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「何者でもなかった私が、天下そのものになった日」 ― 豊臣秀吉 自伝  第15章信長の信頼は、重さを持っていた

信長は、多くを語らなかった。

褒めることも、叱ることも、ほとんどなかった。

ただ、

見ていた。

すべてを。

誰が何をしたか。
誰がどこに立っているか。
誰がどの流れに属しているか。

その視線から、

逃れることはできなかった。

墨俣の城の後、私は変わった。

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