き先を聞いているようでした。
何か教えてもらうと、「金をくれ」と言われるかもしれないと警戒しましたが、ここまで来ないだろうと大きな声で言いました。

「ハナンコンダ!」

すると、彼は宙に腕で半円形を2つ並べて描きました。
「ここから2つ向こうのバス乗り場!」

私は腕で半円を1つ描き、確認。
「1つ向こうのバス乗り場か?」

彼は、もう一度、腕で半円を2つ描いて「違う、違う。2つ向こう!」

アイコンタクトとジェスチャーで会話成立。

お礼を言って、2つ向こうのバス乗り場に行くとハナンコンダ行きのバスがありました。

インドの公用語は13もあり、首都デリーはヒンディー語、ワランガルはテルグ語が公用語です。
同じインドですが、日本の標準語と方言とは違い、全く違う言語です。ヒンディー語はインド・ヨーロッパ語族に属する北インドの言語、テルグ語はドラヴィダ語族で、南インドの言語です。

あの時、おじさんがテルグ語で話しかけのにヒンディー語だと聞き違えたのか。それとも、おじさんが私に通じるようにヒンディー語で話しかけてくれたのでしょうか。

ほんの1分弱の出来事でしたが、30年たった今もはっきりと覚えていて、記憶のタペストリーとなっています。

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