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アメ車のエアコンが激臭!ボンネットを開けたら「昼食」が出てきた

アメ車のエアコンが猛烈に臭い!原因を調べたら、アメリカンすぎる物が出てきた

車のエアコンから、ものすごい悪臭がする。

この時点で、私ならいろいろ疑います。

エアコンフィルターか。

カビか。

排水部分の詰まりか。

エンジンルームに小動物でも入り込んだのか。

年式の古い輸入車なら、

「これは修理代が高いやつでは……」

と、財布のほうが先に震え始めます。

ところが今回、千原ジュニアさんが明かした兄・千原せいじさんのアメ車の異臭事件は、われわれの想像を軽々と飛び越えてきました。

原因は故障ではありません。

ボンネットの中に、食べかけのアメリカ製ハンバーガーが入っていたのです。

しかも、そのまま日本まで運ばれてきたらしい。

車だけでなく、ハンバーガーまで輸入されていました。(テレ朝NEWS)

「エアコンが臭い」は、車からの障害通知だった

千原せいじさんは、かつてアメリカのシボレー・カプリスという大きな車に乗っていたそうです。

ところが、エアコンをつけると猛烈に臭い。

せいじさんは、

「臭い、臭い、めちゃくちゃ臭い!」

と訴え、車を見てもらったといいます。

この訴え方、障害対応の現場で言えば、

重大インシデント発生です。

監視レベルは警告ではありません。

完全にクリティカルです。

ただし、利用者から入ってくる情報は、

「とにかく臭い」

だけ。

発生時刻、不明。

再現条件、エアコンをつけると発生。

エラーメッセージ、なし。

ログ、当然なし。

影響範囲、主に鼻。

担当者としては、一番困るタイプの問い合わせです。

原因調査の定番コース

普通なら、まずエアコンフィルターを確認します。

次に、カビや汚れ。

外気取り込み口。

配管。

冷却水。

エンジンオイル。

車の異臭には、さまざまな原因が考えられます。

まさか最初から、

「ボンネットの中に食べかけのハンバーガーがないか確認する」

という手順書はありません。

整備マニュアルにも、おそらく書かれていません。

点検項目に追加するなら、

□ エンジンオイル
□ 冷却水
□ バッテリー
□ ベルト類
□ 食べかけのハンバーガー

となります。

最後だけ、車両点検ではなく遠足の持ち物確認です。

ボンネットを開けたら、そこはアメリカだった

そしてボンネットを開けたところ、入っていたのが食べかけのハンバーガー。

なぜそこに入っていたのか。

誰が食べたのか。

いつから入っていたのか。

なぜ輸送前に気づかなかったのか。

謎は深まるばかりです。

ただ、一つだけ分かることがあります。

この車はアメリカから来るときに、

車体。

エンジン。

タイヤ。

そして、前の持ち主の昼食。

これらを一式セットで日本へ運んできたのです。

オプション装備としては、あまりにも生ものすぎます。

アメリカンサイズの車には、アメリカンサイズのトラブルが付いてくる。

さすがです。

ハンバーガーは、なぜボンネットに入ったのか

想像してみます。

アメリカの前の持ち主が、車を整備しながらハンバーガーを食べていた。

電話が鳴った。

ハンバーガーを一時的に置いた。

そのまま忘れた。

ボンネットを閉めた。

車は売却された。

船に積まれた。

太平洋を渡った。

そして日本で、せいじさんがエアコンをつけた。

ここまで来ると、ハンバーガーも大したものです。

人間でも長時間の太平洋横断は疲れます。

それを食べかけの状態で耐え抜き、日本に到着後、強烈な存在感を発揮した。

ただ腐っていたのではありません。

自分がここにいることを、臭いで通知していたのです。

言ってみれば、香りを使った位置情報サービスです。

IT障害でも、原因はだいたい予想外の場所にいる

私はこの話を聞いて、ITの障害対応を思い出しました。

システムが遅い。

通信できない。

データが更新されない。

ログインできない。

最初は、サーバーやネットワーク、データベースを疑います。

技術者が集まり、難しい顔でログを確認します。

CPU使用率。

メモリー。

ディスク容量。

ネットワーク遅延。

アプリケーションログ。

ところが、何時間も調べた末に判明する原因が、

「電源ケーブルが抜けかけていた」

「担当者が設定ファイルを上書きした」

「別部署が本番データを手動で変更した」

「定期処理を誰かが止めていた」

だったりします。

車の異臭も同じです。

高額な修理を覚悟していたら、原因はハンバーガー。

高度な障害に見えるほど、意外と犯人は物理層にいます。

IT用語でいえば、今回の原因は完全に、

レイヤー0・食品問題です。

修理費がかからなかったのは幸運

笑い話としては最高ですが、車の持ち主からすれば、最初はかなり不安だったと思います。

特に古いアメ車。

エアコン関係の修理となれば、部品の取り寄せや工賃で、かなりの出費になる可能性があります。

「これはコンプレッサー交換ですね」

「部品が国内にありません」

「本国から取り寄せます」

そんな言葉を覚悟していたかもしれません。

それが、

「ハンバーガーを撤去しました」

で直った。

修理内容としては、恐ろしく原始的です。

必要な工具も、おそらく特殊な診断機ではありません。

トングか、厚手の手袋です。

修理明細には、

・異臭原因調査
・異物撤去
・エンジンルーム清掃
・ハンバーガー処分

と書かれるのでしょうか。

車屋さんも請求項目に困ります。

しかし、一歩間違えば笑えない

今回の話は笑えますが、エンジンルームの異物は本来かなり危険です。

番組では、首都高速道路のトンネル内で起きた車両火災を取り上げ、エンジンオイルや冷却水などの定期点検を呼びかける流れで、このエピソードが紹介されました。(テレ朝NEWS)

紙や布、ビニールなどが高温部分に触れれば、火災につながる可能性もあります。

ハンバーガーだけではなく、動物が食べ物をエンジンルームへ運び込むこともあります。

最近の車はボンネットを頻繁に開けなくなりましたが、たまには確認したほうがよさそうです。

特に中古車を購入した直後。

長期間乗らなかったあと。

動物が多い場所に駐車している場合。

エアコンや暖房を入れたとき、急に変な臭いがした場合。

「そのうち消えるだろう」

と放置せず、一度点検したほうが安心です。

ただし、整備士に、

「念のためハンバーガーも確認してください」

と真顔で頼んだら、少し変わった客だと思われるかもしれません。

障害原因は、思い込みの外にある

今回の事件から学べることは、車のボンネットには食べ物を置かないこと。

そしてもう一つ。

原因は、こちらが用意した選択肢の中にあるとは限らない。

エアコンが臭ければ、エアコンの故障だと思う。

システムが遅ければ、サーバーの問題だと思う。

仕事が進まなければ、担当者の能力不足だと思う。

しかし実際には、全く別の場所に原因があることがあります。

だから、調査では思い込みを捨てなければなりません。

現物を見る。

現場を見る。

ボンネットを開ける。

すると、ときどき答えがそのまま置いてあります。

食べかけの状態で。

まとめ――アメリカから来たのは車だけではなかった

アメ車のエアコンから漂う、猛烈な悪臭。

高額修理を予感させる症状。

そして、ボンネットを開けて判明した真相。

アメリカの食べかけハンバーガー。

これほど分かりやすく、

「原因は現場にある」

を教えてくれるニュースもありません。

せいじさんが買ったのは中古のアメ車でした。

しかし、実際には前の持ち主の食生活まで付属していたのです。

中古車の販売表示に書くなら、

・左ハンドル
・大型ボディー
・エアコン付き
・食べかけハンバーガー付き
・強烈な芳香機能あり

最後の二つは、今すぐ外してほしい装備です。

車から変な臭いがしたら、まず整備工場へ。

そして念のため、ボンネットの中も確認しましょう。

故障ではなく、

前の持ち主のランチが太平洋を渡っているかもしれません。

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